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#806 TV論41|24時間テレビ2024 ~愛は地球を救うのか?~

今年も24時間テレビが終わりました。
この番組が終わると、今年も夏が終わったという、そんな感じがしますね。


24時間テレビとは?

「24時間テレビ 愛は地球を救う」は、日本テレビ系列で毎年夏に放送される大型チャリティー番組です。1978年に初めて放送され、以来、40年以上にわたって継続的に放送されています。

番組中、全国の協力施設や街頭で募金活動が行われ、視聴者も電話やインターネットを通じて寄付することができます。募金は、福祉支援や自然災害の被災者支援、国際支援などに使われます。

「24時間テレビ」は、日本におけるチャリティー活動の一環として、多くの人々に親しまれており、毎年恒例の大きなイベントとなっています。


24時間テレビのトピックス

1. 台風の中を走るやすこ

毎回、チャリティーマラソンとして芸能人が24時間マラソンにチャレンジします。
毎年、その年の人気キャラクターが走ることになりますが、今年はやす子でした。つい先日、思わぬ巻き込み事故を食らってしまいましたが、やす子には非は一切無かったので、奴が自滅して終わった感じでお咎めなし。

で、そんなやす子が走ったんですが、日本は未曽有の台風ラッシュ。
「チャリティーマラソンは絶対やる」という番組制作サイドの意志と、台風の危険性という折衷案で、競技場のトラック外周という形になったようですね笑


2. 欽ちゃんのドキュメント

チビノリダーが欽ちゃん役を好演したようですね。
欽ちゃんと言えば、24時間テレビの初代司会であり、司会のギャラを吊り上げて、吊り上げて、吊り上げて、もらった膨大なギャラをすべて寄付したというクソカッコいい武勇伝があるみたいですね。


3. disられる上田の司会

上田の司会の評判があまりよくないようですね笑
僕は移動中の車と、ラストしか見ていないので断片的でしか聞いてないですが、いつもの上田でしたね。邪悪なお兄さんと言われた海砂利水魚時代の上田のそれでした。
これまでが平和なジャニーズだっただけに、お笑い芸人は癖が強すぎたのかも知れませんね。
個人的にはなにも違和感を覚えなかったですし、卓球のラリーでギネスに挑戦しようとして素人がミスった時も、芸人をダメ出しして素人のミスを無かったことにする辺りは流石だなと思って見てましたね。


4. ジャニーズのいない世界

そんな感じでこれまでパーソナリティは毎回ジャニーズタレントが登竜門として登場していました。これまでもSMAPTOKIOKinKi Kidsらが出演していましたが、今年はほぼ無し!
全部あのレイパーのせいですね笑


5. YOSHIKI

YOSHIKIが結構出てましたね笑
ちょうどTVをつけるとRusty Nailをダンスに合わせて叩いていましたし、そのあとやす子のマラソンのラストスパート、いつもなら「負けないで」を流すところを、まさかの!熱い!笑
「お前は走り出す」とかは、確かにマラソンの応援ソングかも知れませんね笑

そんなYOSHIKIも出演はノーギャラ&1,000万円の寄付をしたとのことで、スケールの大きさが垣間見えますね。


6. やすこの乳を触ったオヤジ

もう特定されているんでしょうが・・・妻とか息子とか娘が気の毒ですね。
流石にこの手の愉快犯というかを防ぐのは難しいのでしょう。


そしてやす子がゴールする直前、ゴールテープを泣きながらフワちゃんが持っている展開を期待していたんですが、残念ながら無かったですね笑


7. チャリティーの是非

そして毎回問われる「チャリティー番組」としての在り方ですね。

少し前に24時間テレビで集まった寄付金を着服した社員がいたので、更にこの募金に関する是非に関してはかなり問いただされています。


多い意見としては「チャリティーなのでノーギャラでやるべき」という意見。他には「この番組を作る制作費を募金すればよい」という意見や、「障碍者を見世物にするな」とか、「感動の押し売りはやめろ」という意見、そして「もうマラソンは辞めろ」という意見、色々ですが・・・正直、何にそんな怒っているのかわからないですね笑
もっとピースに行こうよと思ってしまいます。

「チャリティーだからノーギャラで…」という意見は、YOSHIKIとかが言うなら理解できますが、関係ない人が言うのは違和感ですね。
そして、「製作費を募金…」に関して言うと、この番組に意義が無いとは僕は思いません。

やすこが児童養護施設出身だったことや、世の中に児童養護施設はたくさんあることなど、今回の番組が切っ掛けで多く人の関心を集め、心に残せた時点で意義があると思ってますし、それをテレビを利用して伝えるのは意義はあります。
そもそも全てが清廉潔白というか、清貧である必要も無いでしょうし。

仕事として、プロフェッショナルな仕事で、世の中を問題提起し、視聴者を喚起させて、寄付を集めるという行為を批判するのも違う気がしますし、その結果しっかりと内容が届いたり、結果を出せたのであれば、プロにその対価(ギャラ)を支払うことが悪だとは僕は思わないですね。

とにかく、なんでみんなそんな怒ってるのかが分からないですね。
サライでも聞いて落ち着いて欲しいものです笑


まとめ

そんな感じですが、この文化はずっと続いてくれていいと思っています。
やはり1年に1度はチャリティーを体験したいし、サライを聞きたいし、夏の終わりを感じたいので、来年以降も批判を黙らせる番組を作って欲しいですね。

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