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#723 TV論37|やべっちFC

本日は日本のサッカー界のレジェンド的番組ある「やべっちFC」について紹介しますが、まずはこれを聞きましょう!
テレ朝のサッカー公式アンセムですが、やべっちFCと言ったらこの曲ですね。


やべっちFCとは?

「やべっちFC〜日本サッカー応援宣言〜」がテレ朝で始まったのは2002年4月、日韓ワールドカップが行われた年ですね(もっと昔からやってる印象ありました)

93年にJリーグが開幕したころは「Jリーグ A GO GO」とか、いろいろな番組がありましたが、気付いたらサッカーニュースはどんどん無くなっていき、唯一僕らが楽しみにしていたのはTBSスーパーサッカーでしたね。
(もしくは"すぽると"のマンデーフットボール)

インターネットもない時代、僕らはこの番組か、翌日の新聞でサッカー結果を知るというアナログな時代を生きていました。

そんな感じでスーパーサッカー1強だったこの時期に、やべっちFCが新規参入したんですが、気付けばスーパーサッカーが失速(自滅に近い?)し、やべっち1強時代が訪れました。
テレ朝で代表選をガンガン放送していたのも大きかったですね。


やべっちFCの魅力

1. 日曜深夜という時間帯

Jリーグが行われるのが土曜と日曜なので、週末に開催された全試合のハイライトが見れたのは良かったですね。土曜の深夜に放送されるスーパーサッカーでは「日曜の試合のハイライトを流せない」という致命的な弱点がありました。
更には時間変動があれど、基本日曜の23時半くらいからの放送で、ちょうど寝る前に見れたのも大きかったですね。
(スーパーサッカーは改変後は、火曜の深夜1:30とかの狂った時間帯でした)


2. 矢部が上手い

矢部が普通にサッカーが上手いんですね。
めちゃモテで、ジーコとフットサルをやっていた時から上手かったですが、この番組始めてから、一流サッカー選手と触れ合い、フットサルなども行うことで大人になってから上手くなった感もありました。
リフティングとかで、プロからの宿題を普通にこなしてましたからね。これは大したものでした。


3. ライバルの失速

やはり、スーパーサッカーが失速したのも追い風になった感じがしますね。
前述の通り火曜の深夜なんて誰も見ないですし、迷走時期にはスーパーサッカーという番組の中で野球とか他のスポーツを紹介していたり、自滅に近い感じでスーパーサッカーの視聴者が流れ込んできたのも大きかったと思います(僕もそうでした)


4. 企画が秀逸

毎回エンディングで、サッカー関係者のゲストが30秒程度挨拶する「ハーイ!やべっち」は毎回楽しかったですね。
昇格したチームが出たりするのは趣がありましたし、ここで挨拶するのがJリーガーたちの登竜門だったと思われます。
他にも鍋を囲んでゲストにまつわる質問をする「なべっちFC」も良かったですし、リフティングの宿題とかも楽しかったですね。

各チーム選手がシーズン開幕前にキャンプを取材する「デジっち」はあんま琴線に触れなかったですが・・・笑


5. 前田アナと竹内アナの存在

下手に通ぶらず、等身大でアナウンサーとして華やかに番組を盛り上げてくれましたね。絶妙なポジショニングで以上に良かったのではないでしょうか。


惜しまれつつ番組終了後には・・・

そんなやべっちFCが惜しまれつつ2020年に番組終了したんですが、Jリーグの放映権をGETしたDAZNが、この番組を再現するという粋な企画を行い、やべっちFCは「やべっちスタジアム」として生まれ変わりました。

残念ながら民放では放送されていないので僕も見たことは無いのですが、こうして番組が形を変えて残るのは非常に嬉しいですね!


まとめ

最近はYouTubeやDAZN、AbemaTVなどの動画配信サイトでサッカーハイライトを見ることができるようになりましたし、何よりサッカー代表選の放映権の高騰などもあり、サッカーを民放で見るのが難しい時代になってきてはおりますが・・・

やはり民放でもガンガンJリーグを盛り上がて欲しい所ですね!


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