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最優先事項を優先する②(7つの習慣 第3の習慣より)

今回の記事は『7つの習慣』のうち、第3の習慣に関して第2弾です。
内容は難しいですが、お時間がある方はぜひ。

前回の記事はこちらから

前回のおさらい

前回は
《最優先事項》とは何か
② それを取り組むには強い意思を必要とすること
《最優先事項》を理解する上で必須な時間管理の考え方
について述べました。

簡単におさらい(と付け足し)を ↓ ↓ ↓


第2の習慣(前々回の記事)で私は人生を主体的に生きるために、ミッションステートメントを作成し、自身にとって大切な価値観・原則を設定しました。
今度はそれを行動に移します。

ミッションステートメントを行動に移すには、自身を効果的にマネジメントして、1日24時間という限られた時間の中で、個人にとって大切である行動のための時間を生み出す必要があります。

その効果的なマネジメントこそが【最優先事項を優先する】ことです。

最優先事項を意識して日々の行動をコントロールすれば、自分の目標や夢に近づくための行動を継続できます。

つまり《最優先事項》とは
日々の行動のうち、自身のミッションステートメントを基に定めた、自身の価値観・原則に従う行動
といえます。

しかし、私たちはその最優先事項を避けようとします。

「やらなきゃいけないのは分かっているけど…」
と思いつつも面倒に感じ、あるいは他の誘惑に負け、行動に移せない経験は少なからずあるのではないでしょうか。

最優先事項に取り組めないのは、
 ① 自分の将来的な目標が明確でないから
 ② 自分の価値観・原則を理解していないから
 ③ 上記が整ったとしても、自分を御しきれていない
という原因があります。

逆に言えば、自分の価値観や原則をはっきりと分かり、自分自身を律する意思の強さがあれば、大きな目標でも達成に近づけるということです。

①と②は「第1,2の習慣」の内容ですのでここでは割愛し、③を克服するために理解しておくべき時間管理の概念を説明します。

どのように時間の使い方を考えたら、自分の心を制御し、本当にやるべきことに向かえるか。

下図を用いて説明しました。
図の右上、第Ⅱ領域が最優先事項に当たります。(P.200より)

ご覧の通り、第Ⅱ領域は「緊急ではないが、重要なこと」です

心得ておくべきは、この領域の時間は
向こうからやってこない(=自分で向かう必要がある)
ということです。

痩せたいと思えば勝手に痩せるでしょうか。テストで良い点が取りたいと願うだけで勝手に頭が良くなるでしょうか。

もちろん、Noですよね。
痩せるには運動すべきですし、テストで高得点を得るには勉強しないといけません。それは主に自発的な行動です。

第Ⅱ領域に当てはまる行動は基本的に自発的なものであり、さらに何か犠牲を払ったり、苦労を伴うものが多いです。
だがそれが重要!と思うことこそが、≪最優先事項≫を取り組むうえで大切なマインドです。

以上、おさらい+αでした。

最優先事項を定める効果性

本書に以下の記述があります。

第Ⅱ領域の時間管理は、人生を効果的に生きることを目的としている。
正しい原則の中心に従い、個人的なミッションを認識し、緊急の用事だけではなく、自分にとって重要なことにも目を向けて生活し、Production(成果)とProduction Capability(成功を生み出す能力)のバランスをとりながら、PとPCの両方を高めていくことである。
第Ⅲ領域や第Ⅳ領域という些細な事柄に埋もれ、毎日の時間を費やしている人にとっては、安易な覚悟で取り組めるものではない。
しかし、達成しようと日々努力しているうちに、やがて個人の効果性に驚くべきインパクトをもたらす。(P.215)

漫然と受け身で生きるのではなく、自分の人生に価値を見出し、軸となる考えをもって、目標が達成できるように効果的に時間を使う。

その努力を毎日続ることが大切だと思います。

私もここ数カ月は第Ⅱ領域の考え方を念頭に置いて過ごしていますが、同じ1日24時間にも関わらず、自分の行動の幅が広げられたと同時に、今まで非常に勿体ない時間の使い方をしていたことを後悔しました。

真剣に取り組んでみて、この最優先事項を定める効果性がわかりました。
気になる方は本書を手に取ってみて下さい。

私の最優先事項例

私が日々どんなことを最優先事項を定めて行動しているか。四領域の図を用い簡単に例示します。

例えば第二領域に語学学習があります。今は英語を勉強中で、毎朝行きの電車内で英単語とリスニングを勉強しています。

朝、電車に乗ると(あるいはホームで待つ時から)SNSやゲームアプリ等を起動したくなります。
その衝動を堪えスマホではなく単語帳を取り出し、その日のノルマをクリアするよう心掛けています。
(と言いつつもサッカーの試合結果ぐらいはサッと見ますが)

一例ですが、自分なりに【最優先事項を優先する】を実行しています。

(ちなみに応援するのはChelsea)

※補足:第Ⅲ、Ⅳ領域がすべて悪いとは思っていません。息抜きも必要でしょう。しかし、それに時間を割きすぎていることが問題なのです。


最優先事項に取り組んでみる

あくまで私が紹介したいのは効果的な人生を生きる原則であり、ライフハックでは断じてありません。
しかし抽象的なことでは伝わりにくいのも事実なので、私が活用しているツールを、参考例のひとつとして紹介します。

私は毎週金曜日に、次の土曜から始まる一週間の行動指針を簡単にまとめています(なぜ土曜かは今後のブログにて)

下記のような表を、スプレッドシートで作成しています

その後、この内容をGoogle Calenderに落としんで、平日の夜と土日にその行動をとる時間を設定します。

本ブログもこの時間管理の中で書き上げており、平日夜の時間を活用しました。

折に触れてこの表を確認し、自分の週内における目標がどのくらい進んでいるかをチェックし、進捗状況によってはリスケジュールをして目標をクリアするようにします。


終わりに

今回は最優先事項を優先することについて、自身の例示もしながら説明を試みました。
難しい内容なので伝わっているかどうか不安ですが、、

コロナのもと、私たちは自身の時間について大きく問われた1年であったかと思います。
自粛して思ったのが、かなり自分がまわりの状況に振り回されていたなということです。
逆に一人で物事に集中できる時間を創れたことで、本書の考え方を参考にしながら、自分自身によい投資ができたように思います。

この記事が、今一度各個人の日々の時間の使い方を振り返るきっかけとなり、より前向きな方向に人生を進む一助となれば幸いです。

本書の内容はもっともっと深いのですが、取敢えずこのあたりで。

引き続き今後も発信します。宜しくお願い致します。

それでは


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