【実践2日目】『7日間で突然頭がよくなる本』は本当に頭がよくなるのか?
2日目 ~やること把握~
『頭がよくなるためのボキャブラリーを増やそう!』
学びパートだ。
やることはシンプル。
2日目 ~実践~
①哲学史を理解する
本書で、ひたすら哲学史の解説をしてくれているので、内容をまとめつつ理解を進めてみようと思う!
※内容は僕なりの解釈で再編集しています。
~古代ギリシャ~
ソクラテスが相手を質問攻めしてたら、相手の回答がどんどん本質的になっていった。
これが哲学の手法として確立された。
#知ったかぶりするな #批判的に考えろ
弟子のプラトンがこれを引き継ぎ、イデア説を完成させた。
※イデア説=物事の本質は理想の世界にある
プラトンの弟子アリストテレスは逆で、現実にこだわった。
~中世~
キリスト教が幅を利かすようになった。
キリスト教×哲学のコラボが盛んに行われた。
そこで2人の成功者が誕生、そして対立。
プラトン派のアウグスティヌス
「世界は理想と現実の2つにわかれる」
VS
アリストテレス派のトマス・アクィナス
「現実の可能性が、目的に向かって成長していく」
~近代~
デカルト
「我思う、ゆえに我あり」
こう言って、『私』の意識中心の哲学を発見
#主観と客観の分離
この『私』の意識がどこから来たのかで対立。
デカルト「生まれつきだよ」
VS
ベーコン&ロック「経験だろ」
この対立に終止符を打ったのがカント。
カント
「人には認識できる世界と、できない世界があるのである」
#時間と空間 #カテゴリー
※なんでこれで終止符打たれたのかはよくわからない。
※あとがき:どうもカントは「どっちも正解!」と言ったみたい。
僕たちは感覚的経験を通じて外界を認識するけど、その経験を整理して理解するために、僕たちの心には「時間」や「空間」といった先天的な枠組み(アプリオリな概念)が備わっているのだと。
カントが凄すぎて、出身国のドイツが近代哲学の中心地に。
そしてドイツのヘーゲルが近代哲学を完成させた。
#弁証法
~現代~
現代思想は、完成された『私』の意識を中心とする近代の哲学を乗り越えようとするプロジェクト。
近代哲学は、『私』の意識を中心として、1つの確固たる答えに向かう傾向があった。
現代思想は、1つの答えを求めようとしない。むしろ近代哲学の傾向を危険視。
フランスのデリダやドゥルーズがその旗手といえる。
②哲学概念の学び方を把握する
哲学概念は、物事の本質を掴むうえでの分析ツール
必須10個と+α20個
※ここですべて紹介してしまうと、あまりに多すぎるので必須10個だけ記載します。
・カテゴリー:物事を階層的に分類する
・主観と客観:主観と客観に分けて考えてみる
・時間と空間:物事を時間軸と空間軸の図表の上に位置付ける
・イデア:物事には目に見えない本質がある
・運動として捉える:静止しているものを運動の途中と考えてみる
・弁証法:マイナスをプラスに変える発想をする
・差異として捉える(否定弁証法):差異を重視する
・構造主義:物事を構造の中で捉える
・因果関係:物事を原因と結果という関係の中で把握する
・人間にとっての意味:人間にとってどのような意味があるのかという視点
2日目 ~感想~
哲学史を学ぶと意外な気付きで、例えば主観と客観と聞くとデカルトが思い浮かぶようになった。
「我思う、ゆえに我あり」と。そうすると芋ずる式で、経験主義と合理主義の対立だったり、どっちも大事だよね~といったカントが出てくる。
知識って、こうやって広がっていくんだ。
これって、一つ一つの言葉の解像度なんだと思う。
頭のいい人って、言葉を非常に大事にしている人が多い気がしてて、それは明確に自分の中で高い解像度の理解があるから、差異が明確になって気持ち悪いんだと思う。
じゃあ、その解像度ってどうやって作るの?って話が歴史を学ぶことだし、言葉についてきちんと考えることで、どうやって考えるの?に対する答えが哲学概念を通して情報を整理・分析するということなんだと思った。
面白いね。