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五感を味わい、いまここを生きる

おはようございます

全ての家庭と
エッセンシャルワーカーと
日本に(欲張り)
対話を届けたい たけちみり です

わたしはいま、
地元の愛媛県にいます

脳性麻痺となり、亡くなった娘の
十三回忌のために帰ってきました

娘の生きた1年9ヶ月と
娘が生まれてからの約14年を振り返り
私が感じた『生きること』を
綴っておこうと思います

ご褒美 ご褒美!

地元に帰る時、我が家3人は
いつもバラバラに過ごす

子どもは元夫の家に泊まり
夫は地元の友人と過ごし
(中学以降は愛媛に住んでいたから)
私も地元の友人と過ごす

各々が好きに時間を過ごすのが
帰省時の我が家の在り方だ

わたしは、というとコーチングに燃えているので
今回はコーチング関連の方と会う約束をしていた

この方と話すと
わたしのやりたいことの解像度が上がりそう!
繋がりが拡がりそう!
と燃えていたのだが

会う約束をしていた方から
急遽会えなくなったと連絡がきた

ありゃま
と急に空白になった自分の時間をどう過ごそう?
と考えていた時
ふと、ひとりでいい宿にでも泊まるか
という考えが湧いてきた

1人にしては贅沢かな…?
という思いとせめぎ合いながらも
一度湧いてきたアイディアが収まることはなく
『まぁ、ご褒美ご褒美!』
と言いながらポチッと予約ボタンを押した

姉妹で讃えあう夜

私と姉は、
生死に関わる何かの節目の時
(訳ある召集、相続的な事務作業や法要など)
いい食事の摂れる いい宿に泊まるというのが
お決まりだ

名目としては
『いやぁ、我々様々なタスクやりきったよね!自分たちにご褒美だよ』
『美味しいご飯とお酒飲みながら、故人の話をしようじゃないか!』

そんな、お金を使う言い訳ともとれるようなことを
2人で出しつつ予約をする

『あの時は、あなたがいてほんと助かったよ』
『2人だったから乗り越えられたよね』
『あなたは唯一無二の世界一の親友だよ』
と2人で讃えあい、労いあいながら
美味しいお酒と食事を頂きながら過ごすあの時間は
我々姉妹にとっては欠かせない時間だ

母方の祖母が亡くなった時には
この習慣に母を巻き込み
(両親が離婚しているため父方の親戚関連はいつも姉と2人でこなしている)
家族水入らず、女3人でとても良い時間を過ごした

今回のこれも、まさにそれだなぁと思った

いつもは空間や自然、料理、お酒の美味しさを
姉と共有するのがお決まりだが、今回は1人だ

さて、どんな時間になるものか
と思いながら、宿を訪れた


14年と、いま ここ

法要を終えた後、ひとり時間となったため
松山から離れ、内子を訪れた

内子座


宿は1人にはとても良い
自然と人の温かみを感じられる居場所だった

しんとした空気の音と自然の音に耳を傾けながら
娘に思いを馳せ、時を過ごした

娘を妊娠してから今ここまでの長くも短い時間を
ひとりでじっくりと味わっていく

娘のおかげで、今の私があるのだと
改めて感じた

今の生き方は娘に贈ってもらったものだ
そう思うとボロボロと涙が止まらなかった

https://stand.fm/episodes/65a2513aace2c30d4c312e21

(☝︎わたくし、超思考型でして
文字で綴ると淡白になり感情が伝わりづらくなるため、声でのこしておきました)

娘との時間を味わいきり
ひとしきり泣いた後
食事へと向かった

五感を味わうこと

ひとりでの滞在ではあったが
食事の席は2人席であったため
なんだか娘と2人で食事をしているようだった

生きていれば14歳
もう立派な大人なっていることだろう

もしかしたら
好きな人の話で盛り上がったかもしれない

娘は嚥下(のみこむこと)ができなかったので
お腹に穴を開けてそこから母乳や流動食を入れていた

いろんな味を娘に味わって欲しかったなぁ

美味しいね、と椅子に座る娘を思いながら
食事をいただいた

五感を順番に使いながら
丁寧に味わっていく

そう思うと、我々人間は
体があるからこそ五感を味わえるのだなぁと思う

ゲシュタルト療法では
『実存は本質に先立つ』とし、
『今、ここの体験こそが現実である』
と言われている

第六感なるものこそ、もしかしたら死してもなお感じられるものなのかもしれないが
五感は身体があるからこそ味わえる、生きている証だ

私たち ひとは、身体を通して様々なことを体験し
味わえるものを存分に味わうために
身体をいただき、生きているのだと思う

そう思うと『ご褒美ご褒美!』と言い
良い食を!良い空間を!良い自然を!
と必死にそれを求めていた私たち姉妹も
死と対峙したあとに
『生きている』ことを確認したかったのかもしれない

目に良い美しい空間
耳に良い自然の音
手触りの良い作り込まれたものたち
舌に良い丁寧に作られた食事
鼻に良い天然の香りたち

これらを存分に堪能し
『生きてるね』
『生きていこう!』
と、イマココを味わいながら
今後の人生を語り合う私たち姉妹、親子の時間は
頭で考えるのではなく
身体から私たちの命からのメッセージを受け取る
とても必要な時間なのだと思う

とても良い居場所でした!
お食事が特に最高だった!!

今回この時間を過ごせたのも
予定がキャンセルになり、そしてその時の直感を実行したからでもある

何かせねば!と躍起になったり
不安になることもあるかもしれないが
『そのとき』は必ずくるし
自分の身体は答えを知っているのだ

その運命にただただ漂えば良い

それに気付けるようアンテナを立てておくことが
大切なのだと思う

今年は
自分の身体で感じる五感からのメッセージを受け取りながら
(つまりは自分の使命や天命を受け取りながら)
いまここを生きていこうと思います

おまけ。

今年のおみくじ、なんと『凶』でした

凶ってあるんだね

住職に、『凶でした🤣』とお話しすると

『いまここが凶なので、ここからは昇っていくだけという意味ですよ。』とのこと

今最高に幸せなのにこれ以上昇るんですか?!と
キャッキャと盛り上がりました。

これ以上幸せになるなんて
2024年はすごい年になりそうです…!!✌︎

THE COACH Academyで教わったコーチングマインドを日本に広めていくのが目標なので

今年は、1on1から組織へと活動の場を移し
日本にどんどん、広めていこうと思います…!!

た、たのしみ…!!!!


最後まで読んでくださり
ありがとうございました☺️

今回泊まった宿はこちらでした
お世話になりました!!🌅


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