古草紙昭和百怪14 令和3年神無月「教祖様はもと赤線業者」(「アサヒ芸能」 昭和36年)/ 霜月「瀕死の病人も生き返る不思議な靈波」(「週刊事件実話」 昭和36年)
「教祖様はもと赤線業者」(「アサヒ芸能」 昭和36年)
昭和の御宇にも八卦見や拝み屋の記事は少なくなかったものの、何せ似たり寄ったりなので、わざわざ取り上げる程の内実に乏しいのは確か。今回、超自然と色道との交錯が新味かと。「関西特信 教祖様はもと赤線業者」(「アサヒ芸能」 昭和36年4月16日 徳間書店 78~80頁 写真4点 B5判)は、柱(リード)に曰く「赤線業十年というソノ道のベテラン女性が新興宗教の教祖となって大繁盛している。…、お得意の判じものは人性相談とあって、連日押すなオスナ。」
以下、約2700字 四百字詰7枚 図版2点
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