【育児と遊びの狭間で】第1回 妊娠期のゲーム事情
じつは2022年にパパになっている筆者が、赤ん坊との育児と、自身の遊びや生活について語っていく「エッセイ」である。ちなみにここでの「エッセイ」とは、著者の好きなことを書くことであり、日記を少し工夫している、くらいに捉えていただきたい。
著者であるこたろは、現在38歳の会社員。
結婚5年で0歳児の娘ができてから、趣味であったテレビゲームがほとんどできていない。
これがこれから語られていく「エッセイ」の中身や本質であって、ほぼすべてである。
どれだけ遊び(ゲーム)ができていないのか、どう発散しているかなど、ゆるいゲーム好きのパパやパパ予備軍にとって(?)育児の参考や反面教師にもなるだろうと思い、筆をとった。言っておくが、育児など頑張ろうとしているがダメパパであることは自他共に認めざるを得ない。
ここものちに語っていきたい。
定期的な連載を目指しつつ、今回は前談として、妊娠中の妻との休日の過ごし方からまとめていこう。
⬛︎妊娠中に一番遊んでいたゲーム
2022年春。娘は10月生まれなので、妻のお腹が少し出てきたな、と感じている頃。
ゲーム的な世間(加えてニンテンドースイッチ人気、前作人気も相まって半ば国民的な意味合いで)は、夏に控えた最新作『スプラトゥーン3』が待ちきれないような気配があった。そんな中、我が家で休日に遊んでいたのは、ヤクザがヤクザとやり合うゲーム。セガの『龍が如く7』だった。
コロナ禍で、まだじっとしていた2021年ごろから、同じくセガの『シェンムー1・2』を遊び直しており、次に奇跡の新作『シェンムー3』、その後シェンムーの後継作品ともいえる『龍が如く極』を遊びはじめ、シリーズの順を追ってプレイし続けた結果、あれよあれよという間に2022年春ごろまでには、最新作『LOST JUDGEMENT』『龍が如く7』クリアまで到達したというわけだった。
⬛︎「龍が如く」は連続テレビと同じ感覚
この『龍が如く』のプレイをするのはほぼ私で、妻は観ているだけ。そして中身に関しても2人とも完全クリアは求めておらず、主にメインストーリーを追いかけるだけ。それぞれの作品ごとに十数時間のストーリーを楽しめて、まるで連続ドラマを観ているような感覚で、暇さえあればとシリーズを遊び続けた。
それこそ連続ドラマも今でもよく観ているが、ゲームにはそれを超える膨大なシリーズやサブストーリーがあり、時には自らの手で困難を乗り越えていく必要がある。そんなインタラクティブな体験は他にはないのではないだろうか。
といった感じで、お菓子をつまみながらゲームに興じていた、いわゆる安定期というものだった。(ただ、安定期といっても本当に安心できる安定期など存在しない、ということだ。)
⬛︎ 週末散歩とゲーム
夫婦でテレビゲーム以外にしていたことといえば、週末の散歩である。
妊婦といえども適度な運動が必要で、医者にも求められる。食事も赤ちゃんの分までたくさん食べたほうが良いということもなく、食べすぎず普通に健康な状態を求められるのだ。
われわれ夫婦は、数時間かけて近所の歩いたことのない道を歩いたり、買い物をわざわざ少し遠い場所にしてみたり、電車で出かけたついでにひと駅歩いて帰ってみようといった具合で、これまでしてこなかった開拓をしていったのだが、これが思いのほか楽しかった。
もちろん、ここでも私はゲームを欠かせない。ドラクエウォークをはじめとする位置情報をつかうスマホゲームだ。迷惑のかからない範囲ではあるが、「じゃあもう少し先まで歩こう」などと、いい健康効果も生んでいる。
さて。こうして妊娠中の出来事を書いていても、ゲームと私は切っても切り離せないのだな。と思ったりもするのである。
では、いっそのこと、生活を記事にしてしまおうということで始まった企画であるので、今後も更新は続いていく。皆様にはこのコンテンツと末長くお付き合いいただきたい。