わたしの花ジャケレコード
昔から、花に纏わるものが無条件ですきだ。
花柄のワンピース、花刺繍のビンテージのブラウス、花柄のスカーフ、花器、Georgia O'Keeffe、植物図鑑、Karl Blossfeldt、小津安二郎やカウリスマキの映画に必ず出てくる花(映画についてはまたお話しできたら)、花の飾ってあるお店etc
夫との初めてのデートのときに、当時大学生の彼が金髪ロン毛に花柄の派手なシャツを着ていて(いま考えるとめちゃくちゃ派手で、あれはアリだったのか?と笑っちゃうのだが)
「おお!イケてる!」と思ったのも、なんだか青臭くて懐かしい。
まぁとにかく花や植物に纏わるものが無条件にすきなのだ。
そして地味にコツコツと集めているのが、花ジャケレコードである。※その名の通り花がジャケットにあるレコードのこと
「花をメインのジャケットにしよう!」
「ちょっと花でも持ってみる?」
「このあたりに花でも入れとこ」
「無地だと地味だから花柄の服でも着てみます?」
のようなやり取りが、世界のどこかで繰り広げられて、作品に取り入れられたことを考えると非常に愛しい。
皆、知らないだけで花ジャケレコードというのは、意外にも世の中にはたくさんある。
それだけ花や植物という存在が
人々の生活や、アーティストのインスピレーションの源だったり、身近にあるものなのだとわたしは思っている。
今回は、わたしの花ジャケレコードの中でもお気に入りを"好き勝手に"紹介させていただきたい。
花がジャケットのメインになっていたり...
花柄の服が目を惹いたり...
色っぽいきれいなお姉さんと花...(最高の組み合わせじゃないか!)
そしてやたらとアンスリウムが使用されているのだ(なぜかは知らない)
髪の毛につけちゃったりね...
花のイラストシリーズもたくさんあったり...
「もうなんでもアリじゃないか!」
という声が聞こえてきそうなものもあるが
花ジャケというのは花(もしくは植物)に纏わるものなら、なんでもアリという広義のもとに集めているので、良いのだ。
いまはLaura NyroのThe First songsを探している。
真っ赤なベースに一輪の植物画のバラが描かれていて、シンプルかつLauraぽさが伝わる素晴らしいアートワークである。
また植物画というところも非常に洒落ている...
FAMの店主に
「イケてる花ジャケないですかね〜」と聞いたら
「お!あれは?ローラニーロのファースト!」とすぐさま教えてくれた一枚である。
手に入れたいレコードは
「どこかに無いかな〜」と頭の片隅に置いておきながら
忘れた頃にひょんな場所で出会えたときは、やはりぶち上がってしまう。
よく行くレコード屋、旅先のレコード屋、ふらっと寄ったレコード屋、初めて行くレコード屋
一枚一枚聴くたびに
「これは確かあのお店でこんなことを思いながら買ったな〜」
とふと振り返りながら聴くのがすきだ。
どこかでイケてる花ジャケを見つけた方は
「なんか花屋の人 花ジャケ探してたな〜」
なんて思い出して、教えていただけたら大変うれしいです。
わたしの花ジャケレコードはこれから先も増え続けていくだろう...
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