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【映画感想文】ビデオゲーム素人目線でも十分楽しめる「フリー・ガイ」

 ビデオゲーマーズにつっこまれる危険性感じたので、ゲーマーズたちのツッコミを予想しながらこの感想文を書く。

一 「ゲーム知らないくせになんで『フリー・ガイ』観るの?」

 理由は、一人映画館好きの私は、いつも予約人数少ない映画を観る。「フリー・ガイ」公開の翌日、ちょうどスケジュール空いてるので、朝8時という人少ない回を予約した。

二 「『フリー・ガイ』の予約人数少ないわけがない!」

 そうね、予約時点は一人で一行制覇できそうな感じだったが、まさか直前に予約が殺到したそうで、実際入ったら人めっちゃいた。

三 「つまり、予約して後悔した?」

 ぜんぜん。ビデオゲーム詳しくないが、上映前にCM見て、画面が華麗でおもしろそうだから買っちゃったもので、結構期待している。

四 「素人として内容ぜんぜんわからないじゃない?」

 ガイの日常から始まった物語。ガイはゲームにいることなど、話の流れからだんだんわかる。ガイは、設定のまま生きている。つまり、マネキンみたいなもの。そもそも、マネキン設定だから。背景人物として、設定は運命のようなものだ。毎日繰り返しそのままでも問題なさそうだけど、あるきっかけで、彼の目が覚めた。そして、設定に疑いを持っている。好きな女のために反抗しはじめ、ゲーマ―ではないのにゲーマーと同じレベルアップしようとしている。一人の目覚めで、結局数多くの背景人物の目を覚まらせた。

 ガイだけではなく、ゲーム内の話だけではなく、我々は実際、規定のルールに従って生活している人間そのものかもしれない。表から見て安定な生活だとしても、裏には我々が見えない変化は日々起きれいるかもしれない。ガイみたいに、好きな女というきっかけがないかもだが、「フリー・ガイ」こそ、我々は目覚めるきっかけになるかもしれない。常に危機感を忘れず、自分らしい人生を書き出すことが、ガイが教えてくれた重要なもの。

 だから、本当に本当に、素敵な映画。

五 「どうせゲーマー目線から見る『フリー・ガイ』の魅力が知らないくせに。」

 この映画見たら、ビデオゲームってこんなに素敵なんだとか、ビデオゲームでの背景となる人物はこんなに素敵なんだとか、ゲームのことをもっと知りたくなる。特に、我々ビデオゲーム素人として、ゲーマーズと比べて一つの優勢が持ってる。それは、これからビデオゲームの話になったら、誰よりも早く、背景人物という、ゲーマーズにとってどうでもいい存在かもしれないところから関心を持つこと。ゲーマーズは、ゲーム自体に興味持ってゲーム始まったかもだが、我々はおそらく、背景人物という斬新な切り口から、ゲームのことを好きになる。

 それがすべて、「フリー・ガイ」が教えてくれたもの。ごく普通の人でも、自分の人生では主役なんだから。

 さあ、ゲーマーズの皆、仲間に入れてくれ!

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