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週刊青井 #230620

週刊青井は、booost technologiesの代表青井がネットゼロ、ESG、サステナビリティの分野において、気になるニュースをPickし、毎週月曜日に皆さんにお届けするコーナーです。

Berkeley earthによる温暖化の最新状況とSBTiのBVCMガイダンスについて

今週はBerkeley earthによる温暖化の最新状況とSBTiのBVCMガイダンスについて取り上げたいと思います。

Pick Up ①
2023年6月19日 Berkeley earthによる地球温暖化の最新情報

https://berkeleyearth.org/may-2023-temperature-update/

参考リンク

以下は、バークレー・アースの2023年5月の分析における地球の気温状況の概要です。

世界的に、2023 年 5 月は 1850 年の記録開始以来 3番目に暖かい 5 月でした。2023 年 5 月の世界の平均気温は、産業革命前のベンチマークとしてよく使用される 1850 年から 1900 年の平均を 1.31 ± 0.10 °C (2.36 ± 0.18 °F) 上回りました。

また海洋の温度は、測定された期間で2023年が一番高くなる確率が87%と非常に高いということです。また2024年の地球の平均温度は23年よりもさらに高くなるという記載があります。

Pick Up ②
2023年6月19日 SBTi BVCMガイダンスに関する通知

そんな中、SBTiよりBVCM(バリューチェーンを超えた緩和)に関するガイダンスに関する通知がありました。

https://sciencebasedtargets.org/news/the-sbti-launches-six-week-public-consultation-on-beyond-value-chain-mitigation

参考リンク

SBTガイダンスから抜粋すると、BVCM(バリューチェーンを超えた緩和)とは、「企業のバリューチェーン外にある緩和措置または投資。これには、企業のバリューチェーン以外の活動で、温室効果ガスの排出を回避または削減したり、大気から温室効果ガスを除去および貯蔵したりする活動が含まれます。」と示されています。

つまり、自社のバリューチェーンだけでなく、その外におけるGHGの削減、吸収、緩和に関するガイダンスとなっています。こちらは、2023 年 6 月 19 日から 7 月 30 日までの間、意見を募集しており、その後正式に公表される予定とのことです。

1.5℃シナリオを実現するためには2025年の排出量をピークとして毎年削減していくことが求められます。しかし、多くの企業においScope3は概算算出や未着手というのが現状です。自社、自社グループ、バリューチェーンの排出量の現状を正確に把握するための時間はあまり残されていません。

弊社のプロダクトを導入されて、先進的な取り組みをされているNET‐ZEROリーダーの取り組みの一部を弊社HPにて公開をさせていただいております。
是非一度ご確認いただけましたら幸いです。
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