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好きだから離れる。

2月、別れを告げた。
自分から好きになった初めての人。
精神的に苦しく、どん底にいた自分を救ってくれた唯一の存在。

彼女は、どんな些細なことでも全力でやる。
結果がどうであれ、自分を犠牲にしてでもやり遂げようとする。
そんな彼女を尊敬し、好きだった。

その状態が彼女の限界であったことに気づかずアタックし、付き合った。
なぜ気づかなかったのだろうと後悔している。
お互いに苦しまずに済んだはずなのに。

当時の僕はアルバイト(塾)においてリーダーとして運営側に回り、仲間の講師の働く環境を改善しようと奮闘していた。
教室長の要望、教室のあるべき姿、講師の要望を叶えるために組織開発をしていく役割を担っていた。
こんなことができるほどの教室になるまで相当過酷な改善があったのですが、また別の時に...

そんな状況を1人で誰にも頼らずどうにかしようとして
ズタボロになっていた僕に一喝したのが、彼女。

「何を1人でやろうとしてるの?そんなに私は信用ならない?」

そんなつもりは全くなかった。
むしろ何でそんなことも考えられなかったのか、不思議なくらいに...
自分でやらなければならない仕事だと勝手に決めつけていた。

めちゃくちゃ頼った。
めちゃくちゃ楽になった。
めちゃくちゃ良かった。
そして、自分にガツンと言ってくれた彼女に惚れた。

リーダーだからと引いていた他の講師とは違い、対等でいてくれた。
そんな心持ちを持っている彼女は魅力的で輝いて見えた。

そこからはプライベートでも遊び、仕事とのギャップにも惚れた。
僕は惚れやすいのかもしれない。

告白し、付き合ったが数ヶ月後あることに気づく。
彼女は全力で、自分の時間が作れていないことに...

全力は、僕にも当てはまることだった。
今まで作れていた自分の時間を彼女は犠牲にしていた。
つまり逃げるスペースがなかったのだ。

そして彼女はついに溢れた。
ストレスによる病気を患った。

彼女は僕のせいではないと言ったが、実際介入する前までは保てていた。
でも結果論、溢れてしまったのだ。
彼女は自分の不甲斐なさに涙を流し、ごめんと一言。

このままだとお互いにベストではない。
そう考えた僕は、ある提案をした。
一旦離れて自分の時間を確保し、本当に今付き合うタイミングかどうかを...

答えは、結論の通りだった。
いつも全力な彼女だから、中途半端はないことも分かっていた。
そして自分から提案したことだ、後悔はない。
だが、その結論をさせてしまった自分が情けない。

それをも凌駕するくらいの人間であれば、と何度も思った。

ただ、彼女が好きで大好きだから別れる。
この決断は自分にとっても彼女にとっても前向きだ。

”好きだから離れる。”

また一歩僕は成長した。
ありがとう。
また頑張ろう。

人を愛するってむずいっすね。
ではまた👋

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