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会社を作り、事業所を作るといういこと:就業規則とか運営規定とかポリシー、ルールを策定していて感じること【訪問看護ステーション開設6日目】

半年前から準備を始めて、ここに至るまで大きめの山がいくつか。

・物件確保(→程よいコストで程よい場所:地元にこだわったので:、事業所としての運営・登記許可の出る物件を見つけるのが結構難しかったです。事業所開発部長の妻みおの開発力の高さに関心や尊敬を通り越して呆れました^^)

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見つけたばかりのがらんとした事業所。全てはここから^^。


・法人登記(→自力でやりました。電子申請のトラップの多さ!公証人さんという存在:優しい方で救われました。大きな山を乗り越えた気でいた始まりに過ぎなかったプロセス^^;)

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弊社取締役さんと記念にパチリ。隣の金髪の人は誰なんでしょうか?


・銀行口座開設(→やりたいことが大杉問題:想いを込めて定款に色々書き過ぎて、結果、反社会勢力と疑われ?(マネーロンダリングなどの目的の法人の特徴らしいですね)地元の金融機関で口座開設してもらえませんでした(審査に3週間かかって結局お断りされました):地元に根付く事業なので、地元の金融機関さんで口座作りたかった。。。まじトラップ感!長年使ってたメガバンクで1日でできました^^;知らないこと大杉問題。メガバンクの法人口座のオンラインバンキングのシステムがいけてなさすぎて不可解&腹が立つこと大杉問題^^;ネット系銀行の法人口座と組み合わせないと実運用に使えないですね。。。なんであんなのが許されてるんだろう???ぜひ金融系の皆さんに解説してもらいたい。

・資金調達(→政策金融公庫さんにお世話になります。ソーシャルビジネス枠で親身になって相談に乗っていただき、とても好意的に対応いただきました。ウィルというしっかりした母体・連携先があるという点と、コツコツ積み上げたこの5年間の個人事業主としての実績が良かったようです^^感謝!)

・求人(→ウィル訪問看護ステーションの先輩方が培ってきた認知度とブランドのおかげで応募いただく方々いてくれて、Risk-takerな仲間たちが集まってくれて、採用ができてチームが作れて、指定申請に進めました:採用がいかに難しいか、を給与払う側目線で再認識しました)

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集まってくれた立ち上げメンバー。Risk-takerな皆さんとそのご家族^^。赤ちゃんいるのがうちの最大の強みかも^^。


・指定申請(→株式会社ウィル代表の岩本さんやウィル本部のみなさんに導かれて介護保険指定申請に始まり:横浜市のご担当の方にめちゃくちゃ助けていただきました。この場を借りて感謝を^^。医療系の加算や各種指定申請:細かい締め切りのトラップにハマりながらも、なんとかクリア)

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法務局のあるビル。指定申請含め、お役所の皆さんにはとてもとてもお世話になっております^^。みんな優しい。ありがたい。そして横浜のお役所の建物、歴史を感じる建物多くて雰囲気あってめっちゃいい!


・レセプト研修(→株式会社ウィルのレセプト大臣ことSさんに指導いただきました。知らないこと大杉問題。Sさんの運用レベルが美しくて凄すぎる問題。毎月繰り返されるレセ請求プロセスですが、看護実践との表裏一体な実績データ整備と処理の効率や正確さについて、日々探究していくことになりそうです。大変そうではあるのですが、ITシステム的にはまだまだ未成熟な領域だということが研修のおかげでわかり、意外と楽しみ。新規事業コーディネーターの魂がムズムズ。現場にはイノベーションや改善・統合のニーズしかない^^!

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知らないこと、覚えなきゃいけないことたくさん^^。


・臨床研修(→訪問看護の場合は利用者さんのお宅への同行研修ですが:スタッフが研修受けさせてもらうだけでなく、自分自身も開設準備しながらの研修。自分自身の不安や学び直しのプロセスを経験しながら乗り越えながらの道のりとなってます:まだ7月いっぱいオンゴーイング^^)

・挨拶回り(→地元の先輩事業者さんたちへのご挨拶。昨日も素敵な在宅支援のクリニックとの出会いがありました。こんな先生がいる地域っていいなあと涙出そうな方でした。ご縁に感謝。。。かと思えば破格な管理者さんの運営する素敵な事業所とも出会いがあり、想いを同じくするみなさんと末長く仲良くしたいです^^)7月中いっぱい回ります^^。

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ご挨拶に伺った先輩事業所さんに住んでる猫さん。優しいスタッフさんたちに可愛がられてるのが一目瞭然。幸せそうでした〜^^。動物のいる事業所いいですねえ〜。


ここまでフランチャイザーであるウィルのみなさんの考え方や経験から学び、初めてのことだらけで確かに大変でしたが、しかしとてもスムーズに伴走いただき、おじさんなんでへとへとにはなってますが、でも元気なのです^^。

仲間が若いってありがたい^^。元気と勇気をもらいながら進んでます。


仲間たちのおかげさまで、看護(みまも)り、必要な時は助けてくれる先輩たちのおかげさまで、迷いなく走り続けられる中で、、、、個人的に一つだけ「ん?」となっているのがタイトルの「就業規則」系のプロセス。

どんなチームでありたいのか?どんな企業文化でありたいのか?どんな事業所を目指すのか?自分を含めてメンバー同士がどんな関係性でありたいのか?雇用という関係を超えたチームビルディングはどんなふうに可能なのか?

ティール組織のお手本として有名なオランダの訪問看護ビュートゾルフ(よしえさんの資料をリンク)さんや自然経営研究会のおかげで知ることができた経営の考え方。株)リクルート時代に体感した組織づくりや人育ての文化。医療機関の運営サイドでたくさんのことを経験させてもらった病院事務職時代。いろんなことがごっちゃになって、1周回って経営者として「で、お前はどうしたいの?」がイマココ。

訪問看護というビジネスモデルの持つ特徴を踏まえた、看護師さんという生き方を選んだ仲間たちの特徴を踏まえた、地域社会における在宅に訪問する事業、という特徴を踏まえた、ありかたがあるのだろうなあと想像。

自分自身が研修受けながら、メンバーと共に利用者さんとの共創を体験しながら、ありたい姿が見えて来るといいな。

ミラツクの西村さんが訪問看護やるんですよ〜と報告したときにメッセージのやりとりの中で、組織運営についてこんなふうに教えてくれた。

「余計なことをいかにしないか」「やったことが後々につながるのか」の2点の組み合わせ。
「水増しした量よりも中身の詰まった質を追求する」ということだと思います

との知恵(=言葉)をいただいたのでした。まだわかってないけどなんか大事なことをいただいた気がする^^!!

農業高校に通う息子から教わった自然農法の基本哲学に似ているような気も。。。

そしてそこに至るまでに先人の知恵に基づきつつも、多分膨大な自分達なりの試行錯誤(余計なこと)が必要な気もしてる。。。先輩経営者の皆さんといっぱいおしゃべりしたい^^。


事業所のベランダで胡蝶蘭やお花や観葉植物たちの世話しながら、野菜育てながら考え続けていきます〜^^。

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そして探究は続く。


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