見出し画像

人間ってフクザツ。日々の学びを記録しよう【訪問看護ステーション開設20日目】

怒涛のご挨拶まわり続いてます。最大船速。今年の夏はいろんな意味でアツい!

昨日は大きめの病院3つ、居宅介護さん訪問看護ステーションさん合わせて9つ、全部で12個ご挨拶できました。

楽しい!!^^!!

このところご挨拶まわりしていて先輩事業者の皆さん(病院の連携室や退院支援部署の方、居宅介護のケアマネさんやワーカーさん、地域包括のケアマネさん・相談員さん、訪問看護ステーションの管理者さん)のお困りごとを自己紹介後の話の流れでお聞きするのですが、多様で、地域性があり、それぞれの組織でそれぞれの課題と向き合ってらっしゃるのがよくわかります。地域住民としても頭が下がる想い。


そんな中、印象に残っている日々の学びを個人情報や各医療機関にご迷惑をかけない感じで配慮して記録したいと思います。

画像2

移動の合間に雲を見つめる^^。夏は雲もダイナミック!



本日は


「自分のうちから近いところの事業所のサービスを受けたくない」ニーズ


について。


ええ!

これ、とっても意外でした。近所の方がお互いに気心も知れていいんじゃないか、と思ってました。そもそも自分も「住んでるところの近所の皆さんに喜んでもらえる事業をやりたい」と言うモチベーションで始めてるので、、、


どうしてそうなるのか、というと


「ご近所にご家族が要介護になったことや病気後の姿を知られたくない」というニーズがあるから。


とのこと。

なるほどなあ。。。完全に新しい気づきでした。


その観点で、「ちょっと離れた地域の評判のいい事業所」のサービスを受けるニーズがある、とのこと。

自分たちを知っていただき、利用者さんをご紹介いただいたり、今後の訪問看護事業につなげるためには、最寄りの事業所、最寄りの病院に行かねば!と勝手に思ってましたが、、、

利用者さんやご家族にとっての「距離感のニーズ」は実は多様で、聞いてみないとわからない部分がある、と言うことなんでしょうねえ。いや〜、発見!

画像4

指定申請上は「断らない(断っちゃダメな)地域」として上記のようなイメージでいるのですが、実際には車で20分~30分圏内でもっといけるので、かなり広範囲に利用者さんのご自宅との「距離感」が設定できることがわかってきました。改めて軽自動車ってすごい。横浜や川崎あるあるな”狭い道”でもスイスイ^^。


人間ってフクザツだなあ、を感じました。

そして同時に、要介護や病気やその後の姿が当たり前のこととして受け入れられ、家族がそれらを「恥」と感じない文化へ成熟していけるといいような気がしています。美意識や羞恥心は日本人にとって大きな要素だとは思いますが、人が老い、病とともに生きていくのは生まれ育つのと同じように自然の摂理であり全ての生き物が通る道。

やっぱり日本人の「菊と刀」じゃないですけど「恥」の文化が介護や高齢化の日常生活において意思決定における1つの要素になっているのがわかりますねえ。。。


当たり前のことが当たり前のこととして日常生活で無理や無駄、感情的なつらさを持たずに済む社会にそもそもなっていること(介護を恥と捉えず、隠す必要がない文化)の方がいいような気もするけど、、、それもまたこうじゃなきゃいけないああじゃないけない、と言うよりは「当事者にとって選択肢があるかどうか」が重要なんでしょうねえ。


研究者時代に始めたブログを書く習慣。断続的にですが17年続いてます。

(今気づいたけど、研究者時代のブログ「ヘルスコミュニケーション日記」って研究者としてよちよち歩きの自分の象徴で赤ちゃんアヒルのトップ画面なんですが、いい歳して今も変わらん「よちよち歩き」のひよっ子経営者で訪問看護の管理者なのに自分なりにちょっと笑えてあきれる^^;一生「よちよち歩き」で「ひよっ子」で新しいことにチャレンジしていくのかしら。。。知らんけど。)

画像3


日々の学びを記録しよう。自分のために。その気づきや学びの情報価値がごく私的なメモから溢れて誰かの元に意味のある知恵やメッセージや感情が届けば、これに勝る幸せはないなあ、なんて感じています。



そして探求はつづく。

画像1

知ってる人は知っている、東大鉄門バスケ部の盟友にして心の癒し担当、いつも優しくてスマートにふざけてる安井くんこと、帝京大学溝口病院整形外科科長の安井哲郎教授。詳しくはこちらもご参考まで。安井先生、貴重なお時間とご紹介をありがとうございました^^!変わらぬ細やかなご配慮に感謝感激^^。

一緒に行ったウィル訪問看護ステーション自由が丘の蒔田さん・成田さんも気さくなお人柄にびっくり^^!また遊びに行くね!(いや、きっと忙しいから)

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?