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嬉しいことと失敗と。

息子の高校の後輩たちが今年もクリスマスボウル(高校アメフト全国大会決勝)に出場を決めました。
差し入れのために久々に総合グランドへ。

モスバーガーのハンバーガーとモスチキン(各90個!)を、お店の都合もあって早めに受け取り、近くのジョナサンで腹ごしらえって思ったら、お店がむさしの森珈琲に変わってた。
時の流れを感じちゃった。

で、以前?拒否にあったことのある「むさしの森珈琲」。
どうなるかなって思いつつ、「聴導犬です」って言いながら入店。
すると、スタッフ同士でコソッと話した後、「ちょっとお待ちください」と。

あれ?また?

いいえ、そーじゃなかったのです。
案内してくれるつもりの席の周りのお客さんに、補助犬同伴の客が来ることを説明してくれてたのです。

おかげで、小さいお子さんのいるグループの前を通っても、いつもみたいな過剰反応もなく、すんなりと席へ。

チャンプと歩き始めたばけりの頃、拒否されて、確認をお願いしてもダメで、そのあと、本部とのやりとりもあって、解決し、その後、一度、お友達とのランチで行って、受け入れられてホッとしたことを覚えてます。

でも、同伴拒否が、補助犬法ができた頃よりも10年20年経ってからの方が増えってしまってることを考えると、時流れて「浸透」する場合と、「希薄」していく場合とがあるのが現実なので、こうやって、何年も経っても、きちんとした対応をしてもらえるのは、きちんと「浸透」していると感じられて、嬉しい!!

「よかった、よかった」と思いながら、選んだメニューはタコライス。


タコライスについてくるのはサルサソース、と思い込んだ私。
小さなカップの液体を「なんかミネストローネスープみたいなソースだなぁ」と思いながら、プレートにかけようとした瞬間、向かいに座ってたダンナから「STOP!」

「それ、スープ!」

どうやら運んできてくれた際、「こちらスープです」って言ってくれていたようなのです。
でも、哀しいかな、マスク越しでは、声を発したかどうかも判断できない私。
そんな説明があるとは思いもせず、「サルサソース」と思い込んでいました。
あぶない、危ない💦

さらに、会計時のポイントカードも、「出して終わり」と思ったら、「貯めますか?使いますか?」って聞かれて、気付けなかったし、、。

普段、ついつい流れを想定しながら、やり取りをするので、想定外の問いかけや説明とかがあると、対応できなくて困ります。
きっと、本来とは違う使い方や食べ方をしたり、お得なサービスを使えなかったり、してるんだろうな、と思います。

まっ、それも自分が気づいてなければ、「なかったこと」にしとけばいいか、って思えるようになってきたのは、歳をとったからかなぁ。

できないことを数えても、悔やんでも、しかたないしね。
とりあえず、今回はミネストローネリゾットにならずに済んだし(笑)

そうそう、おまけの情報。
むさしの森のお手洗いに行って気づきました。
ドアの取っ手、「引くPULL」は普通の取手の上に肘を引っ掛けて引っ張れるフックが付いていました。

おそらく、コロナ禍での接触を減らす目的なのだと思いますが、これなら、握る力の弱い人でも引くことができそう。
もちろん、そもそもこういうドアでは使いにくい人もいるとは思いますが、少なくとも、「手のひらで握れない人」にとっては、助けになる設備かな、と。

まっ、当面は、いろいろなところで、付け焼き刃的なやり方でバリアフリーを目指していくのでしょうが、いつか、最初からUD(ユニバーサルデザイン)を意識してモノづくり街づくりがされるようになるといいなぁ、と思います。

そんなことを、補助犬受け入れについては「バリア」を「フリー」にしてくれたお店でコーヒーを飲みながら考えた私でした。

いただいたサポートは私の人生を支えてくれた聴導犬をはじめ、補助犬の理解啓発のための活動に生かさせていただきます。