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文学フリマ37 H-34 韋編三絶 新刊『ことばの糸を紡いで』情報まとめ

こんばんは。いよいよ明日ですね。
少し緊張するのと、いよいよだという興奮で眠れるのか、やや気がかりですが、今晩もきっと難なく眠ることでしょう。

出店情報に加え、目次の項目など公開しておきます。

出店情報

文学フリマ東京37

開催日11/11(土) 12:00〜17:00(最終入場16:55)
一般来場 無料
会場 東京流通センター 第一展示場・第二展示場
最寄駅:東京モノレール羽田空港線「流通センター」駅
アクセス:https://bunfree.net/access/tokyo-trc12ef/

ブース名:韋編三絶(いへんさんぜつ)
場所:第一展示場 H-34

右下の方です。


出店者:松浦信孝
Webカタログ:https://c.bunfree.net/c/tokyo37/h1/H/34

展示予定
新刊『ことばの糸を紡いで』

A5と、少し大きめの本になります。

【内容紹介】

思考を拗らせた男が贈る、本の形の自己紹介

小さな頃の思い出から、最近の話題など、思いついたことを片っ端から書き下ろした24編のエッセイ集です。
本の話、スキーの話、祖父の思い出、ヨガと発酵、乗馬、バイク、自分で始めた書店の話など、著者が30年かけて集めてきた経験を、一旦棚卸し的に全部書いてみようという試みです。
何気ない日々を、思い出しながら、一編一編紡いできました。
あなたにとって大切な思い出も、思い出せます様に。

【目次】

・まえがき
・スキー教室
・怪我を転じて福となす
・血の繋がらない、二人の伯父
・僕が世界一かっこいいと思う障がい者の話
・富への抵抗感の理由
・人生最大の失敗
・ほんの騎馬らしのつもりだった
・しがらみを振り切れ
・祖父との思い出
・読書に期待している
・自分に絶望した話
・負の側面ごと愛する
・一つの転機「ヨガと発酵」
・書店「韋編三絶」
・ひかりと純子と伊丹の話
・フルマラソン奮戦記
・その名はみどり
・岡山で希望を見つけた
・結局「耕したい」んだと思う。
・朝テニスの効用
・不勉強さと心の十字架
・センジュ出版と吉満明子さんのこと
・師匠 加藤武彦
・商人 小川貴史
・あとがき

著者・題字 松浦信孝
校正 前田稜汰
編集協力 小林ひかり
製本・印刷 株式会社しまや出版
A6版 全102ページ
税込 1200円
限定100部


同日販売

『水晶体に映る記憶』小林ひかり著

  • 日々、忘れてしまう小さな光の数々を、
    掬うように思い出してきた日々を、
    この本に閉じ込めました。

    ______

    " これは、私の水晶体に映した記憶の数々を、1冊の本に閉じ込めたものです。そして、その記憶から掬い取った「自分の声」を忘れないための記録でもあります。ここ数年は「先が読めない」「答えがわからない」という、本来ならば当たり前のことを、強く自覚させられたような時代でした。もしあなたに「何を基準に未来を見ていいのか、わからなくて叫びかけた夕方」を過ごした過去があるなら、ぜひ珈琲1杯分の時間だけ話してみたいです。私には、困った時に使っていた正確な定規がありました。しかしそれは昔、ぐにゃぐにゃに歪んでしまいました。それがもう使い物にならないとわかった時、どこかにあるだろう新しくて正しいメモリのついた定規を必死で探しました。でも、どこにもありませんでした。正しさが測れない時、何を信じたらいいのだろう。いや、信じるというのもちょっと違う。何に瞳を向けていったら良いのだろう。それだけでも知ることが出来たら、生きるを続けて行けそうだったから、ずっと、自分に問うていました。
    そして、3年を経た私の答えは、「外側に答えを求めるのではなく、自分の中の真実を見つけていくしかない」ということ。

    人は、見たいものしか見ないとか、都合のいいように解釈するなどと言います。一方でそれを,
    個々の感性だとか、誰にも侵害できない審美眼だとも捉えることもできます。
    どちらにせよ思うのは、自分が見たことしか、自分の身にはならないということです。誇張された広告も、噂話も、誰かの経験談も、あの国にある絶景も、この肉眼で、肌で感じなければ、それはただの「誰かが言ってる事実めいた物事」だから。もしこの考えを採用するなら、次の瞬間からの行動はこうです。耳の穴をかっぽじって、必死に自分の声を聞くこと。何が美しくて、心地よくて、嫌で、苦しいのか。これまでポロポロと道中に忘れていった大切なことを思い出して、そこにある大切を両手で握りしめることだけを、しなければいけない。

    他人が書いた本のフレーズをふと思い出して、本棚に手を伸ばすことがあるように、この本もまた、誰かの感性を揺さぶるかもしれません。そんなことが起きたら、とっても嬉しいです。未来のあなたの手の傍に、この本があることを願って。"
    (本文「はじめに」より)
    ______


    『水晶体に映る記憶』
    著者 小林ひかり
    装画・挿絵 大久保 澪
    装丁 尾藤 大喜
    校正 前田 稜汰
    製本・印刷 藤原印刷株式会社

    全128ページ
    本体価格1800円(税込)
    初版200部


明日、皆様にお会いできるのを楽しみにお待ちしております。

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