卒業旅行0日目

はじめに

 卒業旅行から半年以上が経ち、いい感じに思い出が美化されてきたのでnoteを書く。
 これは、2023/02/27~2023/3/11にヨーロッパ旅行をしたときの旅行記です。私にとっては初めてのひとり旅かつ約12年ぶりの海外旅行で、頑張ったなあ行ってよかったなあと思えるいい経験だったので、なるべく丁寧に書いていきたい。飽きないように頑張る。


出国

 まず、私はビビりで悲観的なくせに何より怠惰だということを念頭に置いて読んでほしい。そして、手続き系がめちゃくちゃ苦手。
 前日と当日の朝にバタバタとETA(韓国入国申請)や海外ローミングの手続きをし、保安検査を通過してから両替をした。ちなみに、現金を1万円ぐらいしか持ってなかったので、₩50,000と€20ぐらいしか両替できなかった。※今後もそれ系のエピソードは帰国まで出てきます。
 Asiana Airlines OZ1075便で出発。金浦空港まで約2時間半。福岡+30分ぐらいでソウルまで行けちゃうんだな。

ワクワク
これ見るの好き

 搭乗するとCAさんが韓国語で話していていて、結構緊張した。乗客も日本人より韓国人のほうがかなり多かった印象。Arrival CardとHealth Declaration Formと旅行者携帯品申告書を書くのにペンを持っていなかったので、隣の席の韓国人に"Can I borrow your pen?"と言って貸してもらった。
 この旅最初の外国語を発話し、無事通じて笑顔。ちゃんと감사합니다って言った!この時点で達成感が半端なくて、謎の自信を身につけ、(帰国したらママに報告しよう)と思った。2時間半のフライトに機内食が出てきたのでありがたくいただき、すぐに着陸。


入国

 ①夕方に金浦空港に到着し、翌朝6時には仁川空港にいたい
 ②初ひとり海外で夕方以降にうろつくのは怖い
 ③仁川空港は綺麗だしお店たくさんだし安全そう
これら3つの理由から、金浦空港から直接仁川空港に向かい空港泊する予定だったので、全ての申請書に滞在目的を「transit」と自信満々に書いてイミグレのお姉さんに提出。どこで?と聞かれたので仁川空港!と元気に答えたらinsane!?とめちゃくちゃ笑われた。無事に入国。

英語と中国語表記のみ

 空港直結のLOTTE MALLで適当なソファに座りながらさっきのお姉さんとのやり取りを日本にいる友人たちに伝えたら今すぐホテルを取れと説得されたので、渋々その場でホテルを取った。まあこれで夜までぶらぶらする大義名分ができたしね。
 ちなみにLOTTE MALLはイオンモールでした。すごく安心した。

ね、日本

空港脱出

 仁川空港にまっしぐらのつもりだったので何も調べておらず、一旦ソウル駅に向かうことに。セブンイレブンでT-moneyを購入し、かっこよさめな改札を通って電車に乗った。
 乗り方などに多少の違いはあれど、番号やアルファベットで行先や路線名を示すことができ、車内の電光掲示板で降りたい駅さえ見逃さなければ誰でも簡単に乗れる電車という交通機関、とても素晴らしい!東京で初めての駅に行くのと同じ感覚で異国の電車も乗れることに驚き、交通ルールって素晴らしい!産業革命ありがとう!秩序のある世界ありがとう!そういう気持ちになった。
 超高層マンションとか片側5車線ぐらいある高速道路とかのすぐ隣にむき出しの地面とショベルカーがあったりして、発展途上ってこういうことなのかな~都市計画のオタクに解説してもらいたいな~って車窓を眺めながら考えていたらソウル駅に到着。車内放送は英語、韓国語、中国語、日本語があってかなりホスピタリティ高めだった。

デザインが選べる、かわいい
防御力高めな改札
朝鮮半島ってだいぶ山がちだよね
AREX車内


ソウル・明洞

 ソウル駅に着いて、交通量の多さにびっくりしたり、カウントダウンしてくる横断歩道に急かされたりしたが30分ほどで飽きた。東京駅みたいな感じでもっと楽しいかと思っていたけど、特に楽しいことはなかった。シンプルに私が楽しみ方を知らなかっただけかもしれない。

30秒以内に渡り切らないと死ぬ横断歩道

 この時点で17時ぐらいだったので、ソウル駅から1本で行けて私が唯一知っている駅名「明洞」に狙いを定め、移動開始。駅内に動く歩道があって楽しかった。京葉線みたい。
 明洞駅はエスカレーターが(目につく範囲に)なく、12日分の荷物がパンパンに詰まったスーツケースを抱えて、大江戸線ぐらい深くない!?と怒りながら地上に出た。竹下通りみたいな雰囲気の道を往復して明洞観光終わり。
 途中で適当に入った本屋さん&雑貨屋さんがすっごくかわいくて、旅行決意してよかったなって泣きそうになった。世界にはワクワクする物や場所がたくさんあって、ちょっと冒険してみたらそういうものに出会える確率がグンと上がって、その事実を身体レベルで再認識した。ゲラゲラ笑ってはしゃぐことはないけど、ずっとじんわり楽しくて、とても幸せだった。

坂道きつかった
ILLUSIENというお店です
絶対また来るよ


チェックイン、夕食、就寝

 いくら西にあるソウルといえど暗くなってきたので、撤退してホテルに。
ホテルまでの道中の電車ではダウンロードしていったアマプラを見ながら寝落ちして、いくら何でもたるんでるなって自分で思った。
 雲西駅(仁川空港まで15分ぐらいの場所)の目の前のホテルにチェックイン。

空港線簡単~!

 荷物を置いて身軽になって、明るい方向に歩いて行ったらバーガーキングとチキン屋さんがあったので、さすがにチキン屋さんに入店。全ての料理がどう見てもシェアする量にしか見えなかったのでお兄さんに1人前はどれかって聞いたら「シェアする量にしか見えない料理」の中で1番量が少ないの(15piece)を指さしてこれだよって教えてくれた。親切なお兄さんに接客され、耳では酔っぱらったおじさんたちの韓国語を聞き、目ではTVニュースの韓国語を見ながら優勝。確かビール2杯飲んだと思う。楽しみ過ぎ。

めくってもめくってもチキンしか載っていないメニュー表
チキンは大盛り、CASSは辛口、お通しはポップコーン

 いい感じに酔っぱらって、シャワーを浴びて、明日の電車を調べて就寝。なぜか電気が消えなくて、布団を頭まですっぽり被って明るい中で寝たのは余談。


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