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イベントに参加して見えたもの。相手のニーズはどこにある?自分本位なのか、相手本位なのか。

「ニーズに応える」

先日イベントに参加してきました。
大盛況で、ざっと100人くらいの参加者がいたと思います。

正直、料理・ドリンクのクオリティはぼちぼちでした。
でも、この参加者の人数の原因は、主催者が参加者のニーズに応えてるからの結果です。もうひとつは、主催者の人望でしょう。

自分もその主催の一人の友人の人柄に信頼があったので、参加しました!

会中のレクリエーションも楽しかったですが、参加者のほぼ全員の共通のニーズ。それは、「出会い」だったと思います。

その「出会い」という面に対して、大規模イベントを用意することで、参加者はステキな出会いにワクワクの可能性を持ちます。それだけ人数いれば、いい出会いがなにかしらはあるだろう、と!

実際に、面白い出会いやまさかの再会も含めて、楽しい時間を過ごすことができました。そこで仲良くなったメンバー何人かで二次会も行き、終始笑顔が絶えない時間になりました。

一見、参加費に対して、料理やドリンクのクオリティが低いと、設け狙いなのだろうとか、クオリティの低いイベントとみられるかもしれません。

しかし、この会はしっかりと参加者のニーズに応えているからこその人数だと思います!ニーズに応えていたら、良いイベントだと思います。男女の出会いも求めてる人が多かったので、人数比的にもちょっと絶妙な部分ありましたが、それでも参加したからには楽しむぞ精神があります!なんだかんだ言ってとても楽しめるのです。

余談ですが、何をしててもその「楽しむぞ精神」は、人生を豊かにするひとつの大事なマインドだと思います。もし楽しませてもらうぞ精神であれば、どこにいっても何かしらの文句や言い訳をいい、つまらないと感じてしまいます。つまらなくしている根本は、その人のそのマインド。そこを変えない限りは、結局なにをしても退屈になってしまいます。

このイベントの話に戻ります。
自分の体験で一つこのイベントが参加者に対して、応えるべきポイントがよかったということを裏付ける例をお話します。

自分は以前、料理人をやっていました。
その料理人をやっていた時は、もちろん料理のクオリティが大事でした。(接客もそうですが)なぜならば、美味しいご飯とそれを楽しめるちょっと非日常な雰囲気を求めていらっしゃるお客様が多いからです。それがそのお店に来られる方のニーズということです。

だから、料理の腕にもこだわり、食材にもこだわります。

料理人を辞めて、しばらくした後、自分は幹事としていくつか飲み会イベントをやったことがあります。その際も、美味しい料理をつくってきた人に喜んでほしいという想いがありました。だから、企画自体の収支もしっかり頭に入れますが、食材や料理内容にもとてもこだわりました。そうすると、なかなか収支のバランスが難しいのですが。

結果、そのレベルの料理を創るには準備に始まり、当日の調理設備もかなり良い物が必要になります。お店で働いてるとそれがあるのが当たり前だったので、特に考えてなかったのですが、そのレベルの設備があるところって実際相当少ないです。だから、当日限られた設備の中、理想の料理をつくろうと奮闘した結果、時間が思った以上にかかってしまい、提供したいものが提供できない料理も出てしまいました。

結局、友達の元にその料理を届けられなかったわけです。しかし、友達はとても楽しそうに喜んで帰りました。それは、会話や出会いを通して、その時間を楽しめたから。その友達のニーズはそこだったのです。もちろん、提供できた料理は美味しいと喜んでもらえました。しかし、別の飲み会で簡易に出せるある程度の美味しい料理でも、友人の反応は同じ。

料理が美味しいことに越したことは全くありません。しかし、ニーズを勘違いし、こだわるポイントがずれてしまうと、「あれ?喜んでもらえると思ったけど反応いまいちだぞ?なんでだろ?」みたいな状態を招きます。

料理人は、創ってるプライドがあります。自分がつくってる料理に手を抜けないとか。創るならこだわりの料理を食べてほしいなど。自分もそうでした。でもそれって、だれのニーズかというと、友達ではなくて自分自身のニーズだったということに気づきました。

美味しいと言ってほしい、認めてほしいなどの承認欲求や自己満足に近いと思います。悪い事ではありませんが、目的は参加した友人に喜んでもらうことであれば、少しポイントがずれてしまっています。

話が長くなりましたが、こういうことってイベントに限らずいろんなところで見られる現象です。自分の為なのか。相手の為なのか。

どっちが正解とかはありませんが、やはり相手との関係を築きたいのであれば、相手本位の視点を見ることが大事です。自分本位にやるのであれば、相手からの承認を求めないこと。

楽しいイベントの時間の中でも、面白い学びがたくさんある時間になりました。まずは行動し、いろんな経験を重ねていきます。


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