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【IT用語】既存業務をシステム化しよう~番外編~

発注側として、2年間に渡ってシステム開発に関わってきました。打ち合わせの中では、IT用語がいくつも登場し、都度調べたりして覚えてきました。

特にIT用語はわかるようでわからない単語がいっぱい。プロトコルってなに?なんとなくはわかるけど、人にクラウドって説明できる?などなど。
そうしたIT用語の中でも、基本的であり知っておくべき用語でありながら、キチンと学ばないと理解しづらいものを厳選して紹介します。
必要に応じて加筆修正していこうと思います。

書籍は以下がイラストでわかりやすくオススメです。

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(IT用語)既存業務をシステム化しよう
(システムの改修を考える) 既存業務をシステム化しよう
既存業務をシステム化しよう⑧

cloud/クラウド

直訳すると「雲」ですが、IT業界では「クラウド・コンピューティング」の略です。システム構成図などでネットワークを書き表す際に雲に例えて図式化したことが由来。ユーザーがコンピューターの中ではなく、ネットワーク≒インターネットの向こう側にあるサーバで管理されているデータやアプリを利用するサービスを指します。比較対象は自社保有の設備内でサーバを管理する「オンプレミス」。対義語というより比較してどちらを選ぶか、というものだと思います。
最も代表的なクラウドコンピューティングサービスが、GAFAの一角、Amazonの提供しているAWS(Amazon Web Service)です。

サーバ

ネットワークの中で、サービスを提供する側のコンピュータです。逆にサービスを要求する側のコンピュータを「クライアント」といいます。「クライアント」コンピュータと「サーバ」コンピュータを分けてネットワークを管理する形態を、「クライアントサーバ型」といいます。「クライアント」側の動作や環境負荷を軽減され動作が速くなりますが、このクライアントコンピュータを「シンクライアント」とも言います。
サーバは、メール送受信用、基幹システム専用など、機能によって分けることも一般的です。こうすることで利用者に制限をかけたり、柔軟なネットワークを構成することができます。

プロトコル

コンピュータ同士を接続するための手順、規格です。例えば手紙を郵便で出すときは「文書を封筒に入れて、住所と宛名を書き、切手を貼ってポストに入れて、郵便局が宛先の郵便受けに入れて、相手が受け取る」という手順が決まっています。また、郵便でなくとも、ヤマトや佐川(郵便以外の手順・規格)を使って文書を送ることもできますね。

そのコンピュータ版の手順・規格をプロトコル(ネットワークプロトコル)と呼びます。
インターネットの接続は、TCP/IPプロトコルが世界標準として使用されています。TCP/IPプロトコルはIP(インターネットプロトコル)を中心にした、プロトコルの集合体です。また、インターネットから物理的なパソコン通信も含めたネットワークの構造は7階層に分けてOSI参照モデルとして表されます。

IP/ドメイン/DNS

IP(インターネットプロトコル)はネットワーク上の各機器に住所を割り当ててデータを送る仕組みです。IPアドレスという住所を割り当てます。さて、このネットワークの住所、IPアドレスは数字の羅列です。表示そのものに意味を持たず、人間にとっては覚えにくいものです。そこで、わかりやすく「www .kusa . jp」のような名前を決めてIPアドレスと対応づけておくのが「ドメイン」。さらに、IPアドレスとドメインを体温計させて変換するサービスを「DNS(Dmain Name System )」といいます。

IP制限

ネットワークへのアクセス許可を特定のIPアドレスに絞ることで外部からの不正アクセスを防ぐセキュリテイィ対策です。従来のIP制限のほかに、WAF(ワフ、Web Application Firewall)という方法でアプリケーション単位で制限する方法もあります。

SFTP

SFTP(SSH File Transfer Protocol)は暗号化された通信路を使って安全にファイルを送受信するプロトコルです。

セキュリティ診断

日本語では脆弱性診断とも言います。開発したアプリやアプリが保管されているサーバのセキュリティを調べます。これは開発者ではなく、専門の第三者に委託します。想定される様々な攻撃をしてみることでシステムの穴を明らかにして対策します。
大きくアプリケーション診断サーバー診断にわかれます。より重要なのは、スクラッチで開発したアプリの方で、費用も高く時間もかかるものでした。その間検証作業もストップしなければなりません。

スクラッチ開発/パッケージ開発

自社サービスに合わせてイチからプログラムを書き、システム開発をするのがスクラッチ開発。既存のシステムをそのまま導入し、一部を自社に合わせてカスタマイズするのがパッケージ開発です。予算や差別化など、様々な要素が絡み合い、向き不向きもあります。スクラッチ開発といえど、プログラムを構築するためのアプリを用いるなど、必ずしも本当に何もない状態でプログラムを書くところからスタートするわけでもないようです。


ひとまずここまで。
今後もあらたに用語を追加していこうと思います。


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