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【読書メモ】『コンヴィヴィアリティのための道具』(イヴァン・イリイチ、筑摩書房)

『さよなら未来』に何度か出てきた本なので読む。資本主義社会に対する根源的な疑義ってことだと思うのだけれど、資本主義社会にドップリ浸かった自分には本書の「自立共生的=コンヴィヴィアル」な道具の存在を本書の指摘する通りまったく想像もできないし何なら反発すら覚えてしまった。

一方で根本から違う価値観については反発を覚えるのが当然であるし、資本主義に問題があるのは当然だと思うし、その資本主義を超えるためには資本主義の中の言葉では足りないというのは良くわかる。

じゃあどうすれば良いかって、『さよなら未来』の若林恵さんはインターネットの浸透した現在でそれを追っているのかもしれないな、と思ったのだった。黒鳥社の本、読もう。


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