エンジニアやってる黒猫の本棚の昔話

wirohaさんの記事をみて私も書いてみようと思ったけど、キャリアとか生い立ちだとニュアンスが違う気がしたので昔話。

wirohaさんの記事はこれ


産まれてから小学生くらいまで

転勤族の子どもだったので、産まれたところと小学校に入学したところと小学校を卒業したところが違う生活でした。
ひたすら本が好きで、読んでいると周りの音が聞こえなくなり怒られてました。学校のチャイムが聞こえなくて読み続け、先生の注意の声も聞こえなくて呆れられた記憶があります。
手芸関係も好きで、刺繍や編み物などもしてました。小さい頃から着物着るのも好きでした。
このころ親が仕事で使わなくなったパソコンを家に持って来たので触ってました。EPSONのPC-286Vです。最初は親が作った計算ドリルやってました。全問正解だと花火が表示されるので必死になってましたね。あれ?このくらいの時期にポケコンも触ってた気がするな。

中学生とか高校生とか

自由な学校だったので友達と好き勝手してました。学校に行く最大のモチベーションは、本の貸し借りだったかも。
高校では理系でした。暗記が苦手で数学の公式が覚えられず原理から答えを出していたので、とにかく時間が足りませんでした。地理歴史は好きな小説で出てきたところしか分からなくて大学受験は苦労しました。

そうそう。高校生のときにノーパソを手に入れました。当時あこがれのNEC98シリーズです!これでパソ通したり、小説書いたりしてました。

大学

工学系情報が専門でした。女性は一割くらいだったかな。学校には必要最小限しか行かず、学内サイトにでる課題をこなしてとった単位も多かったです。当時は女性蔑視の先生もいましたので、そういう先生には近づかないようにしてたらゼミの選択肢が減りました。

この頃のPCは自作とノーパソの併用でした。自作PCでパーツの相性にハマったのが懐かしいです。

就職活動

教授推薦でメーカーを受けて終了。世の中は就職氷河期だったのでありがたかったです。とにかく、定年まで技術職として働けること最優先で決めました。

メーカーでの日々

開発部門で組み込み系開発やWindowsアプリ開発や開発インフラ整備をしてました。ソフト系はフラットな人間関係で仕事内容は楽しいことも多かったです。ただハードを扱っている人の中にはアンコンシャスバイアスの強い人もいてだんだん疲れてきました。女性エンジニアは存在してないというか、「女性は開発サポートで単純作業をしているか新人」的な扱いされるともやもやしてしまうのでした。

結婚も離婚も経験しました。家事を誰がやるのかは夫婦が納得してればいいと思うのですが、妻側がやらないとと言われることはありましたね。
正直、双方ともにフルタイムで一人暮らしできるだけの稼ぎがあるなら、体力がある方がやったほうが合理的だと思うのですが、体力の無い私が家事をする前提で話す人の多さが不思議でした。(この頃には世間体のほとんどはポイッとしてました。どうせ何やっても何かしら言われるので、自分の気持ちと考えを重視してました。)

その他にも色々と考えさせられることがありだんだんと転職もありかもしれないと思うようになりました。

転職活動

あるとき水がバケツの縁を越えたみたいで、転職したらいいのではないかと思い立ちました。ま、勤め先でも色々ありまして。女性エンジニアの転職は難しいと思い込んでましたが、行動せずに諦めるのは私らしくないと思ったのは記憶にあります。

35を超えて初めての転職なので、本当に転職できるのかも分からずまずはエージェントに登録して相談してみました。
私の希望と条件なら転職できそうとのことで転職活動が本格的にスタートしました。コロナが流行している時期の転職活動だったのでオンラインの面接が多く日程調整はしやすかったです。

転職活動では、男女差はあまり感じませんでした。もしかしたら合わなさそうな会社はエージェントの担当者がはじいてくれてたからかもしれません。それでも、提案の中から選んで応募して複数の内定をもらうことができました。

最近

ソフト開発をしています。前職と同じところも違うところもあって面白いです。

その他つらつらと

化粧が苦手なので仕事もすっぴんですが、特になにもおきないです。就活もそれ以降もスーツ着るときはパンツスーツ限定、靴もヒール無し(もしくは超ローヒール)で甲まで覆う革靴なので、周囲の男性陣に紛れこんでます。転職活動の時はオフィスカジュアルだったのでスーツすら着てないです。あ、転職活動はノーメイクで大丈夫でした。

おまけ(個人属性)

バツイチシングル。子無し。女性。
本好き。カジュアル着物好き。
C/C++/java/Rubyあたりの開発が多い。
大学は工学系情報。学卒。

最後に

こんな人もいるのねーくらいの参考になると嬉しいです。ロールモデルとしてではなく、多様化の一つの参考になれば嬉しいなと思って書きました。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?