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「二階で、本の日々。」イベントリポート

【イベントリポート】

「二階で、本の日々。」
◉日時:9/23(木祝)〜9/26(日) 12:00〜19:00(最終日は18:00終了)
◉会場:Spongeオフィススペース内「二階」
新潟県長岡市大島本町1-8-11金型ビル2F


▶︎Sponge (本にまつわるインスタレーション)
▶︎ブックスはせがわ(本の販売)
▶︎ホンノヒ(読書のための豊かな空間)※26日(日)のみ

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イベント終了から早1週間、無事4日間の会期を終えました。
初めての会場「二階」でのお披露目イベント、本をテーマとしたコラボレーション。
sponge高坂さんから打診をいただき、どういったお客様に来てほしいか、どんなお客様に向けて行うかをホンノヒ平河さんとも打ち合わせを重ね、動というより静のイベント(パリピNGだねとか笑)、やりたいこととやらないことの方向性を示し共有し、本を身近に手にとってもらう(はせがわ)、読書に没頭する(ホンノヒ)、影響を受けた本のインスタレーション(sponge)の3本立てとなりました。

天気にも恵まれ1日平均30人ほどの方にご来店いただきました、我々のような小さな催事で30人の集客は物凄い!

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spongeさんの展示は、今まで手掛けたリノベーション物件・商業店舗の紹介と、自分の肥やしになった、影響を受けた本のインスタレーション。
壁面のBOXに本を設置、本を手にとるとその内側にspongeさんの解説が記してある、という見せ方。このひと工夫がさすがインテリアデザイナー。ただ並べる、POPを付ける、ではない場を引き締める、壁を本でデザイン化したような空間含めたコーディネート術、かっこいい。
解説のテキストもspongeさんの今までの歩みやこれからの道筋が見えるよう体系化されていて面白かったです。“おしゃれ”とか"センスいい”の言葉で片付けてしまうことの弊害というか捉え方の幅の広さをいかに埋めるか、それを含めた伝えるための言語化って大事だな、と改めて思いました。

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最終日のホンノヒ。はじめの3日間とレイアウトを変更しスペースを設け、最低限のルールを設け、読書のために時間を使ってもらおうというイベント。
読書会でもブックカフェでも図書館でもなく、書斎でもベットの上でも病院の待ち時間でも読書はできるのに、この日のために時間を合わせ読書しに足を運ぶ。
皆さんの能動的読書(とでも云いましょうか)の姿勢、手元がなんとも美しく、ついつい写真をたくさん撮ってしまいました(集中の邪魔をしてすみませんでした)。


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わたしはいつもと変わらず・・・、一応ターゲットなり客層を想定して本選びするのですが、それがバッチリ当てはまることはまずなく、自分の勘みたいなものも頼りにはならないのと(余計な押し付けが入る)、あまり「セレクト書店」のような色を出しすぎるのも今は好きではないので、ある程度幅広く選書し、デザインやビジュアルブックやビジネス向きのものから実用書、絵本でも作家の背景が分かるものを一緒に並べたりと、限られた予算とスペースに合わせ展示販売しました。
皆さん思い思いに本を手に取り、またその隣の本を手に取り、また一巡して気になる本を手に取り、それぞれのリズムで本と触れ合って、ゆっくりと滞在してもらえたのかなあと思います。購入してもらった方と一言二言言葉を交わし、お金をいただき、ちょっと嬉しそうな顔をしているのを見送る一連やり取りに、快いやりがいを感じます。
ここに並べた本たちも、「文字や写真のデータ情報」という意味づけなら、今ではスマホ1台に集約できるものですし、どこでも手に入るし便利、コスパも良いでしょう。なのに本が良い。

2階まで20箱くらい運んで並べてのガテンな仕事ですし(撤収時に金型工場のとき使われていたエレベーターがあることが判明)、読書離れを憂いても、街の書店が減っているやネットがどうのこうのなどの出来事を羨んでも仕方ない(だいたい〆はこの手の話になる)、続けて行くのみ。

ご来場の皆さま、sponge高坂さん、ホンノヒ平河さん、お手伝いいただいた丸山さん富樫くん、ありがとうございました。

第2弾もあるかな。

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