ねじの回転の独りよがりな解釈
はじめに サルトルは『存在と無』で、「二重の相互的受肉」の敢行が性的欲望の対象の所有へと転換あるいはすり替えられることを次のように言っている。
性的欲望は人間の逃れられない欲望のひとつであり、種の保存のためにも重要な欲望でもある。(嗜好性は人それぞれであるとしても)
あらゆる欲望はエロティシズムに収束していくようにも思える。そして、欲望は、時として、社会的格差によるひずみによって、はじき飛ばされもする。
現代におけるエロティシズムの格差と文明批判についてはフランス人作家