ブックリーマン

文筆家です。そのまま・ありのまま、そして自由に。フリーテーマの文筆noteです。#14…

ブックリーマン

文筆家です。そのまま・ありのまま、そして自由に。フリーテーマの文筆noteです。#140字の世界X小説投稿中

マガジン

  • 【monogatary】さんに「お題」を頂きX小説書いてます

    monogatary.comさんから毎日投稿される「お題」に従って、X小説(140文字以下のミニ小説)を投稿してます。内容はnoteの「つぶやき」にも投稿しています。このマガジンは「つぶやき」をまとめたものです。

記事一覧

美しく空に浮かぶ球体。とても優美だ。そのあまりにも美しい妖麗な輝きに、目も心も吸い込まれ、ついつい時間が経つのを忘れていた。

「手が届きそうだ」
ふと、手を伸ばしていた。いつの日か行ってみたい。僕の「月旅行」計画が始まった。

カーン、金属音とともに打ち上げられた白球は、勢いよく飛んでいく。僕らは立ち上がり、息を呑んでその行方を追いかけた。

あと少しだった。「ゲームセット」審判の掛け声とともに、僕らの夏は終わりを告げる。来年こそ、夢を叶えろよ。先輩達が泣いていた。

「エマー」私は近づく。ご主人様はご飯を指さす。
「よし!」。クンクン。
顔を近づけいつもの食事を確認。

嫌いじゃないけど、、、そろそろ別な味が欲しい。
「あれ?食べないの?」じゃあ、チュール入れようか?好物を前に尻尾を左右に高速で振るエマでした。

○○女子。そんな流行が、いつの間にかに私達をタグ付けした。

勤勉?真面目?理系というだけなのに。世間はリケジョと読んだ。私はその呼び名は好きでは無い。私はただの小説好き。文学女子なのだ。

そのタグは間違ってはいない。でも正解でもないのである。

乗車時間は、長いようであっという間に過ぎていく。トンネルをいくつか抜ける。景色はがらりと変わる。遠くに見えるビル群。大都会が近づいてくる。景色を楽しみたいが、現地に到着するまで、車内は即席の書斎になる。寝てたらあっという間だ。しかし僕には貴重な時間なのだ。

締切に追われ、気づけばこんな時間になっていた。空は薄っすらと明るくなり、次の日の訪れを静かに告げている。

僕はベランダに出て腕を伸ばし、大きく深呼吸をした。こういう日に限って朝焼けがとてもきれいだ。自然の恵みに、癒やしをもらう徹夜明け。

今日も頑張ろうと静かにつぶやく。

変化を楽しもう

玄関を出るとモワァーとした外気が一気に体に纏わり付く。 うわっ。今日も暑くなりそうだな。…

「○○3選」とかってよく見かけるけどさぁ、
なんか強制的に進められているようで嫌なんだよなぁ。
うーん確かに。じゃあどんな記事タイトルにします?
「おすすめ、、、順」「順?」
「おすすめ、、、ごと」「ごと?」
やっぱり「選」しかないかなぁ。こうして今日も会議は続いていく。

今回も泣く子も黙るツワモノ達が集っている。文学を愛し、文学に生きる彼ら彼女らの作品をぜひ手にとって頂きたい。

奇人、変人、狂人、エキセントリックなモノカキ達が作り出す、笑いあり、涙ありの感動物語をぜひご一読あれ!

僕は道端でよくソレを拾う。これまで財布やスマホ、色々なモノを拾った。もちろんちゃんと届ける。

今回もまた、沢山のソレを拾った。素通りする人もいたが、僕にはできなかった。

今回も喜んでもらえたようだ。夢や希望の落とし物。これからも「物語」にして沢山の人に届けていきたい。

私は思い切って声をかけた。

突然ごめんね。一人?一緒のクラスになってまだ一度も話したことなかったからさ。「大丈夫」彼女は静かに水の入ったコップを自分の方に寄せた。

その日から、私には指定席ができた。

隣の彼女が笑顔で言った「あの時は、ありがとう」。

1

部長、例の契約取れました!
おぉ!本当か!!
今日は昼飯でも行くか。

半年掛けた仕事がようやく実を結んだ。特に頑張った彼の労をねぎらいたい。

昼から豪勢にしすぎたせいか、昼下がり眠気が襲う。

そういえば、本契約はいつになった?
え、契約ってなんです?
え?

手紙は捨てて欲しい。そう伝えたはずだった。
「お返しします」ときれいな字で短く綴られた便箋。

彼女の丁寧な対応、その彼女を困らせてしまった自分の情けなさ、届かなかった想い、これからの学校生活への不安。

アスファルトに積もった枯れ葉を、風が吹き飛ばす音が耳の奥に残った。

1

あぁ、すっかりうたた寝をしてしまった。
あれ、眼鏡がない。
「母さん、わしの眼鏡見てない?」
「あー、もしかしたら優ちゃん達が...」

「お父ちゃん、こんなところで寝たら困りまちゅわ」
「うーん」「眼鏡も掛けたままでぇーだらしないわ」

「ほら、孫たちの小道具にされてますよ」

生活不規則で、平日はジャンクな外食が多くて。一応気にして休日のランチくらいはヘルシーで健康的な食事中心にしてたんだけど。でも、俺、濃い味好きだから、味付けも濃くなっちゃって。ほらぁ、ばーちゃんも味付け濃かったじゃん。そう、だからこんなに早くこっちへ来ちゃったか。

1

子どもの僕、ちょっと聞いてくれ。

毎日早起きする。
日記は毎日書く。
自由研究や読書感想文は7月中に終わらせる。
宿題ドリルを3回やる。
さらに1学期の復習と2学期の予習をする。

豪華な勉強計画は無理だって。詰め込みは良くないから、コツコツやろ。

2

美しく空に浮かぶ球体。とても優美だ。そのあまりにも美しい妖麗な輝きに、目も心も吸い込まれ、ついつい時間が経つのを忘れていた。

「手が届きそうだ」
ふと、手を伸ばしていた。いつの日か行ってみたい。僕の「月旅行」計画が始まった。

カーン、金属音とともに打ち上げられた白球は、勢いよく飛んでいく。僕らは立ち上がり、息を呑んでその行方を追いかけた。

あと少しだった。「ゲームセット」審判の掛け声とともに、僕らの夏は終わりを告げる。来年こそ、夢を叶えろよ。先輩達が泣いていた。

「エマー」私は近づく。ご主人様はご飯を指さす。
「よし!」。クンクン。
顔を近づけいつもの食事を確認。

嫌いじゃないけど、、、そろそろ別な味が欲しい。
「あれ?食べないの?」じゃあ、チュール入れようか?好物を前に尻尾を左右に高速で振るエマでした。

○○女子。そんな流行が、いつの間にかに私達をタグ付けした。

勤勉?真面目?理系というだけなのに。世間はリケジョと読んだ。私はその呼び名は好きでは無い。私はただの小説好き。文学女子なのだ。

そのタグは間違ってはいない。でも正解でもないのである。

乗車時間は、長いようであっという間に過ぎていく。トンネルをいくつか抜ける。景色はがらりと変わる。遠くに見えるビル群。大都会が近づいてくる。景色を楽しみたいが、現地に到着するまで、車内は即席の書斎になる。寝てたらあっという間だ。しかし僕には貴重な時間なのだ。

締切に追われ、気づけばこんな時間になっていた。空は薄っすらと明るくなり、次の日の訪れを静かに告げている。

僕はベランダに出て腕を伸ばし、大きく深呼吸をした。こういう日に限って朝焼けがとてもきれいだ。自然の恵みに、癒やしをもらう徹夜明け。

今日も頑張ろうと静かにつぶやく。

変化を楽しもう

玄関を出るとモワァーとした外気が一気に体に纏わり付く。 うわっ。今日も暑くなりそうだな。…

「○○3選」とかってよく見かけるけどさぁ、
なんか強制的に進められているようで嫌なんだよなぁ。
うーん確かに。じゃあどんな記事タイトルにします?
「おすすめ、、、順」「順?」
「おすすめ、、、ごと」「ごと?」
やっぱり「選」しかないかなぁ。こうして今日も会議は続いていく。

今回も泣く子も黙るツワモノ達が集っている。文学を愛し、文学に生きる彼ら彼女らの作品をぜひ手にとって頂きたい。

奇人、変人、狂人、エキセントリックなモノカキ達が作り出す、笑いあり、涙ありの感動物語をぜひご一読あれ!

僕は道端でよくソレを拾う。これまで財布やスマホ、色々なモノを拾った。もちろんちゃんと届ける。

今回もまた、沢山のソレを拾った。素通りする人もいたが、僕にはできなかった。

今回も喜んでもらえたようだ。夢や希望の落とし物。これからも「物語」にして沢山の人に届けていきたい。

私は思い切って声をかけた。

突然ごめんね。一人?一緒のクラスになってまだ一度も話したことなかったからさ。「大丈夫」彼女は静かに水の入ったコップを自分の方に寄せた。

その日から、私には指定席ができた。

隣の彼女が笑顔で言った「あの時は、ありがとう」。

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部長、例の契約取れました!
おぉ!本当か!!
今日は昼飯でも行くか。

半年掛けた仕事がようやく実を結んだ。特に頑張った彼の労をねぎらいたい。

昼から豪勢にしすぎたせいか、昼下がり眠気が襲う。

そういえば、本契約はいつになった?
え、契約ってなんです?
え?

手紙は捨てて欲しい。そう伝えたはずだった。
「お返しします」ときれいな字で短く綴られた便箋。

彼女の丁寧な対応、その彼女を困らせてしまった自分の情けなさ、届かなかった想い、これからの学校生活への不安。

アスファルトに積もった枯れ葉を、風が吹き飛ばす音が耳の奥に残った。

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あぁ、すっかりうたた寝をしてしまった。
あれ、眼鏡がない。
「母さん、わしの眼鏡見てない?」
「あー、もしかしたら優ちゃん達が...」

「お父ちゃん、こんなところで寝たら困りまちゅわ」
「うーん」「眼鏡も掛けたままでぇーだらしないわ」

「ほら、孫たちの小道具にされてますよ」

生活不規則で、平日はジャンクな外食が多くて。一応気にして休日のランチくらいはヘルシーで健康的な食事中心にしてたんだけど。でも、俺、濃い味好きだから、味付けも濃くなっちゃって。ほらぁ、ばーちゃんも味付け濃かったじゃん。そう、だからこんなに早くこっちへ来ちゃったか。

1

子どもの僕、ちょっと聞いてくれ。

毎日早起きする。
日記は毎日書く。
自由研究や読書感想文は7月中に終わらせる。
宿題ドリルを3回やる。
さらに1学期の復習と2学期の予習をする。

豪華な勉強計画は無理だって。詰め込みは良くないから、コツコツやろ。

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