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” 人の人生を聞く ”という趣味。 "人生"を考える。

「あー。私って、人の人生を聞く時、めっちゃドーパミン出てるわ。」
24歳にして気付いた。「人の人生を聞くこと」は私の趣味である。

誰かの人生は、私にとって「どこでもドア」である
時間は限られている。世界的なスター☆BTSだって、鴨川の河川敷がマイホーム☆ホームレスだって、1日24時間はお約束。もれなく私も同様。
そう、私は私の人生しか歩めないのだ。
その中で、誰かの人生を聞く。聞く時も、想像力を働かせて。
その人が展開する人生のワンシーンを自分が天から覗いているような…..
すると、その人が出会った感情・経験して得た学び・胸の痛み….その人が人生で得た感触を自分も追体験できる。
その時、私は別の人生の主人公になって、知らない世界を旅する。

心斎橋のホスト
この前、人生で初めてホストクラブに行った。そこで指名した、30キロ太った横浜流星系・饒舌アンニュイお兄さん。
彼は元々、広告代理店でバリバリ働いていたそうな。そこで偶然、ホストの方と一緒に仕事をする事になった。なんだか面白くなって、休み時間もホストについて調べていた。すると、それを見ていた上司から「ホスト向いてんじゃない?興味あるならやってみたら?笑」とそそのかされ、勢いとノリで仕事を辞めてホストの世界に入ったらしい。

人生の偶然性
私が人生を聞いていて「やっぱ、人生っておもろいな〜」と思うのは、人生って奴は実に気まぐれで決まったりするから。このホストもそう。
"もしあの時、仕事でホストと一緒にならなかったら?"
彼は広告代理店で、今もバリバリ働いていたかもしれない。
人生の不確実性がたまらない。
何が未来を変えるキッカケになるか分からない。
だから、私はどんな些細なことでも、昨日と変わらないような今日でも「何か1つでも新しい発見がなかったか?心がザワついた時はなかったか?」ちょっと振り返ったりする。
未来がちょっとワクワクするようなヒントがあるかもしれないから。

今置かれている状況は、最適解なんじゃないか
昔、学生の頃に宮島(広島)の旅館で住み込みバイトをしていた。その時に、すごーく美味しい出汁巻き卵を作る料理人がいた。その人に「なんで料理人になったんですか?」と聞いたことがある。
すると「俺はバカじゃけぇ、どこも高校行けなかったんじゃよ。そんで職業訓練校に行くしかなくて、専門が美容師か料理人の2択だったの!」と。
この時の衝撃たるやいなや。この人は料理人が天職だと思ってた。
でも、料理人のキッカケは ” 置かれた状況がそうだったから ” である。

そこから、私はどんなに辛くても、上手くいかなくても「私が今ここにいるのは”ここから何かを学べ”って意味なんじゃないか」と考えるようになった。
最近だと、仕事で希望勤務地を地元・名古屋に変えた。でも、上は取り入ってくれない笑 「くそー名古屋帰れんかったー。…..きっとまだ、学ぶことを学び切れていないから、京都から離れられないんだろうな。なんだなんだ?!」と。縁が切れた時は神様から「おつかれー!僕から君へのミッションは見事クリアです!」と言われているんじゃないか。

自分の人生を否定しない、糧にする
すると、自分の人生を否定しなくなった。
小学生の時、周りの期待する私であり続ける事が苦しくなり強迫性障害になってしまったこと。家のトイレで吐き続けていたことも、マンションのベランダから飛び降りて自殺しようと思ったこともあった。
他の家庭では日常の” 父親がいる生活 ”も、私には無かった。
よくある単身赴任って奴だ。父親は仕事柄、日本を飛び回っていたから、今どこで何をしているかも、よく分からなかった。あまり一緒に過ごした記憶がないから、同級生がお父さんの愚痴を漏らしているのさえ、私には羨ましく映った。

でも、色々あったけど、私の人生でよかったと思う。
死にたかったから”生きること”について色んな角度から考えた。
会いたい人になかなか会えなかったから”感謝の言葉はその時に伝えよう”と思った。
正直「私の人生は挫折と高くそびえる壁ばかりだ」と思った時期もあった。辛い事も沢山あったけど、その日々は私の糧になって、私の個性になっている。これって宝物じゃないか!

”過去の事実は変えられないけど、過去の解釈は変えられる”そんな気がする。
起こった出来事はきっと、自分の人生において最適解だった。
そうやって真摯に人生と向き合っていると「自分の人生はどんなことがあっても、きっと乗り越えて幸せになれる」という意識に変わった。

「人の人生」から”学ぶ”のであって”比べる”と苦しくなる
自分の人生を否定しなくなった。と書いたが、自分の人生が味気なく感じたり、面白味を感じない時はある。それは”比べる”時だと思う。
何かを学んだり、その人の人生を疑似体験するのはいいけど、比べた途端に優劣が出来て苦しくなる。
今はSNSやYoutubeで比べることもしやすくなったように思う。
自分の人生に”イイね!”をした上で”みんなも幸せイイね!”する事が大事なんじゃないかなって思う夜。

結論迷子ですが、これにて!


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