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不思議な事件は面白い

さてさて、本日はシャーロック・ホームズにハマっていた小学生時代に出会った本。
上の本そのものではなくて、児童向けに訳されたものだと思います。タイトルも違いました。
この傑作選に収録されている、『J・ハバクク・ジェフスンの遺書』。
有名なメアリー・セレスト号事件を題材にとった作品です。私が読んだのは『マリー・セレスト号事件』とかそんなタイトルになってたんじゃないかな?探してみたものの、児童向けのものは見つからず。私が読んだ本も当時すでにけっこう年季が入った感じだったので、その頃から絶版だったかもしれませんね……。
ご存知の方が多いとは思いますが、一応ウィキペディアの記事を。

もう単純にコナン・ドイルに反応して読んだんですが、その頃はシャーロック・ホームズシリーズしか読んだことがなかったので、全然違うタイプの作品だったことに驚きました。
でもこの道具立てはわくわくしますよね。また実際にあった事件がモチーフというのも子供にとっては驚きで。大人になってから朝食の準備がしてあったとかそういう部分は創作だと知ってがっかりしました。いつも通りの朝だった、というのはすごくミステリーな感じがしてドキドキするのに……。
なんだかどう書いてもネタバレしそうなので、これ以上は書かないでおこうと思いますが、この本ともうタイトルも忘れてしまった、なぜ家にあったのかわからない世界の不思議なことを集めた本(ちょっとオカルト寄り)の影響で、そういった類の本に興味を持ちました。
私の頃はそういったジャンルってけっこう通る子多かったように思うんですが、今ってどうなんでしょうか?
例えばですが、バミューダトライアングルやサルガッソー海、オレゴンの渦なんかが載っていたことを覚えています。日本だと殺生石や投入堂、あと名前を忘れてしまったんですが、山肌から定期的に丸い乳房のような形の塊ができる場所とか(それもなにか伝承があった気がする)が載っていました。
オカルト寄りといっても、伝承系の怖い話が収録されていて、上に書いたもの以外に日本の昔からの怪談がいくつかありました。鍋島の化け猫騒動や安達ヶ原の鬼婆はこれで読んだんじゃなかったかと思います。
あとは今で言うところのオーパーツ系。でもムーではなかったと思います。雑誌じゃなくて、新書サイズぐらいのしかもけっこう分厚めの本。あれ、誰が買って家にあったんだろう。ひょっとしたら学研の付録かなんかかもしれない。オカルトブームの頃だからありえるかも。
UFO特番やら徳川埋蔵金やら、そんな特番がちょいちょいやっていた時代ですので、もしかしたら付録でそういう小冊子を作るのもありだったのかなあ。
ちなみに学研の学習の方を取るとたしか年に一回読み物系の冊子が別冊であったと思います。
姉と妹が学習で、なぜか私だけ科学。超文系になったけど。付録は面白かったけど。
そんなこんなで、怖がりですので心霊系にはいきませんでしたが、今でも古代文明やらナゾの遺物やら未解決事件やらが好きな大人が出来上がってしまいました💦
ムーを定期購読するほどではありませんが(笑)。
だから世界ふしぎ発見とかも好きでしたね。『白い嵐』という映画が公開された時の回とか好きでした。ダウンバーストのメカニズムとか実際の乗組員の証言とかめっちゃ面白かった。
最近は見てないんですけど、オカルトに走らずに世界の不思議な遺跡や遺物を取り上げてくれるのがほんとに楽しかったです。『白い嵐』も今では解明されているけど、事故当時は謎の嵐だったというあたりがツボだったんだと思います。
その後ダニエル・キイスのビリー・ミリガンから入って最終的にロバート・K・レスラーで猟奇殺人の方に行ってしまい、トマス・ハリス経由でクリミナル・マインド好きに成長していしまいました。
あれ、どこで間違ったんでしょう(笑)
それは置いておきまして、子供って怖いくせにこういうちょっと不思議で不気味なお話好きだったりしますよね。
大人もそうか(笑)。都市伝説とか人気ですもんね。
想像の余地があるもの、っていうのがいいんでしょうね。正解があるのかないのかもわからない。そういう曖昧さのあるものにもっともらしい説明をくっつけるのって、楽しいかもしれない。

それにしてもあの国内外の色んな謎や不思議を集めた本はなんだったんだろう。あれでしか見たことない怪異みたいなのもあったんですよね〜。今更ながらもう一回読んでみたいな。

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