在庫を抱えることは損することと同義

在庫があると損をするため、ユニクロやトヨタはどう対応しているのか

食品の賞味期限などによる価値の損失を棚卸減耗損という。
しかしユニクロでは、商品が1点買われるごとにオンラインでその情報が伝えられて1点ずつ製造されるので、在庫量は少ないまま一定である。
トヨタでもかつてはかんばん方式という生産体制がとられており、自動車生産の際に川下の工程から川上の工程に向かって看板を使って必要な部品や材料を要求するというシステムであり、これによって必要なものを必要な時だけ指示するという工程間で在庫が発生しない仕組みになっている。また、自然食品を売るお店はネット販売をメインにしており、店舗は在庫置き場としての役割も果たしていた(ちなみに一般的な小売業の店舗で完売御礼在庫ゼロになることは良くない、売り上げの機会を失っていることと同義なので)。生産現場ではサプライチェーンマネジメントと言って、モノの製造現場から小売りに至る流通まですべてで協力し合って在庫をなくそうとする動きのこと。

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