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措置診察に立ち会う人はお静かに!

措置診察に同席する保健所職員さんには、沈黙耐性の低い人がいる。

私「ご両親とケンカしたのは何か理由があるんですか?」

患者さん「……」

答えようとしない患者さんの様子を観察しつつ、次々と質問を重ねないことで「あなたの言葉を待ちますよ」と伝えたい。

それなのに……。

保健所職員「(本人に)お金の件で揉めたのよね。(医師に)ご両親によるとですね、朝から」

ちょっと待って……。
良かれと思ってのことだろうが、保健所職員が患者さんの代弁者になる必要はない。

職員が喋るのを医師が遮れば済む話じゃないか、と言われるかもしれないが、措置診察は通常以上にピリピリしたムードであり、たとえわずかであっても追加で余計なピリピリは持ち込みたくない。

医師の遮りは、たとえ表情や口調をどんなに工夫しようとも、やはり「その場の主導者」として一定の威圧感を持ってしまうものだから。
その威圧感が、場のムードに及ぼす影響が怖い。

だから、よほどのことがない限り、職員さんの「不要な代弁」は見逃している。

措置診察に同席する保健所職員さんたち、どうかおしずかに〜!!

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