ぜんぶ、すてれば #読書の秋2020
noteで、#読書の秋2020 というイベントが開催されています。
仕事柄、比較的本を読む・・・と言いたいところですが、実際にはそうでもありません。でも、さぞや読書家に違いない、と思われがちで、全力で否定しても「そんなご謙遜を~」となるので適当にお茶を濁しています。
本をおすすめしようとしても、「この本をおすすめすると私の頭の程度がバレるのではないか」「なんか素敵な人だと思われたい」「せめて有益な本をおすすめしたい」…と様々な煩悩が脳内を駆け巡ってしまうため、さんざん悩んだあげく、結局何もおすすめしないで終わるということが多いです。
なので、自信を持って「これがおすすめ!」と言える人の潔さが羨ましくて仕方がない。
・・・なのですが、「ぜんぶ、すてれば」は発売すぐにおすすめしていました。
天王洲アイルといえば今やT.Y.ハーバーとか建築倉庫ミュージアムとか、画材PIGMENTなどがある今や言わずと知れたインスタ映えスポット…ですが、寺田倉庫の経営改革の立役者が本書の著者、中野善壽さん。
あまり取材など受けられない方で、寺田倉庫の社員ですら、実在の人物か危ぶまれていたそう(本当かな…?)
内容は読んでいただくとして、とにかくカッコいいんですよ。自然体なのに、風を起こしてまた去っていく…そんな感じ。爽やか。隈研吾さんが推薦コメントを寄せてくださっているのですが、直感を形にするとか、センスとか、今トレンドだと言われていることをずっと前から実践されている。
なにも持たない。執着しない。
お金も、必要な分はどんどん寄付しちゃう。ミニマリストという言葉が流行る前から、精神的にミニマルな方なのだなぁと感じました。だから、自由。とても羨ましい。
潔くて、気持ちのいい読後感で、普通にしているとなんだか鬱々した気分になってしまう今こそ読んで欲しい本です。
表紙の紙と箔押しの感じが素敵なのと、テーマごとに中野さんの言葉がまとまっているので、ぱらぱらめくるのに紙の本の方がおすすめではありますが、ちゃんと発売日に合わせて発売できるよう、電子担当者としては頑張りました。えっへん。
誰も褒めてくれないから自画自賛するぜ!
はー、今週もがんばった!
ブックデザイナー井上新八さんによる、本のデザインができるまでのnoteも必見です。
読書感想文といえば、夏休みの宿題の定番。
おとなの読書感想文にも使えるテクニックをYouTubeで解説しています。
#読書の秋2020 読書感想文、書こう書こうと思っていたけど気づいたら日曜の夕方…!という人、まだ間に合いますよ~!!
やや、#読書の秋2020、9,558件も投稿が・・・! これは10,000件突破する勢いなのでは。課題図書もそれ以外の本も、次に読みたくなる本のきっかけになるといいな。
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