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#種牡馬
(後日譚)ヘイローを配合した男 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・14
ヘイローを配合した男今回はサンデーサイレンスの配合を語る前段階として、同馬の生産に至るバックストーリーをまず紹介しよう。
ジョージ・A・ポープ・ジュニアの忘れ形見ウィッシングウェルにヘイローを配合した男。それは「ヘイローを所有した男」でもある。
その名はトム・ティザム…とレイ・ポーリックの著書にはある。Tom Tathamで検索するとThomas P. Tathamという名前が出てくる。
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J.O.トビンとウィッシングウェルの「異質」 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・11
今回から2回に分けてウィッシングウェル(サンデーサイレンスの母)の配合コンセプトをジョージ・A・ポープ・ジュニアの代表生産馬J.O.トビンと比較しつつ説明する。
まず今回は「異質」の存在についてがテーマだ。
組織に異質性を加えるサラブレッドの配合はいかにあるべきか?
インブリード(クロス)を手がかりとして、完全なる統一感と美を追求する五十嵐理論(I理論)というものが一斉を風靡した事もある。
私
ヒラリー産駒の究極系ヒルシェイドによる挑戦と成功 ~サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・10
1961年にヒルライズを生産し、1964年に「(2代後に)世紀の大種牡馬サンデーサイレンス」を生み出すマウンテンフラワーを生産したジョージ・A・ポープ・ジュニアはそれから何をしたのだろうか?
今回は1965年に生産したヒルシェイド Hill Shadeを紹介する。
ヒルシェイドは、(ジョージ・A・ポープ・ジュニアが愛用した)種牡馬ヒラリーの「究極系」ともいうべき配合を持つ牝馬だ。
栄冠の後ジョ
世紀の名馬と一騎打ち、ヒルライズ確信の配合 〜サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・6
長い歴史を持つ大レースだと「ああそんな馬いたよね」と言われるだけまだマシで、完全に忘れ去られる馬も多い。
2010年の日本ダービーはエイシンフラッシュが史上最速の上がり32.7秒で優勝したが、同タイム2着馬の記憶が薄れた人も出てきているのではないか…。
今回はアメリカ競馬の歴史に埋もれてしまったヒラリーという種牡馬と、その代表産駒ヒルライズという馬が、かなりこだわりを持った配合であるという事を解
単なるオマージュにとどまらないエーデルワイスの配合 〜サンデーサイレンスの母を生産した男 ジョージ・A・ポープ・ジュニアとは・5
前回は、サンデーサイレンスの曾祖母エーデルワイスは不出走馬だが、同馬主&同期のケンタッキーダービー馬と配合コンセプトが同じであることを説明した。
今回は「3×4のクロスなら良い」「濃くなりすぎると良くない」といった、昨今まん延するフワっとしたインブリードの説明は全く何の意味もないという話と、エーデルワイスの父が無名種牡馬のヒラリーでなければならなかった、その必然性について説明する。
オマハ、ジ