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【読書日記】10月1~2日の読書から

こんにちは。

さかのぼってみると、10日ほど前までは、その前日までの簡略な読書の記録を「読書日記」として綴っていました。おそらくは、読書会が3周年と100回とを迎えることに気を取られて、綴るのが滞ってしまっていました。また途切れてしまうこともあると思いますが、月も改まったので再開します。今回は、1日と2日に目を通した本について綴ります。

1)Scrapbox情報整理術(倉下忠憲)

著者の倉下さんには、他にEvernoteについて書かれた著作があることを知っています。たぶん、それでTwitterをフォローしているんだと思います。そのツイートを通じて、Scrapboxという、比較的新しい知的生産についての支援ツールのことを知りました。

この本には、確かにScrapboxの使い方が書かれてはいますが、単なるマニュアル本ではありません。そもそも「情報」とは何か、それを「整理」し、「活用」するとはどういうことなのか。また、人々はその課題にどう取り組んできていて、このScrapboxはそうした流れの中にあって、どこが「新しい」のかについての記述がなされています。その点では、いわゆる「マニュアル」本とは一線を画しているものと思いながら読み進めています。現在、全体のちょうど半分くらいのところまで来ています。

2)革命前夜(須賀しのぶ)

この著作は、長くKindle端末の底に沈んでいたものです。購入履歴を調べてみると、2020年の9月に入手していたようです。

小説の主人公は、昭和が終わった日にドレスデン入りした日本人ピアニストの男性です。留学生ですね。当時はまだ「東ドイツ(=DDR。ドイツ民主共和国)」だったようです。以来既に30年以上が過ぎています。この30年というサイクルが、自分の人生の中に、すっぽりと収まってしまうことにめまいを感じてしまいます。

ピアノに関係がある日本人作品としては、例えば『羊と鋼の森』とか『蜜蜂と遠雷』のような優れた作品があります。私はクラシックを多少好んで聴いていますので、これらにも親しんできましたし、この『革命前夜』も、そうした関心からアプローチをしたものです。

舞台となっているドレスデンには、シュターツカペレ・ドレスデンという、とびきり上等なオーケストラがあります。単に「ドイツ圏」のオケというのにとどまらず、世界のトップクラスの一つと言えるオケです。そのオケがある街が舞台となる作品という感触ですね。以後の展開が楽しみです。

3)月曜日の抹茶カフェ(青山美智子)

青山さんの著作を読んだのは、読んだ順では『お探し物は図書室まで』『木曜日にはココアを』に続いての3作品目となります。『~抹茶カフェ』は『~ココア』の続編という位置づけのようです。

『ココア』で舞台となったのと同じ喫茶店に出入りする男女の物語です。今作も全12話で構成されていて、第4話までを読んだところです。ぜひ『ココア』を先に読んでいただき、その上でお読みになるとよいと思います。

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今回は以上といたします。これからも、しばらくの間でも継続して綴ってまいりたいと思っています。最後までお読みくださり、ありがとうございました。ではまた!





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