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【考察】さらば、◯◯Live

こんにちは。

ぼくは以前、◯◯Liveさんからオファーがあったことと、そこで初配信をしてみたことについて、noteをまとめたことがあります(21/10/26記)。

結論から先に申し上げると、ぼくはこの配信から手を引いて、3月末から行っているclubhouseでの配信に専心したいと考えるに至りました。なお、具体的なサービス名を挙げていないのは、根強いファン層があって、彼・彼女らまでもを非難することになってしまいそうで、それは忍びないとの考えによります。ぼくが非難したいのは、当該サービスの運営母体とその経営思想であって、そのサービスを享受している方々までではないからです。なので◯◯Liveという表記になっていることを察してくださるとうれしいです。

ぼくが真っ先に槍玉にあげたいと思っているのは、配信者(以下、「ライバー」と記述します)間でのアイテムやおひねりの「獲得競争」を煽るような構造になっているそのことです。

配信を聴く「リスナー」さんは、気に入ったライバーさんへ、◯◯Live社さんから購入したアイテムを、いわば「おひねり」として差し出すことができます。運営母体である◯◯Liveさんは、そのことで収益が上がり、その収益の一部が、ライバーさんへと配当される仕組みとなっています。

なお、ライバーさんは、競合他社さんでの配信をしないことや、一定以上の配信頻度を確保することを条件に、〇〇Liveさんとの「認証ライバー」「準認証ライバー」としての「契約」をすることで、配当率が変わってくるようです。

問題は、配信頻度(回数や延べ時間等)や獲得アイテム数などが「数値化」され、「可視化」されることで、いとも簡単にライバーさんの間での「競争」状態が生まれてしまうことなのではないかと考えています。つまりは「ランキング」化されるということです。

そのことで、中にはリスナーさん側に、アイテムを投げてもらうことをお願い(要求)するライバーさんが出てきているようなのです。

既述の通り、これらの「アイテム」は、リスナーさんが◯◯Liveさんから「購入」しているものです。しかし、それらがライバーさんの元に届いたときには、日本円でではなく、◯◯コイン(仮)のような単位として表示されるので、そのアイテムを獲得した時に、リスナーさんに例えば¥3000使わせてしまったとまでの思いを巡らせられるライバーさんは、少ないのではないかと思うのです。

ですので、中には平然と「アイテムください」「応援よろしく!」と宣うライバーさんもでてきてしまうわけです。

この光景は、どこかで見たことがあるなと思って考えを巡らせると、ちょうど悪質なホストクラブやキャバクラなどで、ホストさんやキャバクラ嬢さん方に入れあげてしまうお客さんがあるという構造に似ているなと思いました。

ここまでなら、双方合意の上でやっていることなので、外野がとやかく言う筋合いのものではないのですが、人づてに聞いた話では、万単位でのアイテム購入と「投げ銭」が日常的に行われているとのことでした。それはちょうど過熱するオークションにも似ていて、◯◯さんが¥10000分投げたんなら、ぼくは¥20000投げようという「競争」的な状況が、いともたやすく生まれてしまっているとのことなのです。事ここに至ると、自分の話しを聴いてくれる相手を見つけて、楽しくおしゃべりを交わすということから大きく逸脱していると言わざるを得ないと思うのです。

ここまでが、「仕組み」ないし「構造」上の「問題」と考えていることでした。以下は、ぼくが個人的に「合わないな」と判断したこととなります。もう少しおつきあいください。

1つ目には、ぼくが名乗っている「読書の杜」というアカウントを、「どくしょのもり」と読めない方が多くいらっしゃったということでした。これはちょっとショックでした。「どくしょのやしろ」はまだいい方で、「どくしょの『しゃ』さんですか?」と、何度言われたことか・・・。

もう1つには、このフィールドの内に、本や読書、読書会等について語りたい、聴きたいという方々と、どれくらいで出会えるのか、すっかり自信を失ってしまったということもあります。

また、同じ1時間を使うのであれば、慣れていないということを勘案したとしても、◯◯Liveの方が、clubhouseよりもはるかにエネルギーを使ってしまうということがあります。◯◯Liveでも、リスナーさんからコメントを文字入力していただいたり、あるいは複数名のライバーさんと「グループコール」という名称での配信を行うことはできはします。しかし、◯◯Live内では、例えば1時間配信を行った場合、ほぼ1時間しゃべりっぱなしということになります。これには、多大な身体的・精神的エネルギーを必要とします。今現在の気力と体力と時間数では、ちょっと「もたない」と判断せざるを得ませんでした。

もちろん、◯◯Liveは、本質的には「楽しい」ツールです。ですが、述べ来たったような「落とし穴」が待ち受けている。少なくとも、ぼくにはそう思えたのです。従いまして、当面はclubhouseでの配信を優先的に行いたいがために、一旦◯◯Liveからは撤退することを決め込んだということになります。お読みくださった◯◯Live利用者さん方には不快な思いをさせてしまったことについてはお詫び申し上げます。今回は以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。それではまた!



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