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クラブ活動のご案内① オンライン読書会

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clubhouse内で展開しているクラブ(オンライン読書会)に関する記事をまとめてあります。2021/08/15~。
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2022年6月の記事一覧

【読書会】宮本輝『流転の海』全9部の読破に向けて!

こんにちは。6月17日(金)07:54、まだ涼しい朝です。 いよいよ27日(月)から、宮本輝さんの大作『流転の海』シリーズ全9部全巻読破に向けての読書会をスタートいたします。今回のnoteでは、会の進め方の素案についてご案内しようと思います。 『流転の海』は、1984年福武書店から刊行され、のち、1990年に新潮文庫に入りました。主人公は、宮本氏の実父がモデルとされる松坂熊吾。戦前、事業で財を成したものの、戦争でそれらを失います。大陸から帰還したのち、昭和22年、50歳の

【読書会】『あのころはフリードリヒがいた』レジュメ⑤(まとめ回)

こんにちは。6月16日(木)03:30です。数日肌寒い日が続きますね。 5月23日(月)より6月13日(月)までの4回の月曜日に、リヒターの『あのころはフリードリヒがいた』(岩波少年文庫)をみなさんと読んできました。これまでは32節の本文を4回に分けて講読してきましたが、これで終わらせてしまうのはもったいないと感じ、5回目を「まとめ」の回として執り行うことといたしました。また、アプリの機能を利用して録音を残し、公開もする予定です。6月20日(月)21時から、その回を実施いた

【読書会】『あのころはフリードリヒがいた』第4回レジュメ(#140)

こんにちは。6月11日(土)11:06です。今回は、13日(月)21時からclubhouse内で開催するオンライン読書会用のレジュメをまとめたいと思います。本文を全4回に分けて読んだうちの4回目となります。 なお、20日(月)には全体をふりかえる「まとめ」の回を設置して、録音も保存する予定でいます。以下では、各節ごとに感じ入ったところを「抜書き」してあります。丸付きの数字は、引用者が便宜的に振ったものです。このnoteでは、㉕~㉜を扱います。 ㉕ラビ(1941年)・わたし

【読書会】『あのころはフリードリヒがいた』第3回分レジュメ(#139)

こんにちは。 見出しの画像は、本文中の第17節「理由」の挿絵から拝借しました。今回(6月6日開催分、第139回)読む範囲は、17節から24節までの8節の予定です。 ⑰プール(1938年)・こんなのは、そうそうお目にかかれるもんじゃないぞ(略)ユダヤ人の身分証明書だぜ(略)ひゃあ! ユダヤ人がおれたちのプールにはいったんだ! ・おまえなんかが警察で証明したって、信用してもらえると思ってるのかい? ええ? ⑱儀式(1938年)・この聖なることばを告げる役に召されることは(