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ケ・デ・ビュル漫画賞2024ノミネート作品を紹介します!

こんにちは。書肆喫茶moriの店主です。
毎日暑いですね。

フランスの漫画祭というとアングレーム国際漫画祭を思い浮かべる方は多いと思いますが、そのアングレームに次ぐ規模の漫画祭が毎年サン=マロで10月に開催されるケ・デ・ビュル(Quai des Bulles)漫画祭です。
2024年は10月25、26、27日に開催されます。

ケ・デ・ビュルでも漫画賞が開催されているのですが、ノミネート作品が発表されましたので今回の記事でご紹介します。

ケ・デ・ビュルの漫画賞には次のカテゴリーがあります。

  • Grand Prix de L’Affiche(ポスター賞):
    作家の賞。受賞者は来年のポスターを作成する。

  • Prix Coup de Coeur(お気に入り賞):
    特筆すべき作品に与えられる。2023年から始まった賞?

  • Prix Ouest-France(西フランス賞):
    18歳から35歳までの西フランス新聞の読者から成る審査員によって選ばれる漫画賞。

  • Prix Révélation ADAGP(ADAGP新人賞):
    ADAGP(La Société des auteurs dans les arts graphiques et plastiques:グラフィックアート造形芸術著者協会)が主催する、これまでの刊行点数が3作品以内の若手作家の作品に与えられる賞。

  • Prix Jeunesse Ville de Sant-Malo(サン=マロ市子ども向け漫画賞):
    サン=マロの児童が審査員になって選んだ子ども向け漫画の賞。

2023年6月1日から2024年5月31日までに刊行されたバンド・デシネを対象に、西フランス賞10作、ADAGP新人賞10作、サン=マロ市子ども向け漫画賞5作の計25作のノミネート作品が選ばれました。
カテゴリーごとに見ていきます。

YouTubeライブでも2回にわたって詳しく紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

【YoutubeLive】海外マンガ紹介#219「ケ・デ・ビュル漫画賞2024西フランス賞ノミネート作」

【YoutubeLive】海外マンガ紹介#220「ケ・デ・ビュル漫画賞2024新人賞&子ども向け賞ノミネート作」


Prix Ouest-France(西フランス賞)ノミネート

6月にケ・デ・ビュル漫画祭の主催者と西フランス新聞の記者によって10作のノミネート作品と西フランス新聞の18歳から35歳までの読者のなかから9人の審査員が選出され、2024年9月28日に最終候補5作品に絞られ、10月26日にグランプリが決定されます。

Röd i snön(雪と氷)

作:Francisco Torres Linhart(フランシスコ・トーレス・リンハート)、発行:Bang(スペイン)

スウェーデンの人里離れた村で、住民のヤコブは村人全員を会議に召集するが、その日、彼は現れなかった。彼以外はすべて集まっているなかで、数時間後、ヤコブは無残な姿の遺体となって発見される。果たして誰が犯人なのか? この不可思議な事件を解決するために、保険会社の冷酷な検査官アーン・ブンナーソンは村を訪れる。

Vingt décembre – Chroniques de l’abolition(12月20日―奴隷廃止の日)

作:Appollo(アポロ)、Tehem(テエム)、発行:Dargaud

エドモンド・アルビウスは優秀な若い奴隷。彼が発見したバニラを肥料にする方法を活用して、彼の主人はバーボン島で裕福になった。しかし1848年、フランスでは革命が起こり、隣のモーリシャス島ではすべての黒人が解放された。レユニオン島で奴隷が廃止されるとどうなるのか…?

先日読んだトマ・ピケティ原作のマンガで読む 資本とイデオロギーでも、奴隷解放によって資産家がどのように資産を蓄えるようになったのかが語られていたので、とても興味深いテーマです。

Racines(ルーツ)

作:Lou Lubie(ルー・リュビー)、発行:Delcourt

縮れたアフロヘアを持つローズは、自分の髪が好きになれずストレートにしたいと夢見ている。それがアフリカ系の血が流れている自分のアイデンティティを消すことになっても…。性差別、人種差別、伝統、自己受容について語る豊かで感動的なコミック。

作者のルー・リュビーはレユニオン島出身。レユニオン島で5冊出版した後、現在はフランスに在住。アフリカ系アイデンティティを問うアフリカマンガで、しかも絵がめっちゃ可愛い。アフリカ系のヘアスタイルについて描いたマンガだと、Jamila Rowser(ジャミラ・ロウザー)作、Robyn Smith(ロビン・スミス)画Wash Day Diariesもありますが、とても気になります。

Le champ des possibles(可能性のフィールド)

作:Anaïs Bernabé(アナイス・ベルナベ), Véro Cazot(ヴェロ・カゾ)、発行:Dupuis

建築家会議でトムに出会ったマルスは、彼の仕事に一目ぼれしてしまう。VRヘッドセットで楽しむ仮想的な家を購入したトムは、天国のような場所をマルスに見せる。二人は仮想空間でロマンチックな関係を始めてしまう。
しかしマルスには現実世界にハリーというパートナーがいた。マルスは彼を深く愛していて絶対に離れたくない。
現実と仮想空間、二人の男性の間で揺れる女性マルスのラブストーリー。

Ducky Coco(ダッキー・ココ)

作:Anouk Ricard(アヌーク・リカール)、発行:Editions 2024

ダッキー・ココはただのアヒルではありません。忠実な馬ギギットに乗った本物のカウボーイ。西部の荒野を旅し、酒場で酒を飲み、山賊たちを口ひげを生やした保安官に送り届けます。
古き良き西部開拓時代は何も変わらないのです…そう、現代アートを愛するバーのオーナー、トランプで不正行為をする馬、歯磨きにも使われるリボルバーを除いて…。

作者のアヌーク・リカールさんは、以前やつはしさんが激推ししていたBoule de Feu(火の玉)の作者ですね。

Havana Connection(ハバナ・コネクション)

作:Michel Viau(ミシェル・ヴィオー), Djibril Morissette-Phan(ジブリル・モリセット=ファン)、発行:Glénat

1956年キューバ。暴力的な独裁者フルヘンシオ・バティスタ将軍は、ユダヤ系ロシア人のギャング、マイヤー・ランスキーを非公式で任命し、首都ハバナのホテル、キャバレー、カジノはギャンブルとセックス、大麻に大金を費やしに来る観光客で盛況だった。そんなとき、フレンチ・コネクションに関係する麻薬密売人ルシアン・リヴァールがハバナに到着した。マルセイユからアメリカへのヘロイン販売ルートの開拓を狙っていたが、ハバナの街路では、若い弁護士フィデル・カストロを革命軍の指導者とする反乱が起きようとしていた。

Jusqu’ici tout va bien(いまのところ大丈夫)

作:Nicolas Pitz(ニコラス・ピッツ)、発行:Rue de Sèvres

1968年、ニューヨーク州の小さな町に住む中学生のダグ。両親は頼りにならない、二人の兄のうち一人はダグをいじめ、もう一人はベトナム戦争に行った。家は貧しく、中学校では喧嘩ばかり。そんなとき土曜日に開館する図書館で、ジョン・ジェイムズ・オーギュボンの『アメリカの鳥類』を見かける。
ゲイリー・D・シュミットの児童文学『Okay for Nowのコミカライズ。

Carcajou(カルカジュー)

作:El Diablo, 画:Djilian Deroche, Marion Chancerel、発行:Sarbacane

19世紀末のカナダ極北では、フォックストン社の社長である悪徳起業家ジェイ・フォックストンが小さな町シナーガルチを統治していた。数マイル離れたところに住むガス・カルカジューは社会から遠ざかり、もっぱら狩猟や釣りをしながら暮らしていた。しかし、この土地に石油が豊富にあることがわかると、フォックストンはその利益を手に入れようとする。
カルカジューとは小さな悪魔と呼ばれるクズリやアメリカアナグマを指す言葉だそう。
フランスACBDがオススメする「2024年夏の必読10選」にも選出。

L’homme miroir(鏡の男)

作:Simon Lamouret(シモン・ラムレ)、発行:Sarbacane

19世紀初頭の邸宅の別館を購入した40歳のエリーゼ。これまで都会で仕事中毒だった彼女は、息子のアントワーヌとともに田舎に定住することに決める。しかし邸宅には亡くなった前の所有者の持ち物でいっぱい。エリーゼは退職したばかりのフィリップとレイチェル夫婦に助けを求める。最初は見知らぬ人のプライバシーを侵害するようでためらいもあったが、徐々に好奇心と空想に屈してしまうようになる。たくさんの恋文を見つけたエリーゼは、女たらしを想像し、芸術家になりたかったレイチェルにとっては巧みな画家で、フィリップにとっては自由な旅人、幼いアントワーヌにはヤマネコの狩人…やがて誰もが、亡き男の人生に自分自身の一部を投影していく。

La Querelle des arbres(木々の争い)

作:Renaud Farace(ルノー・ファラス)、Amaya Alsumard(アマヤ・アルシュマール)、発行:Casterman

1920年代、コルシカ島から亡命した木こりのセッティモは、メコン川岸のプランテーションに到着する。傲慢な西洋人として偏見を持っていたが、地元の奇妙な少年チャン・リーと出会うことで変わっていく。チャン・リーはシャーマンの力を持っていたが、彼の兄は反政府活動に従事していて、警察の弾圧が激化していく。

Prix Révélation ADAGP(ADAGP新人賞)

Sacré râââl(聖なるラール)

作:Agathe Halais(アガス・ハライス)、発行:Éditions Le Monte-en-l’air

ある王国のお城で「危険な仕事」をしている三人の乙女、クリタンドル、マリー=シプリーヌ、クニゴンドが、己の快楽を征服するための冒険。
BD-CULという、B6判くらいのポケットサイズでカルトなマンガ作品を刊行するレーベルの一つ。紹介文もなんかすごくハイテンションで、アンダーグラウンドコミックの香りがします。

Une nuit avec toi(あなたとのある夜)

作:Maran Hrachyan(マラン・フラキヤン)、発行:Glénat

若いパリジャンのブリューヌは、通り過ぎるときに振り返る男性の視線を感じていた。ある夜、パーティからの帰りに友人から車で送るとしつこく言われる。しかたなくその申し出を受けた彼女だったが、狭い車内で迫られ、追い詰められた末に…。フェミニズム・スリラー。

作者のマラン・フラキヤンはアルメニア出身。2015年にマンガをメインにするためにフランスにやってきたそうです。

Quand j’ai froid(寒い季節)

作:Valentine Choquet(ヴァレンティーヌ・ショケ)、発行:Les éditions de la Gouttière

冬、勉強ばかりで孤独な毎日を過ごしているルイーズは、ある夜、小さなおばあちゃんに出会う。おばあちゃんは笑みを浮かべながら、数えきれないくらいの話をする。アイススケートと心地よいスカーフの物語。花と大きな愛の物語、自転車と成長する子どもたちの物語…。

Slum Kids – Tome1

作:Petit Rapace(プチ・ラパス)、発行:Label 619 (Rue de Sèvres)

ゴミだらけのスラム街、暴力、麻薬、汚職がはびこる世界で忘れ去られる子どもたちは、あらゆる手段を使って生き残らなければならなかった。エインジー、バンビ、ロンブリックの三人も、多くの子どもたちと同じく、流されるままの世界に生きる子どもたち。子どもたちのギャング抗争の中で弱虫の三人は、ほかのチームに不当に利用され、暴力と復讐はエスカレートしていく。若きヒーローたちは自分の夢を追いかけることもできずに、自分たちの手に負えない冒険へと導かれていく…。

Rivages lointains(遠い岸辺)

作:Anais Flogny(アナイス・フロニー)、発行:Combo (Dargaud)

1938年のシカゴ、イタリア移民の17歳のジュールは地域を支配するマフィアのボスであるアダム・ツァーリに出会う。彼に魅了され、部下になったジュール。頭角を現した彼は、アダムと極秘の恋愛関係を結ぶようになる。しかしマフィア間の闘争で手下を失ったアダムはジュールとふたり、新天地ニューヨークをめざす。イタリア系マフィアが台頭するニューヨークで権力を握る一家に潜入したジュール。うまく地場を築けないアダム。やがて二人の関係は微妙にすれ違っていき…。

ダルゴーがマンガ好きな若者対象に2024年に立ち上げた新レーベルComboの第1弾で、ブロマンスもの。私が今回紹介する25作品のなかで唯一読んだことのある作品です。

La part des lâches(卑怯者の部分)

作:Marguerite Boutrolle(マルグリット・ブートロール)、発行:Virages graphiques

専門性と恋愛、どちらを選ぶかという問いのさなかに、アビーはオーベルジュにある友人ジェットの共同宿泊施設に参加することに決めた。そこで彼女は自由主義的で反資本主義的な考えを持つ、さまざまな人々に出会う。しかし田舎の生活に慣れていない若いの女性のアビーは静かな森へと惹かれ…。無駄とも思える人付き合いよりも孤立という危険を冒しても新たなライフスタイルを模索する若者のポートレート。

Natrix Natrix(ヨーロッパヤマカガシ)

作:Léo Bret(レオ・ブレ)、発行:L’Articho

キムさんは田舎に住む祖父母を訪ねるたびに、強い精神的な絆を築いてきたヘビに出会う。人間と生けるものとの関係、自然の神秘、そして親密な感情の探求についての考察。

Shiki – 4 saisons au Japon(四季ー日本の4つの季節)

作:Rosalie Stroesser(ロザリー・ストレッサー)、発行:Virages Graphiques

70年代のマンガを愛するフランス人ロザリーは2015年10月、日本にやってきた。季節が過ぎるにつれて、理想と思っていた日本への見方が変わっていく。非常に家父長制的な日本社会で女性として傷を受けながらも、それでも彼女はこの国に惹かれ続ける。

Fnac France Inter BD賞2024ノミネート作。

On est en finale(決勝戦に進出した)

作:Camille Blandin(カミーユ・ブランダン)、発行:Misma

どうやってここまでたどり着いたのかは誰も知らないが、ファンドゥルー・レ・ルームゴーズバスケットボールチームの選手たちは決勝戦に進出した。対戦相手は、今回の大本命チーム。コーチのジャンマリー・グリュモーの戦略と栄養補助食品 (Chocapic™ シリアル)にもかかわらず、優勝カップを持ち帰るには奇跡が必要。果たして誰が勝負に勝つのか…バスケットボールの決勝戦を描いたスポーツマンガ。

Ernestine(アーネスティーヌ)

作:Salomé Lahoche(サロメ・ラオシュ)、発行:Même Pas Mal

アーネスティーヌは他の女の子と同じ赤毛で9歳の女の子ですが、消防士のようにタバコを吸い、オンラインポーカーをし、近所の人から金を巻き上げていて、キューバに亡命している点が異なります。
兄のエイドリアンは愚図なティーンエイジャー。父のエルヴェは画家ですが、一般的に売れてない。母のルイーズはインテリアデザイナーですが、腕を伸ばしてみんなを運ぶことに疲れ果てています。
森、学校、クリスマス、お葬式、商店街でのアーネスティーヌの悲劇的な出来事を描いた、奇妙な家族の肖像。

Prix Jeunesse Ville de Sant-Malo(サン=マロ市子ども向け漫画賞)

Le Premier Chat dans l’espace a mangé de la pizza(宇宙でピザを食べた最初の猫)

作:Mac Barnett(マック・バーネット), Shawn Harris(ショーン・ハリス)、発行:Albin Michel(原書:アメリカ)

怖ろしいことが空で起きている。ネズミが月を食べているのだ! 地球を救えるのは勇敢な野獣、無謀でピザを愛するヒーローたった一人、ならぬ一匹の猫! 月の女王と爪切りロボットの助けを借りて、ネズミを時間内に止めることができるのか?
原書は英語版の『The First Cat in Space Ate Pizza』。

Quand la nuit tombe – Lisou(夜になると―リスー)

作:Marion Achard(マリオン・アシャール)、Toni Galmés(トニ・ガルメ)、発行:Delcourt

1943年9月、ナチスから逃れるため、リスーの家族はグルノーブルから12キロ離れた山荘に隠れることを余儀なくされた。翌年の2月、運命の日。姉のミレーヌの犠牲のおかげで、一斉検挙を逃れたリスーは、奇跡的にその場にいなかった両親に警告しに行く。戦争が終わるまで隠れて暮らすことになるリスーの物語。

Tout jaune(まっ黄色)

作:Hélène Canac(エレーヌ・カナック)、発行:Jungle

太陽が消えてしまった世界で、太陽を探しに行く物語。「太陽のこと覚えてる?」「ううん…私がまだ生まれる前に眠りについて、それ以来、目覚めていない。おばあちゃんは黒い山のふもとに落ちてしまったと言っていた」「太陽はどんな姿をしているの?」「空に浮かぶまっ黄色のまん丸だよ」
作者のエレーヌ・カナックは、アニメーションシリーズ「Wakfu(ワクフ)」(日本語字幕がNetflixで配信)とその続編「Dofus : aux trésors de Kerubim」でキャリアをはじめたアーティスト。ちなみに「Dofus」は、『ラディアン』の原書を刊行している出版社Ankamaが提供しているMMORPGで、以前は日本語にも対応していたようです。

Milo et les créatures du grand escalier(ミロと大きな階段の生き物たち)

作:Ben Hatke(ベン・ハッケ)、発行:Rue de Sèvres

引っ越したばかりの家の地下室で、妹の失くした靴下を探しに降りたミロは謎の隠し扉を発見する。その扉の向こうには想像していたよりもはるかに大きな地下室が広がっていた。靴下を盗んだ奇妙なネズミを追いかけて、ミロは神秘的な世界をどんどん下っていく。その向こうには影と暗闇に住む幻想的な生き物やモンスターが住む王国が隠されていた。ミロは恐怖に立ち向かい、勇気と優しさを武器にこの奇妙な生き物と仲良くならないといけない。

L’Écuyer et son Chevalier(従者とその騎士)

作:Scott Chantler(スコット・シャントラー)、発行:Rue de Sèvres(原書:アメリカ)

いつも怪物と戦い、命をかけて謎を解くのは若い従者。でも栄冠を勝ち取るのはエルダーガルドのケルトン卿だ。彼らはドラゴンに呪われた小さな村を発見し、住民が助けを求めてきたので協力しなければならない。ケルトン卿はひとりで怪物と戦うと決意をするが、ついてくるかは従者に任せるという。そんなときに都市の創設者が謎の失踪を遂げ、大きな塔が森に隠され、ケルトン卿は帰る道を見失ってしまう…。
スコット・シャントラーはカナダの漫画家。原書は英語版の『SQUIRE & KNIGHT』。

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ということで、今年初めてケ・デ・ビュルの漫画賞ノミネート作品を見ていきましたが、いかがでしたでしょうか?
フランスのマンガ賞というとこれまで、アングレーム国際漫画祭、ACBD批評グランプリ、Fnac France Inter BD賞を追いかけていましたが、またこれらの漫画賞とも異なるラインナップ。そしてグランプリの選出方法も独特で興味深いです。

さて2023年はPrix Coup de Coeur(お気に入り賞)はギヨーム・サンジュランの『FRONTIER』が選ばれたわけですが、2024年は果たしてどの作品がグランプリに選ばれるのでしょうか?

また2024年の結果が発表されたらお知らせしたいと思います。

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