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遠慮しすぎないで

私は遠慮するクセがあるようです。

学ばせていただいている方からそう言われて、
確かにそうだと思いました。

確かに。
確かに。

そんなものだと思って自分では気にしていませんでしたが、
他の人の様子を見たら、
遠慮していることが多いことに気づきました。


その学ばせていただいてる方と初めてお話しした時にも
遠慮が出ました。

私の名前を呼んでくれたのですが、
一文字抜けてたんです。
「あ、名前」とチラッと頭をよぎりましたが、
緊張していたことと、お話の内容の方に意識がいっていたので
スルーしてしまいました。

その後もう一度一文字抜けた名前で呼んでくれて、
「あ」とまた思いましたが、
いまさら言いにくいな、
たくさんの人も聞いていて、話も進んでいたので
話の腰を折ってしまう。

そのくらいいいかなとまたスルーしてしまいました。

でも、他にも呼ばれた名前が少し違った方がいて、
「あ、○○です。」
とちゃんと伝えていました。


最初気付いた時は自分の緊張があって
気が回らなかったこともあるのですが、
訂正するのもその方に悪いかな、ちょっとだけだしいいか、
という遠慮です。

改めて考えたらそんな遠慮いりません。

相手の方も間違って呼び続けてしまう。
逆に相手の方に失礼ですね、、


余談ですが、以前はこういう反省をする時に
「ちゃんと言えばよかったのに」と自分を責めていたと思います。

今は、「自分を愛する」「自分を大事にする」
ということがわかりかけてきたので、
そんな私もOK,OKって思えます。
次はちゃんと言えばいいのです。


職場の休憩時間の話題で、フランチャイズの飲食店の話が出ました。
テイクアウトをして帰って袋を開けたら
買ったものが入っていなかったという話。

けっこうあるらしく、
○○さんは何回かあって困ったようで、ドライブスルーで受け取った時に
「商品が揃ってないことがよくあるんですけど、今日大丈夫ですか?」
とお店の人に聞いたそうです。

それを聞いた△△さんは
「言ったんですか?笑。心では思うけど言ったことないです。」
と笑い話になりました。

○○さんはハッキリした性格で、今回だけでなく
そんなに自分の思っていることを言えるってすごいなと
思う場面が時々あります。
でも嫌な感じはまったくしません。
自分の中で感じたことをただ伝えただけで、
そこにトゲトゲしさがないからかもしれません。

そこまで遠慮せずに言える人もいるということです。



以前、仲の良い友だちと共同制作したことがありました。
その時に、私が原案を考えて友だちが創るという作業だったのですが、
私はあまり自分の考えを押し付けて、
友だちの考えの邪魔をしない方がいいという思いで、
細かいことは言わず「任せる」スタンスでいました。
友だちが自分の考えで思うようにしてくれた方が
のびのびいい作品ができるかと思ってそうしたのですが、
友だちからはもっと私の考えも言ってほしいと言われました。

遠慮ない仲なのでなんでも言えるのですが、
遠慮ないと言ってもやはり私の考えを押し付けない方がいいと
どこか遠慮していたのだと思います。
あまり私が言い過ぎるとうるさいかな、とか。

友だちの言う通り、共同作業なのだからもっと話し合いながら進めるべきでした。
友だちに言われて何も言わないのがいいというのは違うなと
気づきました。


自分の思いを遠慮しすぎずちゃんと表現しないといけませんね。


日本には、遠慮が美徳みたいなところがあります。

「遠慮せずに〜〜して下さい」
というのもよく聞く言葉ですが、
それだけ遠慮している人が多いということでしょうか。

何人かでお料理やお菓子を食べている時、
最後の一つに遠慮して手をつけないということもありますね。



遠慮は、相手の気持ちを考えてということもありますが、
「こうしたら、こう言ったら相手にどう思われるかな」
という心配も含まれている気がします。

だとしたら遠慮するというのは、
ある意味自分の本当の気持ちからズレていることになります。
本当はこうしたいのに、相手に悪く思われたくないから
したいことと違うことをする。

自分の本当の気持ちを大事にすることは
自分を愛する、大事にすることにつながり、
それができるようになれば自分が満たされ、
どんなに素晴らしいことが起こるでしょうか。



これも職場での休憩時間のことですが、
おいしそうな焼き菓子の差し入れがあり、
2人で最後の3つからとることになりました。

一つは少し大きめのチーズタルト、残りの二つはそれより少し小さめの
マドレーヌとふんわりした焼き菓子でした。
私がほしいと思ったのはチーズタルトでした。
どれもおいしいのはわかっています。

でもなんとなく大きいサイズのを先に取るのが気が引けて、
遠慮していつものように小さめのから取ろうとしましたが
思いとどまりました。
『自分の本当にほしいものを食べたい』を叶えようと。

それでも遠慮が働き、
「好きなの先にとって?」と相手に言いましたが、
おそらく相手も遠慮して
「私なんでも大丈夫なのでとってください。」
遠慮合戦になってきました。
「せーの、で取る?」
まだ遠慮が続きます。
相手も笑って、「私どれも好きで決められないくらいなんでとって下さい。」

そこで思い切って
「じゃあチーズタルト気になってるから、これもらうね。」
とチーズタルトをとりました。

もうそこまできたら、小さめのにしといた方がよかったかなとか
振り返りません。

私にはちょっとした一歩のできごとでした。


褒めてもらったら「いやいや、、」と変な遠慮や謙遜したり、
必要以上に遠慮することはもうやめよう。


自分の本当の気持ちを大事にしていく練習です。


ちょっぴり勇気がいる時もあるけど
その方が自分も幸せ、周りもうまくいく感じがします。


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