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【46冊目】ロングゲーム

ジャンル:人生論
読了時間:3時間
刺さり度:★★★★☆


心に残った文TOP3

「まず自分にとって一番大切なものを決め、その予定を真っ先にカレンダーに書き込む。それよりも重要度が低いものは後回しだ。重要性が全くないものについてはそもそもスケジュールから排除する。他の人に任せる。断る。ToDoリストではなく、カレンダーを基準に行動すれば、自分の一日の主導権を取り返すことができるんだ」

「何か大きな欠点を持つことは、偉大さを達成する唯一の方法だ。欠点を持つことを拒否すると、無難な結果しか手に入らない」
すべてのことに「イエス」と言うのは、すべてに凡庸であるということだ。逆に「ノー」と言うことができれば、偉大な存在になれる貴重なチャンスが手に入る。何かを達成したいのであれば、自分にできることを自分自身で選択しなければならない。

「探すモード」と「集中モード」を適切に使い分け、さらに大きな成果を上げる。「探すモード」の時は顔を上げ、新しい人脈や新しいチャンスを積極的に探す。「集中モード」の時は下を向き、目の前のことに全集中する。
すべてをやることはできない。少なくとも一度にすべてをやるのは不可能だ。ここではキャリアを「波で考える」ことが役に立つ。
①学ぶ___目指す分野について学んで知識を身につける
②創造する___自分のアイデアを創造して世の中に伝える
③つながる___同じ分野の人たちと積極的につながり、学び、自分もコミュニティの一員として貢献する
④収穫する___自分の分野である程度の地位を築いたら、努力の成果をゆっくり楽しむ



一言コメント

会社の偉大な先輩方のこれまでの経歴を聞いていて、自分がやたら生き急いでいるかもしれないと感じていたときに出会った一冊。

「3年後の目標ばかり追っていると、たくさんのライバルと闘わなければならない。しかし7年単位の目標にすると、ライバルは激減する。なぜなら
そんなに先まで考える企業はほとんどないからだ。時間軸を伸ばすだけで、短期では達成できないような大きな目標に取り組めるようになる」

少し遠い地点に目標を設定する。そこまでの道のりは遠すぎて現時点では見えない。だからこそ目に見えない地道な努力を続け、指数関数的な成長を目指す。一つがダメだったら様々な努力を試す。こうした積極的な忍耐を通して大きなゴールを手にする。

文字にしてみると至極真当な論理なんだけど、まさに、尊敬する方々の経歴は上記のようなものだった。今すぐ何者かになることを目指すのではなく、自分にとって本当に大事だと思うことを選択し、その部分のみに時間を投資し、大きなゴールを達成する。なにもかもできるようになろうとしがちな自分にとって、刺さる内容が多かった。

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