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9 自問自答と好奇心で差をつける。

【読んだ本】
「質問力」ってじつは仕事を有利に進める
最強のスキルなんです。
ひきたよしあき・著


【読んだ目的】
・質問下手だったから
・質問による話の展開方法を知りたかったから

【本の概要】
皆さん、質問するのは上手ですか?
僕は質問下手で特に、話の文脈に沿って質問を作るのが苦手です。
そんな人のために本書では、質問力を鍛えるための様々なステップが紹介されています。
それでは、振り返っていきます。

質問ステップ1 自問自答する癖をつける
人に良い質問をするためには、常日頃から自分の「質問力」を磨いておく必要がある。そこで必要となるのが「自問自答を繰り返すこと」である。

具体的には、
・why(原因),how(解決策)を使った問いかけをする
・疑問に思ったら言語化して書き出してみる
・(強引にでも)好奇心をもつ
といった方法で自身に質問を投げかける。

子供のころに抱くような好奇心の種を忘れないことが質問力を高める第一歩である。

質問ステップ2 聞く姿勢を整える
次は聞く姿勢を磨く。当然、質問は相手あってこそ。
文字通りの「姿勢」として、
①顎を上げ②へそを向け③肩の力を抜くことを意識しながら

・まずは簡単な質問から始める(アイスブレイク)
・相手の意見をしっかり受け止める
・会話の7割を聞くことに使う
・人に合わせるために、モノマネを活用する(オウム返し)

といったテクニックを使って相手の話を聞く。

質問ステップ3 5つの質問の型
ここまでできれば、あとは型にはめていくだけ。
基礎的な5つの型を簡単に紹介する。 

・「あなた」を主語に=相手を話題の中心にする
・5W1H=オープンクエスチョンで話を広げる
・タテ型ドリル=同じテーマを掘り下げる
・現実と理想の差=ギャップを把握し、課題を浮き彫りに
・起承転結=精錬されたストーリーで論理的に。

質問ステップ4 本音を探る
もっと相手の本音を知りたい。そんな時に使えるテクニック。

・「一般的には~」から始める投影法
・肯定と否定をハンバーガーのように挟む
・「これからどうするの」と相手の動き方を尋ねる
・「最後に一つだけ」と印象に残る質問
・ヒーローインタビューのように質問する

これでもっと深い相手の本音を質問することができる。

質問ステップ5 相手を巻き込む
最後は相手を巻き込んで自分の意見を通す質問。

・接続詞で相手を誘導する。接続詞は方向指示器
・具体的に→例えば→他には、の順番で質問を組み立てる
・「ということは?」で相手に話をまとめてもらう
・会話の節々に質問を混ぜる。キャッチボールが大切

質問力とそのテクニックを身に着けて、話を有利に進めよう。

【あとがき】
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ちょうど、質問に関する本が読みたいな、と思って本屋に行ったらこの本が置いてありました。いわゆるジャケ買いですが、たまにはいいですね。

さて、質問とは相手への好奇心を言語化したものであることがわかりました。あとはその好奇心を、テクニックという名の型にはめるだけ。
新しい世界への興味関心を抱きまくろう。






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