レポート№93「ぱらぱげるについての覚書」
このレポートは私の膨大な研究の一部である。だが、枝葉末節だと思ってほしくはない。このレポートに記した事実こそ、私が追及する人間の幸福、その道への根幹を成すと言えるだろう。
ぱらぱげる。この不可思議な、生命体なのかそうでないのかすら分からない物体(学会では生物であるという意見が有力であるから、私もそれに倣おう)のことは、説明するまでもないことだと思うが、万が一、このレポートが世に出る際にぱらぱげるの存在が消失していたり、隠蔽されていた場合を考え、簡単に説明しておく。
ぱら