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■これまでの話はこちら■本編 正気ですか、とマリー皇女は整備が完了したスターリースカイ号…
■前回の話はこちら■本編「これからどうするのです」 皇女のマリーは沼地に半分埋まったス…
■あらすじ宇宙を股にかけ、世界と異世界を繋ぐスタードライバーのロクは、ある日異世界の皇女…
■これまでの話はこちら■本編 フレイボムから事の経緯を聞かされた警部はううむ、と唸って腕…
■前回の話はこちら■本編「だが、にわか仕込みの剣法では我に勝てぬわ」 影騎士は猛進し、…
■あらすじNZ署のグロンデル警部の管轄で殺人事件が起こる。その被害者、半人半機の半機人シ…
■前編はこちらから■後編 母が死んだとき、世界はまだ混沌に包まれてはいなかった。 葬儀は大人が取り仕切っていたから、グレンはほとんど覚えていない。覚えているのは、ただ泣きじゃくって母の棺にとりついていたことと、もしかしたら父が来てくれるかもしれないという期待だけだった。 グレンが物心ついたとき、既に父は家にいなかった。母からは父は偉い身分なので忙しいのだとずっと聞かされていた。でも、どれだけ忙しかろうとも、母の葬儀に顔を出さないはずはない、とグレンは信じていて、それを周り
エリス・如月は殺すな。生け捕りにしろ。 教官は命令の最後にそう付け加えた。それを聞い…
砂塵の向こうに霞む街が見える。 男は立ち止まっているとずぶずぶとブーツが沈んでいく流…
ある日ぱたりと小説が書けなくなった。 山荘に籠って、食事の時に妻と会話する以外、人と…
その店には生き物であれば、何でも揃っていた。蜘蛛でも、トカゲでも、猫でも虎でも。そして…
当たり前に明日がくる。そう信じて、いや、きっとそんなこと考えもせず、僕は眠りについた。…
ある日突然太陽が黒化した。熱は変わらず放射し続けるものの、光を放たなくなった。つまり、…
世界が滅亡するスイッチが作れたらどんなにいいだろう、と慎吾は高校生にもなってそんなくだらないことをホームルーム中に考えていた。今日は転校生がやってくるという。自分にはどうせ関係ないけど、と日本史の大塩平八郎の乱のページを破いて紙飛行機を作り、窓から校庭に向かって投げる。 紙飛行機はふわりと飛び上がったかと思うと、横風に煽られてバランスを崩し、錐もみ回転をしながらどぶのような観察池の中に墜落した。 ちぇ、と不貞腐れていると、転校生が教室の中に入って来る。女子だった。それも