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ホラー・SF小説集

33
ホラー・SFに分類した小説をまとめています。
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#SF小説が好き

スタードライバー(第3話)

■これまでの話はこちら■本編 正気ですか、とマリー皇女は整備が完了したスターリースカイ号…

92

スタードライバー(第2話)

■前回の話はこちら■本編「これからどうするのです」  皇女のマリーは沼地に半分埋まったス…

113

スタードライバー(第1話)

■あらすじ宇宙を股にかけ、世界と異世界を繋ぐスタードライバーのロクは、ある日異世界の皇女…

118

アロガント(第3話)

■これまでの話はこちら■本編 フレイボムから事の経緯を聞かされた警部はううむ、と唸って腕…

水瀬 文祐
3週間前
99

アロガント(第2話)

■前回の話はこちら■本編「だが、にわか仕込みの剣法では我に勝てぬわ」  影騎士は猛進し、…

水瀬 文祐
3週間前
109

アロガント(第1話)

■あらすじNZ署のグロンデル警部の管轄で殺人事件が起こる。その被害者、半人半機の半機人シ…

水瀬 文祐
3週間前
149

聖者の揺り籠(後編)

■前編はこちらから■後編 母が死んだとき、世界はまだ混沌に包まれてはいなかった。  葬儀は大人が取り仕切っていたから、グレンはほとんど覚えていない。覚えているのは、ただ泣きじゃくって母の棺にとりついていたことと、もしかしたら父が来てくれるかもしれないという期待だけだった。  グレンが物心ついたとき、既に父は家にいなかった。母からは父は偉い身分なので忙しいのだとずっと聞かされていた。でも、どれだけ忙しかろうとも、母の葬儀に顔を出さないはずはない、とグレンは信じていて、それを周り

聖者の揺り籠(前編)

 エリス・如月は殺すな。生け捕りにしろ。  教官は命令の最後にそう付け加えた。それを聞い…

水瀬 文祐
2か月前
121

エクストラクト

 砂塵の向こうに霞む街が見える。  男は立ち止まっているとずぶずぶとブーツが沈んでいく流…

水瀬 文祐
2か月前
137

アイ、シオン

 ある日ぱたりと小説が書けなくなった。  山荘に籠って、食事の時に妻と会話する以外、人と…

水瀬 文祐
2か月前
131

チェリーブロッサム・ブリザード

 その店には生き物であれば、何でも揃っていた。蜘蛛でも、トカゲでも、猫でも虎でも。そして…

水瀬 文祐
2か月前
124

天使の隠れ家

 当たり前に明日がくる。そう信じて、いや、きっとそんなこと考えもせず、僕は眠りについた。…

水瀬 文祐
3か月前
159

陽だまりに月

 ある日突然太陽が黒化した。熱は変わらず放射し続けるものの、光を放たなくなった。つまり、…

水瀬 文祐
3か月前
113

パッチワーク

 世界が滅亡するスイッチが作れたらどんなにいいだろう、と慎吾は高校生にもなってそんなくだらないことをホームルーム中に考えていた。今日は転校生がやってくるという。自分にはどうせ関係ないけど、と日本史の大塩平八郎の乱のページを破いて紙飛行機を作り、窓から校庭に向かって投げる。  紙飛行機はふわりと飛び上がったかと思うと、横風に煽られてバランスを崩し、錐もみ回転をしながらどぶのような観察池の中に墜落した。  ちぇ、と不貞腐れていると、転校生が教室の中に入って来る。女子だった。それも