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■前回の話はこちら■本編 砂川とは彼女の郷里で落ち合うことになった。 日光駅前からバス…
ばさり、と私の意識と一緒に本が落ちた。 下降する感覚。それでいて意識が浮かび上がって…
■これまでの話 僕は和室の扉に手をかけ、開けるか、と悩んだ。開けるべきではない、という警…
■これまでの話■本編 大学の屋上で、遥か彼方に見える海を眺めながら煙草をふかした。 い…
智臣は走っていた。 真夏のアスファルトの上を、息を切らし、頬を伝って流れる汗を拭いな…
第三次世界大戦は阻止された。だがそれは、けっして人類が望んだ方法によってではなかった。…
■あらすじ 心を病んでしまった主人公が田舎の町で出会ったのはいずみというどこか妖しげな美しさを漂わせた少女だった。彼女と出会い、魅せられてしまった僕はいずみのいいなりになって死体の処理を手伝うことに。死体を処理した場所こそ、蟹の住処とされる「蟹の壺」と呼ばれる地だった。 時が流れ、大学生の「僕」は大学の屋上でいずみと名乗る女性と出会う。彼女に誘われるままにアパートへとついて行き、いずみが席を外した機会に部屋の中を検めた僕は主人公を見つける。いずみが僕を殺し蟹の餌にしようと画