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【005】人の好き嫌いぐらい自分で決める

小池一夫さんの「人生の結論」という本を読みました。なんとなく人間関係で悩んでいる方や、悩んでいない方でも。この本を読むことで、少しでも自分を許せるようになったり、無理して自分を作らなくてもいいなって感じてもらえる。そんな本でした。まずはこの本の一部をお読みください。

 僕が、固く心に決めているのは「人からの伝聞や噂で人を嫌いにならない」ことです。人の話には必ずその人の主観が混じります。逆に、やりとりのない人に、勝手に自分像を作られたくはありません。

 人を好きになることぐらい、人を嫌いになることぐらい、自分ひとりで決めるのです。(中略)自分もさんざん噂などで嫌な思いをしてきたからです。しかし何か問題が起きた時に本当の人間関係がわかるので好機だとも思っています。

そして、自分の悪い噂を立てられたとき「そんな人じゃないよ」と庇ってくれる人はもちろんありがたいですが、「その噂が本当だったとしても、それでいいよ」と言ってくれる人も少なからずいます。

 その「それでもいい」人を生涯大切にしたいと常々思っています。

 人の噂などにいちいち振り回されるブレた人間になりたくないというのが僕の信念です。

 人に知られたくないことは誰にでもありますが大体バレているものです。

 バレているけれど、それをあえて指摘しない優しさか、それでもいいよと思って受け入れてくれている優しさか。

 お互いさま。お互いさま。

 他人に対して潔癖症にならないように気をつけたいものです。

どうだったでしょうか。僕自身も、周りから聞く噂の中にはそれって本当にその人の全てなの?と思うことが時々あります。

また、自分自身に対する噂だとしても、それが自分の全てを表しているわけではないよなぁ。と思うこともあります。

無理して自分を繕うのではなく、素直に自分自身を表現して、それをしっかりと見てくれて、受け入れてくれる人を大切にする。

こう考えると、周りの期待に合わせるのではなく、素直な自分でいていいような気がするし、

人に無理して合わせるのではなく、無理して付き合わなくていい気がするし、

無駄な駆け引きをする必要もなく、素直に自分を表現すればいい気がするし、

他人に完全を求める必要がなくなり、自分が不完全なことを受け入れていい気がする。

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