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なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方

〇タイトル

なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?小さな力で大きく動かす!システム思考の上手な使い方 | 読書(58/1000)
著者 枝廣 淳子,小田 理一郎

○学んだ点

・世の中は仕組みで出来ている
今起きている状況を理解・解決しようとするときにロジックツリーやMECEなどのフレームワークを用いる。
そこで問題点を見つけることが確かにできるが、そこで生まれる解決策は一時的なもので根本解決には至っていない。

仮に、道路渋滞をしているので車線数を増やすという解決策を取った場合、一時的に車は通りやすくなる。
しかし、車線数が増えたと聞きつけたユーザが増えるなどによりすぐに渋滞は発生してしまう。
とるべき解決策は中長期的に聞くもの。
コロンビアでは、バス専用レーンを作りバスがスイスイ進む姿を自動車に見せ、公共交通機関を使う人を増やして渋滞が緩和された。

・課題を可視化する
「時系列グラフ」
横軸を時間、縦軸を定量化した課題とおき、時系列で可視化する。
現状と理想を過去から未来にかけて可視化し、直感的に理解できるようにする。

「ループ図」
因果関係をある要素と要素のつながりを矢印で表し、全ての要素を回帰的に繋げたもの。
疲れ⇨仕事の効率⇨仕事時間⇨睡眠時間⇨疲れ・・・でループするイメージ。
矢印は増加の場合もあれば、低下の場合もある。

・システム思考を扱う上でのマインド
・目の前の課題にすぐに飛びつかない
システムを理解して解くべき課題を選定したのちに、レバレッジポイントに対して適切な打手を打つ。

・評価の時間軸を長く持つ
結果を月、半期だけで評価せずに1年、数年間で評価を行う。

・絶対的な目標を持つ
進める上で迷ったり、必要なのか?と感じたときに立ち帰れる場所。

・評価基準を外に持つ
他社をベンチマークにするなどして、比較対象を外に持つ。目標を安易に下げない。

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