紹介型読書会をバージョンアップ‼️

久しぶりのイベント告知・イベントのまとめ以外の記事となります☺️
今回は当読書会で普段行っている紹介型読書会の振り返りと見直しについて書いています。

⬜︎紹介型読書会の手順
当読書会は「紹介型読書会」メインで行ってきました。紹介型読書会とは、当日持参した本のあらすじや感想を他参加者に向けて発表する読書会の形式のことです。
具体的に進行の流れとして

①注意事項、会場設備、進行説明
②自己紹介(本名でもあだ名でも呼ばれたい名前。読書会の参加理由。フリートーク(例:新年度の目標、梅雨の過ごし方、夏休みの計画など)
③参加者1人ずつ、当日持ってきた本の紹介発表(あらすじ、加えて感想や学んだことを時間問わず発表する)
④発表後、質問タイム(発表に対しての疑問。なぜその本を選んだのか。小説の場合、共感した点など)
⑤ 全員発表終わるまで③→④の繰り返し。
⑥時間が余れば本の回し読み。参加者同士の雑談タイム。
⑦会費の徴収(初参加者無料✨)
⑧夜開催の場合は希望者で二次会🍻
※発表卓は分割していない
①〜⑧の順で進行しています。

⬜︎長所と短所☀️☔️
次に、4年間、こういった形式で続けてきて実感するメリットとデメリットをまとめます。

(長所)
◎ビブリオバトルと違い、時間に囚われることなく本の紹介ができる。
→発表が苦手な人はあらすじのみの短い時間での発表も可能。発表構成を組み立てなくても参加できる(持参した本を読了していない人も同じく)
◎卓を分割していないことにより、参加者全員が顔を合わせられる。
→複数の発表卓だと、本の紹介を繰り返し行うので大変であるが、発表が1回で済む。
→発表後、他参加者のリアクション(疑問・感想)が多く、会話の盛り上がりを生みやすい。良い意味での脱線も起きる。

(短所)
△発表時間無制限により、後半発表者の紹介時間が短くなってしまうことがある。
→主に2時間の会なので、参加人数が多いとよく起きてしまう現象。残り時間により質問タイムの制限も起きてしまう。時間自由とは言っても、全員が気を遣わなくてはならない。
△発表後、手持ち無沙汰になる。
→質問タイムで、質問できる人は良いのだが
初参加者だと質問のし辛さを抱えていることも少なくない。(一般的には、人は話したい動物ともいわれる。他者の話を聞いていられるのは1分半〜3分が限度という説もある)

以上、長所と短所を挙げてみて個人的に感じるのは
「発表時間無制限での弊害の大きさ」です。
長所としては、発表が苦手な人(未読了の人を含む)が安心する点は挙げました。しかし「後半、巻きで発表&質問する状況が起きてしまう」「発表後、手持ち無沙汰になる(聞くだけの時間ばかりになる)」デメリットは大きいと思うのです。

ここで一度、現在当読書会で発生するデメリットに対して思う、初参加者の立場を💭してみます。

「初参加だから、他の参加者発表後の質問タイムは挙手し辛いなぁ。」
「発表前半で終わった。質問タイムも質問し辛いし、後は他参加者の発表を聞くだけかぁ。色んな本を知れるのは有り難いが、わざわざ時間を取って移動コスト(移動時間、交通費)をかけたのに、話終わって、ただただ聞くだけになってしまい手持ち無沙汰だなぁ」
「後半発表で時間が巻きになった。せっかく話すことを考えてきたのに。」

⬜︎形式のバージョンアップ
いよいよ本題です。上記のデメリットを踏まえ、せっかく貴重なエネルギー、時間、コストを割いて参加して頂く方々の満足度を高めていくため❗️4年間当読書会で行ってきた進行方法を刷新します‼️

刷新の目的は3点✨
◎話す(アウトプット)機会を増やす。
◎発表持ち時間の差を解消する。
◎持参本の紹介を細切れに行うことでの
深いインプットにつなげる。


⭐️具体的な進行改良案⭐️
①注意事項、会場設備、進行説明
②自己紹介(本名でもあだ名でも呼ばれたい名前。読書会の参加理由。フリートーク(参加者の人柄が分かるテーマの用意。アイスブレークを兼ねて)
③参加者1人ずつ、当日持ってきた本のあらすじを1〜3分程度で説明する(ネタバレはしてもしなくても良い)
④様々なトークのお題に沿った発表を1人ずつ順番に行う。(お題の例:「学んだ点」「共感した点」「読んでみようと思ったきっかけ」)
⑤ 1つのお題に対しての発表が全員終了した後、発表を受けての疑問があれば質問し合う。
⑥時間が余れば本の回し読み。参加者同士の雑談タイム。
⑦会費の徴収(初参加者無料✨)
⑧夜開催の場合は希望者で二次会🍻
※発表卓は分割しない

見て分かるように、これまでの進行と大きく変わるのは④です。トークテーマを設定することはいわば「本の紹介」を細切れにすることです。細分化することにより、発表者は話す機会を増やすことにつながります。また、読書会あるあるですが「あ、ココ伝えるの忘れてた」ということがあります。伝え忘れを防ぐ点でも効果があるのではないでしょうか。一方聞く側は
細分化することで、より深く魅力が分かり(インプット)読んでみたい気持ちが高まると考えます。

一度実施しない限りと何とも言えないですが⑤は「お題に沿っての深掘り質問ができる」メリットがある反面、質問が長引くと用意したトークテーマが終わらない可能性もあります。次回記事では、実施しての⑤の振り返り、司会方法の改善も行いたいと考えています。

⬜︎最後に
予想外にここまで長文となってしまいました。
4年間積み上げた形式を刷新するのは骨が折れる作業でありますし、これまでよく参加してくださっている方々を困惑させてしまうことは痛感しています(~_~;)

今回の刷新は、一言で表すと「トークテーマに沿った紹介型読書会」となります
回数を経て、お題設定を見直す必要がありますし、時間配分を配慮した質問タイムの仕切りをする必要もあります。
もし上手くいかなかったら元の形式に戻すかもしれませんが、とりあえずやってみようと思っています🔥



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