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読書会たのしい

 こんにちは、BOOK遍路をつくる会のニシハラです。グループの活動としては、主にMAPづくりで取材をしたりInstagramの運営をしたり、イベント告知などの画像を作成したりしています。

 軽く自己紹介をすると、私は猫とお酒と本が好きです。特に、猫と陽の光を浴びながら本を読んだり、お酒を飲みながら本を読んだりすることが大好きです。


 そんな私の今年の目標は、
本を通した人と人を繋ぐイベントをたくさん行う」こと。

その第一弾、第二弾を少し前に行ったので、それらについてお話をしようと思います。

①仮面読書会「テーマ:太宰治」

 3/17㈮に初めての読書会、仮面読書会を開催しました。この仮面読書会は通常の読書会とはちょっと違う、作品名を内緒にしたまま「話のあらすじ」や「作品の好きなところ」「印象に残っている台詞」などを小出しに紹介しながら行う読書会です。他の参加者の話を聞くときはどの作品なのかをメモしつつ推理して、自分が発表するときはモロバレしないギリギリのラインの情報を提供して…。そんな感じに、ゲーム感覚で楽しめる読書会をしたいという意図のもとでこのイベントを企画しました。

 読書会当日、司会はニシハラが担当。初めての読書会主催、初めての司会。緊張で数週間前から眠れず、イベントが始まるまでずっと震えていました。イベントを主催するというのは、目に見えない不安がすごいですね。毎月のようにイベントを開催しているお店、主催者さんの偉大さを実感します。

<当日の様子>

  こういったイベントの場合、どうしても緊張をしてしまい、なかなか上手に話せない・空気が少し重いということがあると思います。
 しかし、仮面読書会のいいところは『リズミカルに会話を重ねていくので、緊張する隙がない』ことです。なおかつ『好きな作家が同じ』という仲間意識があるので、誰からともなく話が展開していきます。

 正直いうと私は人見知りな性格で、あまり長いこと会話をするのが得意ではありません。そんな私が、司会という立場を忘れるくらいに熱中してしまったのですから、やっぱり好きなものが同じ人たちと好きなものの話をする時間は最高ですね。「もっと話したい、このことも聞きたい」という思いが強すぎて、時計を見ることをやめたろうかな。と思っていました。

 そんな思いはさておき、読書会自体は和やかに仮面読書からフリートークへと移行。仮面読書部分がアイスブレイクの役割をはたしていたので、推し作品の詳細なプレゼンからはじまり太宰治自身の好きポイントなど話は尽きることがなかったです。

 そして読書会後に教えてもらった本を読んで、紹介してくれた方のことを憶って…。その場だけでは終わらない、読書会の余韻の素晴らしさ。もう、ほんとね、読書会って楽しいですね。

<当日持ち寄った本たち>

  • パンドラの匣

  • 駆込み訴え

  • 皮膚と心

(本たちの写真は撮り忘れました)



②青空読書会「テーマ:春を感じる本」

  そののち4/1㈯に2回目の読書会、青空読書会なるものを行いました。青空読書会は屋外スペースで自然を感じながら行う読書会です。
 この読書会はBOOK遍路MAPをつくっているときからずっとやりたくて仕方なかったものです。外の空気を吸いながら本を読む。本が好きな人たちと素敵な自然と楽しい時間を共有する。私の好きなものと好きなことを合体させたイベントです。

 特に今回「桜を愛でながら読書会がしたい」という目論見がありました。春と言えば桜、桜といえば花見。青空読書会始動、一発目。ぜひに体験しときたかったんです。ただしかし、この時の私は知る由もなかったんです。イベント主催と天気予報のプレッシャーで苦しむことになるとは…(白髪が生えました)

<当日の様子>

 当日の早朝、快晴。爽やかな風に心躍らせながら、場所取りと設営もかねて8時30分に会場入り。玉藻公園にはぱらぱらと老若男女、場所取りに駆り出されたであろう人たちがいる様子でした。公園自体も程よく広いので、あまり周りを気にする必要もなく一安心。

 そして、なんといっても桜!桜は満開、ちょっと散り始め!
そうです、そうなんです。最高の花見日和だったんです!!!!!!!!!
桜の薄桃色がお日様に照らされて、通常時よりも明るく鮮やかな視界。柔らかな春風とともに舞い散る花びら。幸せのあまり、ほっぺの内側が震えました。

 これはいい日になりそうだ、と思いながら挑んだ青空読書会。本当にいい日になりました。『春を感じる本』というテーマで持ってきてもらった本たちは三者三様、春が題材になった本や春を連想する本。小説から絵本、温かな気持ちになる本から少し切ない気持ちになる本まで。参加してくださった人たちの人柄と本自体が持つ魅力が合わさって、なんだか単純に「人間っていいなあ」という気持ちになっていました。

 玉藻公園は読書会が終わる頃には大混雑。すぐ近くで誰かの笑い声が聞こえ、みなみなが春を喜び・楽しんでいました。その様子もなんだか素直に嬉しくて、笑ってしまいました。

 私はこんな性格上、基本的に一人で桜を見ることが多いのですが、やっぱり1人で見るのと誰かと見るのとでは感じ方が違いますね。もちろんどちらもそれぞれいい部分があるのですが、久しぶりに「人々が存在する世界で生きている」という実感をあの時・あの場で味わえたのは本当にいい経験でした。

 お外でする読書会、また夏頃やれたらいいなあと思います。

<当日持ち寄った本たち>

  • 四月になれば彼女は / 川村元気

  • 君の膵臓をたべたい / 住野よる

  • 幸せについて / 谷川俊太郎

  • 家がすきな人 / 井田千秋

  • かあさんのこもりうた / 作:こんの ひとみ  絵:いもと ようこ

  • ことばのかたち / おーなり由子



 そして最後に、仮面読書会も青空読書会もどちらも本当に楽しく幸せな時間でした。ご参加いただいた皆様、本当に本当にありがとうございました。また次回もなにかしらの読書会で皆様とお会いできることを楽しみにしています。

ニシハラ







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