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京セラとKDDIを創業された経営者の豊かな知恵と実践が詰まった、世代を越えて読み継がれる名著ですね。 日本人には働くことに深い意味と喜びを見出す精神性があり、成功が「見えてくる」くらいまで強い願望を持ち続けることの重要性を、私はこの本から学びました。 改めて読み返したとき、特に心に残った言葉があり、稲盛さんは自身の人生を「亀の歩み」と表現されていました。 私も志を高く持ち、LinkedInでも目標の実現に向けて前向きな投稿を心がけていますが、一方で現実の歩みは思っている
経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんがSNSを活用していたら、どんな発信をされただろうか、と引っ張り出してみましたが、意外と「データ分析」を重視されるかも、と思う章がありました。 こちらの本では、「つきまとう」というタイトルの章があり、 と仕事の成果をいつでも、どこでも、子供のようにつきまとい、真剣に案じることの重要性を語られていました。 もし松下さんがLinkedInを使っていたら、インプレッションやエンゲージメントの増減を見るだけなく、自身の発信とコメント欄を定期的に
日本実業界の父・渋沢栄一が生涯貫いた経営哲学は、日本のビジネスパーソンの原点として、いま読んでも学ぶことが多いですね。 現在のVUCAを「明治維新」になぞらえる経営者も多いですが、激変する社会の中で481社もの会社を設立し、500以上の慈善事業に関わり、ノーベル平和賞候補にもなったその業績は、現代ではちょっと想像できないですよね。 こんな異次元の偉業を成し遂げるということは、「さぞかし若いころから頭角を現していたのだろうな」と思っていたのですが、意外にも実業界で身を立てよ
少し前ですが2019年の調査で、日本の大企業の94.2%が中長期で取り組むべきテーマとして「新規事業」を掲げているそうですね。 リクルート史上最年少の新規事業開発室長として知られ、現在は企業内新規事業開発を手掛けるアルファドライブの麻生さんは、 新規事業 = 自分の頭で考えたことに、自分で顧客を見つけて、自分で商売にする業務 と定義され、時代がどんなに変化しようと必ず生き続けるスキルである、とこの本で語っています。 そんな新規事業開発を担当するポイントとして、 ・ゲ
変化が激しく正解がない時代と言われる中、誰もが自ら課題を発見し、自分で考えて解決することが求められていますが、その代表とも言える「起業家」の思考法が言語化された本でした。 「生活機会の最大化」を目指す株式会社じげんCEOの平尾さんは、起業家の思考法にある5つの力として「発見力」「別解力」「実現力」「失敗力」「成長力」をあげ、中でも最も重要なのが「別解力」だといいます。 ・自分らしいやり方 ・優れたやり方 ・別のやり方 という3つのやり方を組み合わせる「別解」を実行したと
プロセスに価値を持たせるためにストーリーを語り、こだわりや哲学を示すことは、いまや多くの産業に浸透しつつありますね。 この本では、なぜプロセスに価値が出るのか、いかに実装するかが書かれていますが、私が特に好きなのが、Zappos.com のエピソードです。 1999年の創業からわずか9年で年間売上10億ドルを達成したというこの企業は、 「私たちは、たまたま靴を扱っているホスピタリティ・サービス企業であり、皆さんにWow!を届けます」 という想いを打ち出しています。