たのしくバーで飲むための知識～注文編～

こんにちは。副店長のゆうきです。
今回は、バーに行く前に覚えておきたい立ち振る舞いや知識をお伝えします。

バーが苦手、入ってみるのがちょっと怖いという人は、知らない事が多いのが原因だと思います。
ひとつひとつ知って、バーを楽しんで頂けたらバーテンダー冥利に尽きます。

大前提、「やってはいけないこと」をおさえていただければ、居心地の良い空間であることは間違いないです。

１．バーの金額目安

●テーブルチャージ

テーブルチャージとは席料のことで、チャージ料とも言います。
バーはテーブルチャージがかかるケースが多いです。

金額は500円〜1,500程度で地域によって差があります。
また、お店によっては別途チャーム代（お通し代のようなもの）がかかることもありますので事前に調べておくとよいでしょう。

当店は、チャーム代込みのテーブルチャージが500円です。

●1杯の金額の目安

ドリンク代はお店によって異なりますが、目安としてカクテルやウイスキーは１杯1,000円〜が多くあります。

メニューを用意していないバーもありますが、金額は設定されています。
注文の際にバーテンダーに金額を聞いてもマナー違反にはならないので安心してご確認ください。

当店では1杯700円からで、メニュー表もご用意しています。

●会計の仕方

会計はレジカウンターでの会計か席でのテーブル会計のどちらかになります。
お店によって異なりますので、まずはバーテンダーに会計してほしい旨を伝えてください。

当店はテーブル会計です。

２．ドリンクの注文のしかた

バーでは基本的に何を注文しても自由です。
オーダーの順番やセオリーはありませんのでお気軽にご注文ください。

詳しくは過去の記事を参考にしてください。

３．バーテンダーとの会話

お酒の種類や名前がわからないときや、何を注文したらいいのか迷ったときは、お気軽にバーテンダーに相談してください。
お客様が求める飲み物をご提案するもバーテンダー仕事の一つです。

ご相談の際は「甘口か、辛口か」「アルコール度数は高めか、低めか」「炭酸が好きか、嫌いか」など、簡単なイメージを伝えて頂きながら会話を楽しんでみてください。

その情報の中からベストなカクテルをご提案させていただきます。
情報なしでのご提案は熟練のバーテンダーでも難しいので、「何でもいい」は避けていただければと思います。

４．やってはいけないこと

バーには決められた作法はありませんが、オーセンティックバーなど落ち着いたバーを利用する際は、以下のマナーやエチケットを心がけるとよりスマートです。

●1杯で長時間居座らない

バーに限った話ではありませんが、1杯で長時間居座るお客様はお店からよくは思われません。
たくさん飲む必要はありませんし、悪酔いしないペースで飲むのが大事ですが、おいしくお酒を飲んでいただくためにも氷が融けるくらい時間をかけて飲むのは避けましょう。
1杯にかける時間はカクテルの場合、30分程度が目安と言われています。

●大声で話したり、騒がない

にぎやかでカジュアルなお店を除き、基本的に大声で話したりするのはNGです。
お店の雰囲気に合わせて、立ち居振る舞いや会話は静かにしましょう。
またカクテルグラスは繊細なので傷つけないよう、乾杯でグラス同士をぶつけるのは控えましょう。

●大人数は控える

小さなお店の場合、大人数での入店は控えましょう。
2～4人程度が目安です。

●酔いすぎない

バーは大人の社交場です。
つい楽しくてお酒がすすんでしまい、周囲の雰囲気を壊してしまわないように気をつけましょう。
お酒の味と会話を楽しみ、スマートにバーを後にしましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか？
これからバーデビューをしてみたいお客様にとってちょっとでも足を運びやすい情報になりましたら幸いです。