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マウントされやすいHSPさん

HSPさんは相手の気持ちを察する力が強いため、

相手に対する思いやり度が高く

心のやさしいことが特徴の一つに挙げられます。

 

そのやさしさを利用して、

マウントを取りたがる輩も

たくさんいるわけで、

それがHSPさんが生きづらさを

感じる理由の一つでもあるんです。

 

マウントとは、

見栄を張って相手よりも自分の方が

優位だと見せつけるような言動です。

 

本来は動物が自己の優位性を示すために

相手にまたがることをマウンティングといいます。

 

人間の場合はまたがるのではなく、

さまざまな言動として現れています。

 

言葉でのマウンティングは

大きく4つに分類されています。

①ステータスマウント

 具体例:

 「僕、実は東大に通っているんですけど、

  周りからは東大生っぽくないって

  言われるんですよ」

 「私が使ってるブランドのバッグ、

  誕生日に彼氏からもらったんだ」

②知識マウント

 具体例:

 「そんなことも知らないで、

  よく仕事ができるね」

 「社会人なら、休みの日は

  自分のスキルを磨くために

  使わないと時間のムダだよ」

③経験マウント

 具体例:

 「学生時代はたくさん海外旅行に

  行ってたんだけど、

  今は国内ばっかりだよ」

  「誕生日だからって、

  値段を見ずに時計を買ったら

  50万もしてびっくりしたよ」

④批判マウント

 具体例:

 「やり方が全然違う。

  どうしてこんな簡単なことも

  できないの?」

  「僕は仕事で忙しいのに、

  君は連休中に旅行へ行くなんて

  暇そうでうらやましいよ」

 

 

もしかしたらあなたも思い当たる節が

あるのではないでしょうか??

 

 

そこでわたしはどうしても、

『マウントされる隙を与えた

自分が悪い』

 

…前回のエナジーバンパイヤと同様

自己否定・自己嫌悪に陥るわけです。

 

ですが心理学を学び始めて、

相手の心理状態をポジションチェンジという

NLPの手法を使って考えてみたんですね。

(わざわざイスを使う必要もないけど、

敢えて相手のイスに座ってみました)

 

なんと、なんと( ゚Д゚)

いろんな景色が見えてきましたヨ。

 

まず第一に、その人は自分に自信がない。

だから自分より劣っていると思われる

わたしを攻撃した。結果、劣っていないので

余計腹が立つ!

 

そして、自分で自分を承認できていない。

まぁ自信がないことに共通しているのですが、

自分とのコミュニケーションがうまく

取れていないのですね。

自分を俯瞰視できていないというか、

思うがまま突っ走るけど気付いたら誰も

ついてこない。だから、とりあえず話だけでも

聞いてくれそうな人に話し、承認を求める。

 

最後に、その人は自分が正しいと信じ切りたい!

自分の正しさをアピールしたいので、

声が大きかったり動作が大げさだったり。

自己チューで自分がチームの真ん中にいたいけど、

周りの反応の薄さに焦りを感じて

おとなしそうな人に近づき自分の思いを論破する。

 

そんなところでしょうか。

 

 

反論するのも面倒なわたしは、最初は黙って聞きますが

時間は有限です。

やりたいことも我慢してその人の話しを聞く必要が

あるのか、自問を繰り返します。

その結果不要だと感じたら、話しを聞いているふりを

しながら、晩御飯のおかずとか、別の事を考えるのです。

 

 

マウンティングを繰り返されると、

その対処法もだんだんと見えてきます。

その人は誰も相手にしてくれない、

かわいそうな人なんだ。でも、わたしにも

やるべきことややりたいことがあるから、

話しを聞くのはほどほどに。

 

適当にあしらう技も、だんだんと身についてきました。

 

とともに、自分も無意識にマウンティングしていないか、

マウンティングしていると思われないか、

常々気を付けながら良好なコミュニケーションを図る

努力をしています。

 

何かの参考になれば幸いです。

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