音楽は人をつなぐ話

こんにちは。
実にベタなタイトルというか、誰でもそんな風に感じたことがあると思いますが、音楽は人をつなぐなって、最近改めて実感しました。

1年ほど前、SNS上で、17歳~20歳の時(ちなみにいま僕は41歳)に一緒にバンドを組んでいたドラマーを見つけました。そして、彼がレコーディングに参加しているという楽曲をサブスクで聴いてみました。
20年前に一緒にやっていた頃と比べると圧倒的に洗練されたフレージング。そして成熟された技術がそこかしこにありました。
ものすごく感動して、SNSを通して彼に連絡を取りました。
彼の叩くドラムに惹きこまれていったことを伝えました。

彼は17歳の頃にも、既にドラムを叩くのが上手でした。
若いときは特に楽器を「上手いか下手か」の観点で評価しがちですが、彼は元々持っている「才能」に加えて努力の人でもあり、当時組んでいたバンドの中では「ドラムだけ浮いてないか?」ってくらい、圧倒的な演奏力でした。
当時はどちらかというと手数の多いハードロック寄りのスタイルでした。

彼はその頃からいまに至るまで、ずっとドラムを叩き続けていたようでした。
サブスクで聴いた曲はジャジーでソウルフルなとても「大人の雰囲気」のある曲でしたが、その中で彼はシンプルながらも非常に空気感のある素晴らしい演奏をしていました。

久しぶりの友人からの連絡は「金を貸してくれ」か「これを買ってくれ」と相場が決まっていると言いますが、僕は「一緒にスタジオで遊ぼう」と声をかけて、20年ぶりに一緒に演奏することを、彼はとても喜んでくれました。

以前の記事にも書きましたが、僕は10年ほどギターを弾いていない時期を挟んで再開しました。いまは「ガッツリ音楽」というよりは、弾きたいときに気軽に弾いている感じです。(ガッツリやっていた頃よりも今の方が上手に弾けているような気がしています)
一方、彼はずっと、ステージでもスタジオでもドラムを叩き続けてきた男。
音楽自体への距離感というかスタンスが、僕と彼では異なるように思えたので、僕から「会おう」と誘っておきながら、少し気後れしながら、再開のスタジオに向かいました。

スタジオで顔を合わせた時、まるで先週も一緒にライブしていたかのような空気を感じました。
僕はギターを弾ける。
彼はドラムを叩ける。
そのことだけで、20年という時なんて、なかったことにできました
2人とも音楽が好きってだけで。

実はこれに伴って音楽が新しい出会いも生んでくれたのですが、そのことはまた別の機会に。
※音楽で新しい出会いは昔はたくさんありましたが、この何年も一人で家で
 弾いているだけだったので、改めて新しい出会いに感動しました。

ではまた。

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