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今日もお金ない。だから海外に行った思い出を振り返る。No.2

急に書き始めた現実逃避のための海外旅行記であるが、一体、No.いくつで終わりを迎えるのであろうか。それは誰にも分からない。

さて、前回はタイ1泊目の朝、朝食を待つという、変なところで終わらしてしまったが、朝食は美味しかったです。

いつも食べ始めてから写真を撮る傾向がある。


そうそう、今回泊まったホテルにはワンコとニャンコがいた。かーわいー。
部屋も綺麗だったし、ホテルというかホステルで、誰かの自宅感があってとても落ち着くいい所だったので、また機会があれば泊まろうと思う。

朝食が終わり、7時には空港に向かうため急いで準備をする。
誰かが部屋をノックする。出てみると、7時に空港でいいんだよね?的なことを仰っておられる。今行くわ!的なことを伝え、急いで荷物を片付け部屋を出る。鍵を閉めようと思うが、さした鍵が抜けない。今思うと鍵かけなくても良かったかと思うが、当時は鍵が抜けないことにパニックになり、ガッチャガッチャしていた。そうしていると迎えの人が来てくれたので、鍵がおかしいと見せると、彼もガチャガチャやってくれたが、諦めたのか、そーっとそのままにし、まぁ大丈夫っしょ的な感じで行こ行こ!と。なんだかなんとも言い難い、いい笑顔をしていた。(追記:ニヒルな笑顔と言いたかった)

車に乗って空港へ向かう。ホテルに向かっていた時は深夜で真っ暗だったため、こんな景色が広がっていたのか〜と食い入るように窓から景色を眺める。
仕事へ向かうであろう人もポツポツいて、その横では屋台がもう開いている。日常の風景ってどうして海外であっても、見ていて落ち着くのだろうか。たぶん、地球の裏側の国の日常風景を見ても、日本にいる時みたいに安心しそうだ。
そんなこんなで空港到着。7時台だけど、道路コミコミ。タイの運転手さんたちの無理矢理感、嫌いじゃない。
運転手の方がまたまた素敵な笑顔で荷物を渡してくれ、バイバーイ!と別れる。
もしかするともう今後、死ぬまでこの人に会うことは無いのかもしれない。今後、この人と自分が接する線は無いのかもしれないと思うと、すぐに涙が出てくる。一期一会とかそんな言葉では片付けられない感情である。旅のいい所であり悲しい所でもある。

しかし今回はノスタルジックに浸ってはいられない。現地集合というミッションがあり、暗い顔して行ってはいけない。
ミッションとは言うものの、全員と連絡は取れるので、安心しつつ集合場所にとりあえず向かうと、先に到着していた人達と無事出会うことができた。

集合時間までまだ少しあるため、両替しようとATMに向かうも、英語表記に出来そうにない。タイ語表記で無事両替できるとも思えない。諦めて、無事会えた人に手伝ってもらい両替屋さんで両替する。
タイのお金初めまして。なんと、紙幣はすべて現国王のお顔が印刷されている。なんとも拝みたくなるお顔である。
現時点で円とドルとバーツを保持しているが、もうワケがわからない。

今回の旅に関して、一番の不安はお金の面であった。貧乏旅でもあるからそもそもお金が足りるかという不安面はもちろんあるが、お金のやり取りが上手くできるかという不安もあった。そもそも、日本円でもよく計算を間違えるというかなりデンジャラスなことをしているため、普段はSuicaとかデビットカードを使用している。こんなヤツの手元に急に3カ国のお金が転がってくると、多少なりともパニックになった。

ともかく、無事に皆集合し、自己紹介も一通り済ます。
タクシーやトゥクトゥクという、目的地を伝えたら到着してしまう乗り物は原則禁止というルールに則り、バスや電車を乗り継ぎ、指定された場所へ向かう。スマホも極力禁止❌なので、分からないことがあったらそこら辺の人を捕まえて聞く必要がある。
タイの電車はとにかくキレイで清潔感があった。広告と思われるが、国内で人気のアイドルなのか、やけに顔が白い男性の写真が多く目についた。どちらさんか存じ上げないが、タイというより韓国的な感じである。
タイの韓流事情はよくわからない。

今になって、なぜ初日の写真がまったくないのかと不思議である。

途中で船に乗った。ダブルデッカーのバスみたいな船である。ただ、この船に乗る頃から私は完全に暑さに殺られていた。陽射しがキツすぎる上に風がねぇんだ。正直、船に関しては屋根があり冷房が効いている1階に行きたかったが、景色も景色だしで、2階の太陽直撃シートへ。たぶんこの時に、つむじ焼け消えたと思う。
とはいえ、海外だし、しかもタイだしということでテンションはやや高めであり、一応写真も撮る。
周りはほとんど欧米人だ。タイって流行っているのだろうか。

まだ意識があった頃。


船は、動き出すと高速船みたいに速いので揺れはまったくないのだが、停留所がそこかしこにあるため、よく留まる。
その留まっている間が揺れるんだこれが。
しまった、船に乗るのならアネロン飲んどくんだった。時すでに遅し。途中から景色などどーでもよくなり、暑さと船酔いとの闘いである。さすがに暑すぎるのでみんなで下に降りたが、下は下で2階よりも揺れる。ぎえーーー。
ぎぃーー、ぎぁーーーなど心の中で喚いていると、どうやら目的地に到着したらしい。というか終点だったらしく、係のおばちゃんが、はよ出ろ的なことを言って教えてくれる。しかしもう既に心ここにあらず。熱中症と乗り物酔いのダブルパンチは私の過去に例を見ない。どうなる事やら。


つづく。



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