新型コロナウイルスによる死亡に疑問？！

新型コロナウイルスの速報を見るたびにストレスの蓄積を実感します。
そして「新型コロナウイルスの感染者がお亡くなりになりました。」は強烈に胸が締め付けられます。

さらに有名人の訃報は特に感情が溢れてしまいます。動揺します。
やはり娘たちと共に衝撃を受け悲しんだのは、志村けんさんでした。

その志村けんさんは、新型コロナウイルス感染し重症化した背景にタバコや飲酒が影響だと言われていましたね。
志村けんさんの死亡により、多くの方がこの度の新型コロナウイルス感染による重症化の要因に基礎疾患や生活習慣が影響するということを知ったのではないでしょうか。

そして、少し疑問が生まれました。
新型コロナウイルス感染者の中では無症状や軽症である方が殆どである事実。

ってことは基礎疾患が原因で亡くなられた方がPCR検査で陽性となったら、「新型コロナウイルスによる死亡」とされているのではないか？

そんな疑問も私の立場からは確認のしようがありません。

ただ世間は新型コロナウイルスのことばかりに注目しがちですが、毎年それ以外の疾患で亡くなるかたも大勢いるってこと。そしてもっと注意しなければいけないことがあります。

表は平成30年の「性別にみた死因順位別死亡数・死亡率」（厚生労働省ホームページより）です。

知っての通り、死因順位の第１位は悪性新生物です。総数はもちろん男女別も共に第１位です。

悪性新生物による死亡数は、1,362,482人（男性699,144人、女性663,338人）。

ちなみに一応新型コロナウイルスが死亡原因とされる4月25日時点での人数は334人。
（一応とさせていただいたのは、基礎疾患をお持ちの方は今回の死因が新型コロナウイルスによるものと断定できないのではないかとの疑問があるから。）
もちろん今後も両者ともに死亡者は増えるでしょう。

根拠はこちら厚生労働省ホームページ内を参考にしてます。

で単純に新型コロナウイルスの4000倍もの死亡者を出す悪性新生物（以下は、がんと言い換えます）って怖くないですか。
そのがんの発症原因は、日本人男性の53.3％、女性の27.8%が生活習慣や感染であると思われています。

そして多くの研究者たちが科学的に明らかにする要因に「喫煙」があり、その要因による発症は日本人男性の29.7%、女性の17.5%と考えられています。

つまり、喫煙が要因となるがんでの死亡者数は、およそ488,728人（男性372,644人、女性116,084人）ということになります。
新型コロナウイルスの1463倍もの死亡者ということです。

毎日テレビで、
「喫煙が要因となり死亡者数の累計がまもなく50万人に届く勢いです。」
「喫煙が要因となり死亡者の累計がまた今日も増え今後も続くでしょう。」
そんな報道をしてたらどうでしょう。

喫煙者は減るでしょうね。

そして「受動喫煙」による被害も減るでしょうね。

そう「受動喫煙」による被害があることを真剣に考えたことがありますか？
喫煙者によって命を奪われる方もいるってことですよ。

新型コロナウイルス感染への警戒ともなれば、他の疾患の死亡者数と比較すれば日本は圧倒的に少ないにも関わらず、県外ナンバーってだけで非難され、水にむせただけで白い目でみられます。

喫煙に関しては、ウイルス感染ではない。
目や匂いで確認できる。
急激に症状悪化ということでもない。
だから恐怖心は少ないし、直接、命を削られる的な影響を感じられにくいってところでしょう。

ただし、データで上がっています。

会食の場で、タバコを口にくわえて直ちに吸える状態で「タバコ吸ってもいい？」
これによって長い先で自分だけならまだしも他人の命を奪うかもしれない責任を感じているのでしょうか？

周囲の人は「いいですよ。」っていうしかないでしょうが、
先で自分の命を奪われるかもしれないリスクを感じながら許可をしているのでしょうか？

他の疾患についても生活習慣を正し、自分次第で救える命はあるはずです。

新型コロナウイルスにより、命の大切さに気づけたなら、同時に他にできることもあるはずですよね。