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天才は忘れたころにやってくる

まあ ちょっと 才能とかいうことに
思うところを書いて見ます(^-^)

ボクが大学生の頃です。。。
ひとりの同級生がいました(Mとします)
Mは ほんとうは医学部に行きたかったそうです
で たまたま うかったデザインの学部とか
興味なくて 再試験うけるために頑張ってました。。。

まったく デザインとか興味なかったのですが

Mが 描く絵とか めちゃめちゃ 上手かったんです(^-^;
まあ 精密に描くとか そんな感じではなく。。。
表現がすごいというか?

ある日 教室の机の上に置いてある 一枚の絵を
見たとき ボクはクラクラするような感覚に襲われました。。。
それは 大きな木を 彼が、描いたものですが
その木が まるで 風に揺れる様に 動く感覚に
とらわれたのです。。。

また Mは人物描かせても 独特なタッチで描きました
特に女性像。。。目をきゅっと 描くのですねえ(・-・)

自分もデッサンとかしますが
マネできない!

Mの人間そのものから出てくるものなんですかねえ
あるいは Mという人間を通してどこかから出てくるもの

「Mくん キミは絵の才能があるから 油絵とかに
進んだら おもしろいよ」と
教授に言われても。。。
Mは面白くなさそうに 聞いてました(^-^;

彼にとっては 医学部に入る。。。それだけが
目標でしたから。。。

まあ そういう才能を持ちながら
Mは若くして バイク事故で他界しました。。。

あ まあ なんで こんな思い出を書いてるかというと
ふと 思い出したんですなあ

なんでかというと
最近知り合った ミュージシャンのひとなんですが。。。
やっぱ すごい才能の持ち主で
(ある事情から 名前は伏せます(^O^)

まず 歌詞がすごい!!言葉の連携から紡ぎ出される
イメージの豊かさ!!
まあ ボクのつくる歌詞がモノクロなら
彼の歌詞の世界は 様々な色彩の世界。。。

ボクの言葉が 意味をのせる道具なら
彼の言葉はそれ自体が生きて叫んで動いてる
ちょうど Mの描く 木のように。。。

花伝書にいう「嵩」(かさ)と「長」(たけ)の
長 なんですねえ。。。
生来 持ってる資質。。。

だから 多分 ボクが ず~~~~~~~っと
練習してても 努力してても
彼の表現に 到達することは 出来ないでしょう
それが 長。。。(・-・)

ただ

そのダークな詩の質感が その人の魂の深いとこから
出てるとしたら。。。 
そう ムンクのように。。。
ムンクの絵も ダークな感覚が やっぱ 魅力でしたが
彼の魂の悩みが 消えた時に その魅力も消えてしまいました
ムンクも そのような絵が 描けなくなったそうです。。。

ただ 

ムンクではないので わかりませんが
やっぱ その方が 幸せだったのではないかなあ と 
思います。。。

でも D・リンチみたいに あんな暗い作品を作りながら
普通に暮らしているひとも居ます。。。
彼の父親は かなり 息子のことは 悩んだようですが。。。

まあ どっちにしても かの天才ミュージシャンさんには
幸せになってもらいたいもんです。。。
ん~~~~~~
なんとなく そう思う(・-・)b

まあ 今が幸せなのかもしれませんがね。。。