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Stray Kids? Stray Catsじゃないの?

人間にとって、音楽の吸収率が良いのは経験上、思春期と呼ばれる時期〜20代前半くらいではないでしょうか。

音楽評論家さん達のようにずっと自分の知らない音楽に興味を持ち続け、発掘を続けるというのは稀有な才能だと思います。

吸収率が鈍ってきた人が、次に音楽の新鮮さに目覚めるのは、自分の子どもが意識を持って音楽を聴き始めた時です。

私達は意識せずとも、子ども達に自分の好きな音楽を聴かせています。そして、育った子ども達はその音楽達に少なからず影響を受けていて、そんな子ども達が好む音楽は私達にとって、とても刺激的なものです。

Stray Kidsという名前を初めて見たとき、まあ直感的にStray Catsが頭に浮かんだし、影響を受けた人達なんだろうなぁ、と思いました。

Stray Catsはかのブライアン・セッツァーを中心とするサイコビリーと呼ばれる1980年代に一部の人達の中で流行った、ロカビリーから派生した音楽です。

時代はパンクの時代。歪んだギターでパワーコードを掻き鳴らす(一部のニューヨークパンクなどは違いますが)音楽が流行している中で、ロカビリーのような懐古的なものを求めるニーズがあったようです。

しかし、Stray Catsはそんなロカビリーの基礎と技術を十分に持つブライアン・セッツァーのギター/ボーカルを掲げながらも、スリーピース、ウッドベース、スタンディングドラムというスタイルやその音楽性は古典的なようでありながら、間違いなくパンクなバンドです。(ラーズなども同じようなニュアンスを感じます。)

後に日本ではブランキージェットシティなどのスタイルに影響を与えています。

ブライアン・セッツァーは後にブライアン・セッツァー・オーケストラで「イッチローゥ!」とか歌っていて、日本人にも馴染み深い方ですよね。

そして、Stray Kids(略してスキズ)ですよ。
ジャンルとしてはK-popです。

我が家にケーブルテレビがやってきた直後に、妻がすごいMVがある!と紹介されたのがこのS-Classです。

最初はイントロに出てくるイケメン(フィリックス)がすごいイケメンやなーと思っていたのですが、そのMVのクオリティーがスゴイのはさることながら、音楽性がすごく高い!

それから家族でハマり、子ども達からどんどん情報を教えてもらいました。

どうも音楽はリーダーのバンチャン、ラッパーのチャンビン、ハンの3人(スリーラチャ)が中心に制作しているとのこと。

自分たちで作っているので、芯がある感じがするのです。

前述のS-Classなどはバックトラックの音が最低限であり、ボーカルを入れるためにオケを削り取っているという印象も受けます。

ラップのクオリティも高く、ダンスもヒョンジン、リノ、前述のフィリックスの3人からなるダンスラチャで作ったりもしている模様。

いわゆる歌パートを担当するスンミン、アイエンはめちゃ歌上手いし、日本語での歌唱も上手いです。

一時期はハマりすぎて、出張中ずっとスキズの曲をループ再生していました。

オススメはたくさんありますが、もう三曲あげるとしたら

MANIAC

God's Menu

MEGAVERSE

でしょうか。
韓国語の歌唱(発音の使い方や英語との親和性)を磨き上げてきたK-popというジャンルにも関心です。

このような新しい音楽に出会わせてくれる子ども達に感謝です!


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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